ストレイテナー×Chilli Beans.がZepp新宿で初ツーマン、持ち時間60分で示した “カッコいいロック”

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ストレイテナーChilli Beans.のツーマンライブ「ライブナタリー “ストレイテナー × Chilli Beans.”」が3月13日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で開催された。

ストレイテナーとChilli Beans.。(撮影:山川哲矢)

ストレイテナーとChilli Beans.。(撮影:山川哲矢)

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ストレイテナーとChilli Beans.がツーマンを行うのはこれが初。2組は持ち時間60分の中で熱演を繰り広げ、それぞれの音楽性を示した。

Chilli Beans.

Chilli Beans.(撮影:山川哲矢)

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開演を迎えると、ステージに飾られたChilli Beans.のロゴをかたどったネオン管がピンクに点灯。鼓動の音を思わせるSEが流れ、観客の期待を高めていく。Chilli Beans.のライブは「aaa」でスタート。Moto(Vo)、Maika(B, Vo)、Lily(G, Vo)は浮遊感のあるサウンドと柔らかな歌声でドリーミーなムードを描き出す。「rose feat. Vaundy」に移ると、ギターを置いたMotoがハンドマイクで歌いながらステージを自由に移動。高揚感あふれるロックサウンドに乗せて、オーディエンスが心地よさそうにハンズアップした。さらに、Maikaがスラップベースやエネルギッシュな歌声で魅了した「See C Love」、ファンクの要素もあるパーティチューン「Welcome」、ステップを踏みながらのプレイが印象的な「lemonade」も披露され、フロアの熱気はぐんぐん上昇していった。

Maika(B, Vo / Chilli Beans.)(撮影:山川哲矢)

Maika(B, Vo / Chilli Beans.)(撮影:山川哲矢)[拡大]

演奏中には互いに視線を交わし、ライブを心から楽しむように笑顔を見せるChilli Beans.。「アンドロン」からは会場の空気をアンニュイなムードに塗り替えていく。薄闇に包まれつつグルーミーな「doll」を披露したあと、「105☻」ではMotoがMotoがクールな歌唱や感情を吐き出すような歌声で観客を惹き付け、ミステリアスな世界観を演出した。そんな余韻が残る中、Motoは「素敵なライブができてうれしいです。ストレイテナーさん、楽しみだよね」と無邪気に話す。Maikaは「ストレイテナーさんとは真冬の大阪のイベントで、『赤鼻のトナカイ』を歌った仲なんだよね」と誇らしげに明かし、Lilyもほほえみながらうなずいた。

Lily(G, Vo / Chilli Beans.)(撮影:山川哲矢)

Lily(G, Vo / Chilli Beans.)(撮影:山川哲矢)[拡大]

和やかなMCのあとには、再びギアをトップに入れるように、Lilyのキャッチーなギターが高らかに響く「Mum」、心弾むようなサウンドの「シェキララ」をドロップし、たちまちにぎやかなムードに。とびきりポップな「you n me」でハイテンションなパフォーマンスを展開し、ストレイテナーにバトンを渡した。

ストレイテナー

ストレイテナー(撮影:山川哲矢)

ストレイテナー(撮影:山川哲矢)[拡大]

3月1日に沖縄・桜坂セントラルでアルバム「The Ordinary」を携えた全国ツアーを終えたストレイテナー。ホリエアツシ(Vo, G, Piano)はこれに触れつつ「Chilli Beans.が好きということで、アルバムのツアーが終わったばかりなんですけど、二つ返事でOKさせていただきました」と出演理由を明かした。

ホリエアツシ(Vo, G, Piano / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)

ホリエアツシ(Vo, G, Piano / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)[拡大]

ホリエアツシ(Vo, G, Piano)、ナカヤマシンペイ(Dr)、日向秀和(B)、大山純(G)は1曲目「COME and GO」で開放感のあるアンサンブルとともに前向きなメッセージを届ける。さわやかで切ないムードをまとった「シーグラス」のあとは、「走る岩」「泳ぐ鳥」に連なる「叫ぶ星」でエモーショナルな空気を増幅させた。

ナカヤマシンペイ(Dr / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)

ナカヤマシンペイ(Dr / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)[拡大]

「俺たちストレイテナーって言います」というおなじみの自己紹介のあと、「20年ぐらい先輩のロックバンドです。Chilli Beans.みたいにカッコいいバンドが好きなんですけど、もうちょっと僕らもカッコつけさせてください」と言うホリエの言葉をきっかけに「タイムリープ」へ。ひなっちはターンも見せながら骨太なベースラインでフロアを揺らす。シンペイが刀を抜く侍かのごとく腰に当てたドラムスティックを天に掲げると、彼らは重厚なロックチューン「The World Record」を投下。OJはしなやかな動きでストイックにギターをプレイし、オーディエンスのシンガロングで会場がひとつになった。

日向秀和(B / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)

日向秀和(B / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)[拡大]

大山純(G / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)

大山純(G / ストレイテナー)(撮影:山川哲矢)[拡大]

ホリエがギターからキーボードにパートチェンジし、アッパーチューン「Skeletonize!」、流麗なキーボードが際立つバラード「イノセント」をパフォーマンス。その後、ホリエは「アルバムのツアーは土日で夕方17時スタートで19時に終わってたんですけど、これは20時半スタートでヘロヘロなんです(笑)。がんばります」と本音をこぼしながらも、メンバーは「Uncertain」を観客と再会を誓うように届け、ライブの大定番「REMINDER」で出番を終えた。アンコールを求める拍手は鳴り止まず、ストレイテナーは再び舞台へ。ホリエが「アンコールとか考えてなくて、リハでもやってないんですけど……ストレイテナーを観に来てくれた人、Chilli Beans.のファン、ストレイテナーとChilli Beans.どっちも観に来た人、ナタリーファンの皆さんに」とメッセージを伝えると、ストレイテナーは「瞬きをしない猫」で勢いよく爆音を響かせ、会場を大いに盛り上げた。2組のパフォーマンスを称えるように、オーディエンスからは大きな歓声が沸き起こった。

セットリスト

「ライブナタリー “ストレイテナー × Chilli Beans.”」2025年3月13日 Zepp Shinjuku(TOKYO)

Chilli Beans.

01. aaa
02. rose feat. Vaundy
03. neck
04. See C Love
05. Welcome
06. School
07. lemonade
08. アンドロン
09. doll
10. 105☻
11. Mum
12. Tremolo
13. シェキララ
14. you n me

ストレイテナー

01. COME and GO
02. シーグラス
03. 叫ぶ星
04. クラッシュ
05. タイムリープ
06. The World Record
07. Skeletonize!
08. イノセント
09. 雨の明日
10. 彩雲
11. Uncertain
12. REMINDER
<アンコール>
13. 瞬きをしない猫

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ストレイテナー @straightenerjp

【web掲載】

音楽ナタリー

3/13(木)出演「ライブナタリー “ストレイテナー × Chilli Beans.”」のライブレポートが公開されました!

詳細はこちら
https://t.co/GHQ4fNFrVg

#ライブナタリー
#ChilliBeans
#ストレイテナー https://t.co/lrpsda4vwJ

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