震災復興支援ソング「星めぐりの歌」にMOTOCOMPOら参加

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仙台の音楽イベント「POPTUNE」を主催する中村亮介と畠山智世が、東日本大震災被災地の復興支援を目的とした「東日本大震災SONG AID 星めぐりの歌 回向 -ECHO- PROJECT」を設立。震災からちょうど9カ月後となる本日12月11日より、Dr.Usui(MOTOCOMPO)のプロデュースによる楽曲「星めぐりの歌」を配信する。

写真はチャリティソング「星めぐりの歌」ジャケット。

写真はチャリティソング「星めぐりの歌」ジャケット。

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この作品には、森若香織宍戸留美、chiho(MOTOCOMPO)、野本かりあ朝日美穂がボーカルとして参加。岩手県花巻出身の宮沢賢治が作った歌「星めぐりの歌」が、A-beeのアレンジにより現代風に生まれ変わっている。

この楽曲は本日よりiTunes Storeほかで配信開始。売上金は宮城県みやぎびっきの会「びっきこども基金」を通じて義援金として寄付される。

星めぐりの歌 回向 -ECHO- プロジェクト概要

この星めぐりの歌のプロジェクトを開始するにあたり、回向(えこう)・ECHOという言葉が、
頭をよぎりました。回向とは、自分の善行は自分ではなく知らない誰かを幸せにするという仏教思想です。
この『星めぐりの歌』がECHOのように響き、回向のように知らない誰かを幸せにできますように。

<企画趣旨>
星めぐりの歌を現代風にアレンジし、様々なアーティストの歌声により制作。
楽曲はitunes等の配信サイトでリリース。その利益は宮城県びっきこども基金を通じ、
東日本大震災で震災にあわれたこどもたちの支援に使わせて頂きます。

発起人:中村亮介、畠山智世(POPTUNE)
プロデューサー:Dr.Usui(MOTOCOMPO / (M)otocompo)
サウンドアレンジ:A-bee
ボーカリスト:森若香織、宍戸留美、chiho(MOTOCOMPO)、野本かりあ、朝日美穂

星めぐりの歌 発表に添えて(POPTUNE 中村亮介が震災から8カ月後の11月11日に発表したコメント)

東日本大震災から、早くも約8ヶ月の月日がたちました。
ここ仙台も何事もなかったように喧騒にあふれ、
カフェで聴こえてくる声もいつもの当たり前の日常のシーンが戻ってきました。

そして生きている私たちは、日々毎日の生活の糧に追われる日々が戻り、
今を何事もなかったように、暮らしています。

また、寒い冬がやってきました。今日は11月11日。ちょうど震災から8ヶ月目の日。
今季初めて初めて、あの時着ていたコートに袖を通しました。また寒い冬の始まりです。
薄暗く、どんよりとした一日。あの日のような寒さと 小雨まじりの一日でした。
雪が降るかもしれない。そうつぶやく人もいました。

その薄暗い空を見上げて震えた瞬間、
あの日以来、徐々に薄れていた記憶が鮮明に思い出されました。
ガラスが飛散し、廃墟のように暗くなったアーケード。シャッターの降りた地下鉄の入り口。
闇市のように暗い店頭でお菓子やホッカイロを売るドラッグストア。警察のサイレンとホィッスル。
そして津波で多くの尊い命が奪われる中、
停電でそんな惨劇を知ることもなく、ただ無力に家路に向かい歩くことしかできない人の群れ。
信号が消えクラクションが鳴り響き、彷徨う渋滞の車の群れ。

あらためて今思うのは、
『忘れてはいけない。あの瞬間を。そして多くの尊い命が、生活が一瞬にして奪われたことを。』
この星めぐりの歌を通し、あの暗い日々を思い出してほしいわけではありません。
でも、何もわからず 津波によって奪い去られた尊い命があったことを、
たまに思い出してほしいのです。

この『星めぐりの歌』を口ずさむときに。
ふと見上げた星空が、『きれいだな。』と思った瞬間に。

そして宮沢賢治の描いた、『イーハトーヴォ』のような世界で、
なくなられた方々が穏やかに笑っていますように。

2011年11月11日
回向 -ECHO- PROJECT 中村亮介

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