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VAMPSハロウィンライブ無事終幕「また来年会えたら」

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毎年秋の恒例となっているVAMPSによるハロウィンライブイベント「HALLOWEEN PARTY 2012」の最終公演が、10月28日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催。前日の10月27日に続き約1万7500人のファンが全国各地から集まり、アーティストたちの豪華な仮装や貴重なコラボレーションを楽しんだ。

イベント最終日とあって、会場の熱気と興奮の度合いは前日以上。開演前には大山のぶ代のコミカルなアナウンスが場内に響きわたり、雷鳴とともにトップバッターのBREAKERZのライブがスタートした。この日のメンバーはHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAの「HALLOWEEN PARTY」のPVで披露していた衣装を着用。オープニングナンバーにふさわしい「灼熱」を届け、オーディエンスの熱狂に火をつける。神戸公演を含めると5公演目とあってDAIGO(Vo)は、大勢の観客を前に堂々と熱唱。ミイラ姿の彼は「ミイラになるまで神(HYDE)に一生ついていきたいと思います!」と宣言し、爽やかな「SUMMER PARTY」と艶めかしい「REAL LOVE 2010」を続けて投下する。最後は「BREAKERZの中でも一番激しい曲なんでぶっ壊れてくれますか?」という言葉から「DESTROY CRASHER」へ。気合たっぷりのライブで2番手のアーティストにバトンを渡した。

「HALLOWEEN PARTY」初参加となるMAN WITH A MISSIONはスーパーマンやスギちゃんなどバラエティに富んだ仮装で登場。軽快な「DANCE EVERYBODY」でオーディエンスの心をつかむと、ダンサブルなアレンジを施したNIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」のカバーなどを畳み掛ける。歓迎ムードの観客にメンバーも上機嫌。Jean-Ken Johnny(Vo, G)は「JAPANニハマダ浸透シテナイハロウィンデスガ、コンナシャレオツナブッ飛ンダパーティニ参加デキテ光栄ニ思ッテオリマス。毎日ガハロウィンデアレバイイト思イマス」と広い場内を見渡しうれしそうに口にする。さらにイベントにぴったりな「Trick or Treat」を届け「Happy Halloween to everybody!」という言葉でライブを締めくくった。

MAN WITH A MISSIONのステージの直後に行われたファッションショーには、逹瑯(ムック)と明希(シド)がスペシャルゲストとして現れ、明希のドレス姿に会場は一気に華やかな雰囲気に。明希はスカートをひるがえしながら、「家で1回くらいやってみようかな」と冗談めかして語っていた。

Acid Black Cherryは前日に続き馬車に乗っての登場となったが、今回は馬車のカーテンを開けたままで移動。美しさと醜さが同居したガイコツ伯爵に扮したyasuに、観客は黄色い声援を浴びせかけた。ステージにたどり着いた彼が1曲目として歌い上げたのは、狂おしい声が印象的な「ジグソー」。さらに続けて「ピストル」「楽園」とスピーディなロックチューンで固め、アグレッシブなパフォーマンスで「HALLOWEEN PARTY」最終日への気合を伺わせた。

VAMPSのアクトの前にはカラオケ大会や青木隆治によるモノマネショーが行われた。青木はHYDEや美空ひばりなどの声色を真似ながらさまざまな名曲を熱唱してみせる。その見事な歌声に何度もどよめきや感嘆の声が響きわたった。

青木の歌声で会場が十分温まったところで、VAMPSのライブへと移行。彼らはBREAKERZやAcid Black Cherryと同様に、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAの出で立ちでパフォーマンスを披露した。鋭利なギターリフにあわせてコールが巻き起こる中「KYUKETSU-SATSUGAI VAMPS Ver.-」が始まり、HYDEの荒々しい歌声とK.A.Z(G)の激しいプレイがオーディエンスを刺激する。「元気に死んでる? 今日もかわいいゴーストが揃ってるじゃないの」というHYDEの挨拶を経て始まったのは、ボサノバ調の「HALLOWEEN PARTY」。しっとりとした空気が漂ったのもつかの間、「おなか空いてきちゃった。狩りに行こうぜ!」という言葉から「HUNTING」へとなだれ込む。さらに闇の中で赤く目を光らせたHYDEが呪文のような言葉を唱えると、ランウェイに設営された墓標の下からDAIGO、yasu、青木ら出演者たちが姿を見せた。そこから披露されたのは普段以上にパーティムード全開のSHAMPOO「TROUBLE」のカバー。ダンサーに扮した出演者たちは思い思いの振り付けで踊りVAMPSのプレイを盛り上げる。ラストを彩ったライブの定番曲「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」では、K.A.Zが豪快にギターをかき鳴らし、HYDEが吠えるような歌声で絶唱するなど、鬼気迫るステージが繰り広げられた。

イベントの最後を飾るHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAのアクトは、不気味な3拍子のリズムとHYDEの傍若無人な指揮が炸裂する「Penalty Waltz」から幕開け。リズム感覚を競うゲームコーナーも行われ、リズムを乱したAliやAKIHIDEがランウェイでカラオケを披露する罰ゲームをすることに。しかし最後のターンではなぜかほぼ全員がランウェイに移動し、KARAの「ミスター」を踊るという事態となった。

また前日はHYDEがAcid Black Cherryの「シャングリラ」をyasuに内緒で歌うサプライズを行ったが、この日はDAIGOが餌食に。「1曲だけ歌っちゃっていいですか?」とBREAKERZの「オーバーライト」を歌い出すHYDEに、DAIGOは目をきょろきょろさせる。DAIGOが場の空気に慣れた2番では、HYDE、yasu、DAIGOが声を重ね合わせ観客をうっとりと酔わせる一幕も。そして計5日間にわたった「HALLOWEEN PARTY 2012」もフィナーレに突入。最終日のHALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAは、VAMPS、Acid Black Cherry、BREAKERZという全公演出演のレギュラー陣に加え、Tommy february6、逹瑯、青木隆治、柩(ナイトメア)、明希、分島花音、Ali(MONORAL)、Baraki、MAN WITH A MISSIONが参加する大所帯に。全員がジャックオランタンのバッグを手にステージやランウェイからお菓子を投げ、マイクを手にしたHYDEは「また来年会えたらいいね」と来年の開催を誓い、観客と再会を約束する。そして過去最大規模の「HALLOWEEN PARTY」は、ステージ上のアーティストも観客も笑顔の中で大団円を迎えた。

2012年10月28日 幕張メッセ国際展示場9~11ホール
「HALLOWEEN PARTY 2012」セットリスト

BREAKERZ

01. 灼熱
02. SUMMER PARTY
03. REAL LOVE 2010
04. DESTROY CRASHER

MAN WITH A MISSION

01. DANCE EVERYBODY
02. Get Off of My Way
03. Smells Like Teen Spirit
04. FLY AGAIN
05. Trick or Treat

Acid Black Cherry

01. ジグソー
02. ピストル
03. 楽園
04. チェリーチェリー
05. SPELL MAGIC

VAMPS

01. KYUKETSU-SATSUGAI VAMPS Ver.-
02. DEVIL SIDE
03. HALLOWEEN PARTY~BOSA~
04. HUNTING
05. ANGEL TRIP
06. TROUBLE
07. SEX BLOOD ROCK N' ROLL

HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA

01. Penalty Waltz
02. Rhythm Game
03. HALLOWEEN PARTY

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