彩冷えるが一夜限り復活「またいつかこのメンバーで」

昨日6月29日、東京・高田馬場AREAのオープン15周年を記念したライブイベント「AREA 15th Anniversary」がZepp Tokyoで開催され、R指定、Kra、SCREW、ダウト、MoranといったAREA出身のヴィジュアル系バンドが多数登場した。この中で、2010年夏から活動を休止していた彩冷えるが、一夜限りの復活を果たした。

彩冷えるは2010年8月、夢人（G）、タケヒト（G）、インテツ（B）、KENZO（Dr）の4人が脱退したことにより活動を休止。脱退した4人は新バンドAYABIEを結成して活動し、残った葵（Vo）はソロや涼平（メガマソ）とのユニットで活躍していた。

今回は縁のあるライブハウスの記念イベントのため、メンバー5人が久しぶりに揃ってステージに登場。5人が勢ぞろいした光景に、涙を流すファンの姿も多数見受けられた。葵はMCで「言葉は心を超えないと思っていますが、僕たちはミュージシャンです。だから音楽でみんなに俺たちの心を隅っこまで届けるから、全て受け取って帰ってくれ！」と叫び、集まったファンを煽る。そしてインディーズ時代の楽曲からメジャーデビュー後のナンバーまで、全8曲を披露した。

終盤に葵は改めて「みんなから最高の景色をもらいました。俺達はまたそれぞれの道を進んでいきますが、これでまたがんばれます。ありがとう」と挨拶。また、夢人も終演後「5人でのライブ、本当に楽しくて、一瞬で過ぎていきました。またいつかこのメンバーでステージに立ちたいです。みんなの笑顔が最高でした、ありがとう！」と語り、ひさびさの彩冷えるのステージを楽しんだ様子を見せた。

今後、葵とAYABIEは再びそれぞれの活動を展開。葵は新プロジェクト「168 -one sixty eight-」名義でのシングル「雪月花」を8月8日にリリースし、AYABIEはメジャー1stアルバム「ANSWER」を8月22日に発売する。