萌々と大国麗によって2017年に結成された女性コンビ・爛々。劇場や賞レースで活躍していたが、大国の休養以降は萌々が「爛々の萌々」として1人で活動を続けていた。今年6月、萌々が自身のYouTubeチャンネルにて大国の退院を報告。再びコンビでの活動が期待される中、萌々が初単独ライブ開催を発表し、その公演名は大国の名前「麗(うらら)」を使った「麗々」と題された。
チケットはソールドアウトし、立ち見も出る盛況ぶり。漫談やゲームコーナーで会場を盛り上げたあと、萌々は「実はお話したいことがあります。うーちゃん(大国)のこと」と話し始めた。大国に悪性リンパ腫という血液のがんが見つかり、そのあと脳炎も併発したことを明かす。やっとテレビ電話できたときには、大国は気管切開をしていて言葉は交わせなかったものの、大国が“チョメ”(大国のおなじみギャグで、指をばってんにする動き)をしてくれたと話して笑わせた。
5月に退院することができ、今はリハビリ期間中とのこと。「一旦、がんも脳炎も大丈夫となった」が、高次脳機能障害の後遺症はあるという。言葉がうまく出てこなかったり、呂律が回らなかったりすることがあり、完全に仕事復帰するのはまだ難しい状態であると述べつつ、「でも、爛々でやるって言うてくれたから、私はがんばれた」と語る。そして「最後、命燃やして見ていただけたらと思います! よろしくお願いします!」とアピールすると、ステージが暗転。爛々のこれまでの写真やライブのフライヤーなどが次々とスクリーンに映し出され、出囃子と共に2人揃った爛々がステージに。客席にはハンカチで涙を拭う人の姿もあった。
「待ってたでしょ、待ち焦がれてたでしょ」と盛り上がりを煽る大国に対して「なんかちっちゃなったな」と萌々が言い放つと、さっそく「チョメ!」が飛び出す。萌々の様子をからかったり、久々にウケたことを喜ぶ大国の姿に萌々がツッコみ、爛々らしい掛け合いが繰り広げられた。ネタが終わり、お辞儀をして顔を上げた萌々は涙を抑えきれない。その横でクールな表情をキープしている大国とのコントラストに会場はまた笑いに包まれた。
萌々は改めて「本当に今日が来るまで怖かった」と話し、「でもほんまによかったなって思う」とコメント。「これからも自分たちのペースで、バランスを見て出ていければ」と話していると、大国からちょっかいを出されて「1回サンパチから外れて!」と叱ってみせた。最後に「本当にお待たせいたしました、これからも私たち爛々をよろしくお願いします! 爛々再出発単独ライブ、『麗々』でございました!」と挨拶。会場は再び大きな拍手に包まれた。
この公演はFANY Online Ticketで1月3日(土)までアーカイブ配信中。2人がセンターマイクの前に立つ姿を確認してみては。
「麗々-riri-」終了後のよしもと漫才劇場のポスト
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