ORANGE RANGE、葛藤乗り越え19年ぶり紅白へ！今年の漢字は「クマ」その心は

2025年12月29日 11:52 46 11 音楽ナタリー編集部

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12月31日にNHK総合ほかで放送される「第76回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが本日12月29日に行われている。この記事ではORANGE RANGEの囲み取材の模様を紹介する。

ORANGE RANGEとは？

沖縄出身・在住の5人組バンド。2001年に結成し、地元・沖縄にある米軍のライブハウスを中心に活動を始める。2002年にミニアルバム「オレンジボール」をインディーズから発表。以後、沖縄以外でのライブも頻繁に行うようになり、2003年にシングル「キリキリマイ」でメジャーデビューを果たす。続く2ndシングル「上海ハニー」がオリコン週間ランキング5位を記録。その後も「ロコローション」「花」「ラヴ・パレード」「キズナ」など、数々のヒットを飛ばす。2024年はインディーズデビュー記念日の2月22日に「Zombie」を、9月に「三線Punk」を配信リリース。またNAOTOはソロ名義・naotohiroyama名義で8月から新曲を6曲連続で発表した。2025年9、10月は6thアルバム「world world world」の再現ツアー「RANGE AID+ presents RWD← SCREAM 025」を開催する。

ORANGE RANGE

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ORANGE RANGEの紅白出場は19年ぶり。本番を目前に、RYOは「非常にひさしぶりに出演させていただきます。自分たちのよさを出せるようにがんばります」と、真摯に意気込みを語る。過去の出演時は中継での参加だったため、NHKホールのステージに立つのは今回が初めて。「ステージやスタッフの皆さんの規模感を目の当たりにして、初出場くらいの気持ちで緊張しています」と率直な心境を明かした。

RYO（ORANGE RANGE）［高画質で見る］

今回披露するのは、近年リバイバルヒットを記録している「イケナイ太陽」。この曲についてRYOは「『イケナイ太陽』という曲をやるにあたって、実はすぐ前向きにはなれなかったんですけど、素晴らしいチームの思いを感じながら勇気を持って出られました」と振り返る。「すぐに前向きになれなかった」理由について問われると、「過去の作品をもう一度、というと、どういう反応が来るのか不安がありました。でも今の時代はそういうのは考えないでいいのかな、と僕らのスタッフの皆さんが思わせてくれました。それは僕にとっての発見でもありました」と、葛藤を乗り越えての出演であることを明かした。

今年の紅白にはTUBEも出場することから、「真冬に真夏の歌を歌うこと」について話題が及ぶと、RYOは「得意としておりますので」と即答し、報道陣を和ませる。そして「熱量を生むことができるようにがんばります」と、冬の寒さを吹き飛ばすようなパフォーマンスを誓った。

質疑応答の最後には「2025年を漢字1文字で表すと？」というお決まりの質問が。RYOは「俺にすると『広（がる）』とか面白くない回答になっちゃうかもだから……」と苦笑いし、隣にいたHIROKIへ回答を委ねる。そうしてパスを受けたHIROKIは「“くま”です」と答え、会場をざわつかせた。理由についてHIROKIは「我々を裏で操っていたスタッフに『クマベ』という者がいて……」と真顔で説明。さらに、その漢字の表記についてメンバーは「（動物の熊じゃなくて）『卑猥』の『猥』みたいな字のクマ」と独特すぎる表現で補足し、最終的に「隈」の一文字であることを明かして取材陣を笑わせた。