Base Ball Bearアニバーサリーイヤーの幕開け 騎手、未来人、ケンタウロスが躍動した2026年初ワンマン

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Base Ball Bearの2026年初ワンマンライブ「新春ベースボールベアーちゃん祭り2026」が1月11日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された。

Base Ball Bear(Photo by AZUSA TAKADA)

Base Ball Bear(Photo by AZUSA TAKADA)

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未来都市・パドッコから来ました、堀之内大介の末裔です

「新春ベースボールベアーちゃん祭り」はコロナ禍の2021年に配信で初開催され、これで4回目となるイベント。2024年からはゲストMCに遠山大輔(グランジ)を迎え、トークを交えながら実施されている。

今年は小出祐介(Vo, G)が騎手、関根史織(B, Cho)がケンタウロスという午年にちなんだ格好で、堀之内大介(Dr, Cho)が全身青色の謎めいた衣装で登場し、のっけから会場が爆笑の渦に包まれた。「未来都市・パドッコから来ました、堀之内大介の末裔です」と自己紹介した彼が生まれた経緯は、1月28日発売のミニアルバム「Lyrical Tattoo」のVICTOR ONLINE STORE限定盤に収録される副音声で確認できるとのことだ。

未来都市・パドッコからやって来た堀之内大介の末裔。(Photo by AZUSA TAKADA)

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「新春ベースボールベアーちゃん祭り2026」の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

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堀之内は“節目”の曲をチョイス

Base Ball Bearは遠山を交えたトークと、メンバー1人ひとりの選曲によるライブを交互に展開した。未来人やケンタウロスといった設定にがんじがらめになりながらも、衣装や年末年始の話題でひとしきり盛り上がったのち、まずは堀之内が選曲した「プールサイダー」「tobu_tori_」「SHINE」を演奏した3人。それぞれ慣れない姿であったが抜群のコンビネーションは変わらず、新年の幕開けにふさわしいソリッドかつダイナミックなバンドサウンドで会場に一体感をもたらした。

今年はBase Ball Bearが結成25周年、デビュー20周年を迎える節目にあたる。堀之内は自身の選曲について「3人体制になったときや、コロナ禍以降など、自分の中で“節目”だと感じる曲」だと説明した。また「tobu_tori_」は昨年の新日本プロレスのテーマソング。プロレスファンの彼にとって思い入れの強い1曲であった。

堀之内大介(Dr, Cho)(Photo by AZUSA TAKADA)

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ダブ的アプローチに味をしめた小出

続いて2025年を振り返ったBase Ball Bear。厄年だった小出と、前厄だった堀之内は主に健康面の苦労を吐露する。一方の関根は映画「リンダ リンダ リンダ」再上映や、サポート活動を含めてたくさんのステージを踏むなど充実していた様子。「(今年は)さらに!」と端的に意欲を見せるも「さらに!で止める人いないよ!」と総ツッコミを受けた。次に始まったのは小出選曲ブロック。3人は深いリバーブがセンチメンタル成分を濃くした「スローモーションをもう一度」から、関根ボーカル曲「LOVESICK」、メジャー1stアルバム収録曲「GIRL OF ARMS」へとつながる、ダブ的なアプローチのサウンドで観客の体を心地よく揺らした。

小出は過去の「ベボベちゃん祭り」でも“ダブ特集”的な選曲をしており「完全に味をしめました」と満足げ。また「改めて聴くと、パワーで押し切っているなあと感じるようになった」と近年、初期曲の聞こえ方が変化していることなどを明かした。

小出祐介(Vo, G)(Photo by AZUSA TAKADA)

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関根、ケンタウロスズハイ

ひさびさに「LOVESICK」をフルコーラスで歌った関根は「緊張して倒れそうでした」と心境を明かす。「後ろ脚も付いてるしねえ」と遠山が再びケンタウロス姿をイジると「そう。もう、ギリギリですよ……」と答え、「何に対して!?」とまたしても総ツッコミを受けてしまう。そんな、ややフォームを崩し気味な関根が選んだのは、「アンビバレントダンサー」「(LIKE A)TRANSFER GIRL」「USER UNKNOWN」というレアなナンバー。手数の多いドラムパターンや、複雑に絡み合うギターとベースなど、同公演の中で最もハイカロリーなブロックとなり、エネルギッシュかつグルーヴィな演奏が喝采を巻き起こした。

高難度な選曲でメンバーから軽くクレームを受けながらも「やったー、できた!」と自身のブロック完走を喜んだ関根。「がんばってるところを見てほしかった」という彼女に大きな拍手が送られ、そんな様子を遠山が「(ランナーズハイならぬ)ケンタウロスズハイに入ってる」と表現した。

関根史織(B, Cho)(Photo by AZUSA TAKADA)

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Base Ball Bear、いいバンドすぎるー!

ラストブロックにて、Base Ball Bearはニューアルバム表題曲「Lyrical Tattoo」をライブ初披露。さらに遠山をボーカルに迎える、恒例のコラボを展開した。演奏曲は、遠山が歌詞を読んで「明日から続く未来に間違いなんてないと言ってくれている」と感じ、涙が出るほど感動したという「逆バタフライ・エフェクト」。気持ちを込めて歌い上げた彼は「いい曲すぎる! Base Ball Bear、いいバンドすぎるー!」と叫んでステージをあとにした。最後にBase Ball Bearは「海になりたい part.2」をアグレッシブに演奏。極限まで上り詰めるようなすさまじいアウトロで会場に熱気を充満させ、笑顔と興奮にあふれた新年一発目のライブに幕を下ろした。

遠山大輔(グランジ)がボーカルを務めた「逆バタフライ・エフェクト」演奏の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

遠山大輔(グランジ)がボーカルを務めた「逆バタフライ・エフェクト」演奏の様子。(Photo by AZUSA TAKADA) [高画質で見る]

Base Ball Bearは2月から7月にかけて「Lyrical Tattoo」リリースツアーを実施。9月4日にはイベント「SHIBUYA NONFICTION III」を東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催する。本イベントのゲスト第1弾として、岡村靖幸とRHYMESTERの出演が発表された。各公演のチケット情報はオフィシャルサイトで確認を。

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セットリスト

「新春ベースボールベアーちゃん祭り2026」2026年1月11日 EX THEATER ROPPONGI

01. プールサイダー
02. tobu_tori_
03. SHINE
04. スローモーションをもう一度
05. LOVESICK
06. GIRL OF ARMS
07. アンビバレントダンサー
08. (LIKE A)TRANSFER GIRL
09. USER UNKNOWN
10. Lyrical Tattoo
11. 逆バタフライ・エフェクト(Vo. 遠山大輔)
12. 海になりたい part.2

公演情報

Base Ball Bear Tour 「Lyrical Tattoo」

2026年2月15日(日)愛知県 THE BOTTOM LINE
2026年2月27日(金)大阪府 BIGCAT
2026年3月19日(木)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
2026年5月15日(金)宮城県 darwin
2026年5月16日(土)新潟県 GOLDEN PIGS RED STAGE
2026年5月28日(木)千葉県 千葉LOOK
2026年6月4日(木)京都府 磔磔
2026年6月6日(土)岡山県 IMAGE
2026年6月7日(日)愛媛県 Double-u studio
2026年6月19日(金)石川県 Kanazawa AZ
2026年6月20日(土)長野県 LIVE HOUSE J
2026年7月3日(金)北海道 BESSIE HALL
2026年7月5日(日)青森県 青森Quarter
2026年7月10日(金)福岡県 DRUM Be-1
2026年7月11日(土)熊本県 熊本B.9 V2

Base Ball Bear「SHIBUYA NONFICTION III」

2026年9月4日(金)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
<出演者>
Base Ball Bear / 岡村靖幸 / RHYMESTER / and more

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BaseBallBearOfficial @BBB_Staff

【ライブレポート公開】
先日1月11日に行われた「新春ベースボールベアーちゃん祭り2026」のライブレポートが公開!

▶︎ライブレポートこちら
https://t.co/zNw0MY7r3A

来月から始まるツアー「Lyrical Tattoo」や9月開催の「SHIBUYA NONFICTION Ⅲ」も皆さまお見逃しなく! https://t.co/vCGIN1tOxy

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