与田祐希が卒業直前に語る“与田っぽさ”全開の3rd写真集「ヨーダ」、まっすぐ信じる乃木坂46の未来

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与田祐希乃木坂46)の3rd写真集「ヨーダ」が2月12日に発売される。これに伴い、与田が音楽ナタリーの取材に応じた。

与田祐希(乃木坂46)

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“与田っぽさ”の正体

与田祐希(乃木坂46)

与田祐希(乃木坂46)[拡大]

2016年、16歳のときに第3期メンバーオーディションに合格し、乃木坂46として活動スタートさせた与田。マイペースなキャラクターで周囲から愛され続ける彼女は、2月22、23日に福岡・みずほPayPayドーム福岡で卒業コンサートを行い、約8年半のアイドル人生に終止符を打つ。そんな与田の写真集が発売されるのはこれが3冊目。発売が決定した際、ファンへの感謝の気持ちが湧き上がると同時に「見返したときに温かい気持ちになれるような写真集にしたい」と考えたと与田は語る。

与田祐希(乃木坂46)3rd写真集「ヨーダ」通常版表紙(撮影:細居幸次郎)

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与田祐希(乃木坂46)

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乃木坂46 与田祐希 3rd写真集「ヨーダ」

「乃木坂46 与田祐希 3rd写真集『ヨーダ』」
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1冊目「日向の温度」、2冊目「無口な時間」に続く今作のタイトルは「ヨーダ」。秋元康から送られた複数のタイトル案からこれを選んだ与田は「インパクト大ですよね。家族やメンバー、ファンの方も私っぽいと言ってくれます。3冊目ならではのタイトルです。1st写真集だったら選んでないと思うので」と満足気だ。写真集に対する周囲の反応について聞くと、タイトルをメンバーからイジられたほか、先行カットを選ぶ際、その場に居合わせた同期メンバーの梅澤美波や佐藤楓から「これが与田っぽいんじゃない?」と意見をもらったという裏話が明らかに。しかし、この「与田っぽさ」の正体を、与田自身はどう捉えているのか。「よく言われるんですけど、私自身はわからないんです。だって常に与田ですもん。そんなあいまいな、もやっとした与田っぽさが、この写真集を見れば伝わると思っています」と、与田はその答えを読者の目に委ねた。

「赤ちゃんだった」過去作からの成長

ウォンバット(左)と与田祐希(右)のツーショット。(撮影:細居幸次郎)

ウォンバット(左)と与田祐希(右)のツーショット。(撮影:細居幸次郎)[拡大]

「今までのお仕事の中で一番深くまで携わらせていただきました」という言葉通り、今作では早期から本人が打ち合わせに参加。「オーストラリアでウォンバットと一緒に写真を撮りたい」「過去2冊を撮影したときは未成年だったので、24歳になった今回はお酒を飲むカットを入れたい」「木に登りたい」「ジェットスキーがしたい」など、本人の希望が多数盛り込まれた。衣装も本人こだわりのものばかりで、フィッティングには通常の倍ほどの時間がかかったという。

ホテルのベッドでまどろむ与田祐希。(撮影:細居幸次郎)

ホテルのベッドでまどろむ与田祐希。(撮影:細居幸次郎)[拡大]

自らが深く関わった分「いい作品にしなければ」と責任感も伴ったというが、現地での与田の心は「楽しい」という感情一色に。童心に返ったようにはしゃぐ彼女のナチュラルな姿は本書の魅力の1つだ。与田は過去作と今作に映し出された自分の姿を比較して「過去の自分はカメラを向けられると固まってしまって、今では考えられない日焼けの仕方をしていたり(笑)、本当に“赤ちゃん”だったなと思います。当時ならではの写真もあったと思いますが、今ではカメラの前でも素直な感情でいられるようになりました」と成長の実感を語ってくれた。今作で発見した自身の新鮮な姿を聞くと、ランジェリー姿でまどろむ1枚や、自身がセンターを務めた「逃げ水」の衣装を着てはらりと涙をこぼすカットなどが挙げられた。

「逃げ水」センターの自分へ「存分に苦しんで」

乃木坂46「逃げ水」初回限定盤Type-Aジャケットは大園桃子と与田祐希のツーショット。

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乃木坂46「逃げ水」衣装を着て涙する与田祐希。(撮影:細居幸次郎)

乃木坂46「逃げ水」衣装を着て涙する与田祐希。(撮影:細居幸次郎)[拡大]

2017年に大園桃子とともにダブルセンターを務めた18thシングル「逃げ水」。初めてセンターポジションに抜擢され、多くの苦労を経験したこの曲を、与田は「美しい思い出として形にしたかった」という。「逃げ水」活動時期の自分に言葉をかけるなら?と問うと、与田は「存分に苦しんで!ですね。壁にぶち当たって人は強くなりますから。大変なことが多かったけど、私は周りの人に恵まれていたし、今思えばすごく大切でありがたい経験です。だから、たくさんもがいてほしい。結果的に今すごく楽しいですし、この苦しみがある人生でよかったです」ときっぱり。写真集で見せている泣き顔については「くしゃっと泣いている写真は残っていても、こんなふうに清々しい、温かい涙の写真は今までなかったと思います」と語った。

与田祐希(乃木坂46)

与田祐希(乃木坂46)[拡大]

与田祐希(乃木坂46)

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「想像を超える仕上がりになりましたし、大満足です。思い残すことはありません」と写真集に胸を張った与田。「何事も楽しかったらすべてOK」とも話した彼女の前向きなマインドは、乃木坂46の活動を通して身に付いたという。「もともと人前に立つタイプではありませんでしたが、この8年半で、自分の気持ちを人に伝えることができるようになったし、人前で歌ったり踊ったりすることを楽しいと思えるようになった。人との関わりをもっと大事にしたいし、人と話すのが楽しくなったんです。それはファンの方がいてくれるからこそです」と自らの変化を明かした与田は、さらに「客観的に物事を見られるようにもなりました。昔は目の前のことだけに必死だったけど、やっと視野が広がったように思います」と続ける。「落ち着いてまわりを見渡すと、楽しいことや発見がたくさんあります。発見があるから、楽しいと思うのかな? わからないけど、年々アイドル活動が楽しくなっていきました」と語る彼女の表情は晴れやかだ。

乃木坂46も与田祐希も走り続ける

桟橋から海へダイブしている与田祐希(乃木坂46)。(撮影:細居幸次郎)

桟橋から海へダイブしている与田祐希(乃木坂46)。(撮影:細居幸次郎)[拡大]

与田がアイドル活動を続けることができた理由の1つが、乃木坂46への愛。「乃木坂46の好きなところは?」という質問に、与田は「人がいいところです」と即答し「ファンの方も関係者の方も、人に恵まれているなと思うし、そんな人たちの期待に応えたいと感じるんです」と付け加えた。「外からみんなの姿を見るのがすごく楽しみ。6期生にはまだ会っていないんですけど、きっと素敵な子たちが入ってきます。走り続けるグループだと信じているので、私も負けないように走らなきゃと思います。いつか乃木坂46が出る『紅白歌合戦』をお家でリアルタイムで観たかったので(※乃木坂46は2015年から2024年まで10年連続で出場)、ずっと出場し続けてほしいです」と卒業後のグループに思いを馳せた与田。彼女は今後について「人生最初の分岐点が乃木坂46に入ったことだとしたら、卒業は2回目の分岐点。人生は長いし、今まで歩いて来た道を振り返ると、これから先も安心して歩いて行ける気がします。不安もあるけど楽しみのほうが大きいので、ファンの皆さんにも楽しみにしてもらえるとうれしいです」と希望に満ちた言葉で語り、卒業コンサートについて「面白い演出やサプライズを用意しているので、お楽しみに」とコメントした。

与田祐希(乃木坂46)

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最後に与田は「ヨーダ」発売を楽しみに待つファンへ向けて「8年半の成長を見ていただける写真集になっています。何より私が一番楽しんで、やりたいことを全部やらせていただいて、愛にあふれているので、毎晩抱きしめて、温度を感じながら寝てください」とメッセージを送った。

公演情報

乃木坂46 与田祐希 卒業コンサート

2025年2月22日(土)福岡県 みずほPayPayドーム福岡
2025年2月23日(日・祝)福岡県 みずほPayPayドーム福岡

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