「遺書、公開。」は10月10日にタイトルやストーリーが明かされないまま、全25人のキャスト、特報映像が公開され、話題となっていた新作映画。マンガ家・陽東太郎による同名コミックを原作とし、その奇抜な設定に惚れ込んだという鈴木おさむが手がけたシナリオを、群像劇に定評がある英勉監督が映画化した。
今回発表された予告映像では、私立灰嶺(かいれい)学園2年D組の生徒24人と担任教師に数字が付けられ、「これは、序列です。」という衝撃的なアナウンスが。「2-D 序列」と書かれたファイルには全員の名前が1位から25位までの順位とともに並んでおり、その奇妙な内容にクラスの一同は戸惑いを見せる。しかし犯人がわからないまま時間が過ぎ、半年後に誰もがうらやむ序列1位の姫山椿が謎の自殺を遂げるという事件が起こる。クラスメイトが姫山の葬儀後、教室に立ち寄ると、机の上には姫山がそれぞれに宛てた遺書が置かれていた。疑心暗鬼のムードが漂う中、姫山の自殺の真相に迫るべく、24人全員がそれぞれの持つ姫山の遺書をクラスメイトの前で公開することに。その遺書公開により、姫山の秘密を公にさらす24人全員の“ドス黒い本当の顔”が次々に炙り出されていく。予告映像はそんな内容となっている。
併せて、不気味な仕上がりのポスタービジュアル、主要キャストらのコメントが公開された。
「遺書、公開。」主要キャストら コメント
吉野北人(序列19位 / 池永柊夜役)
今回、「遺書、公開。」で池永柊夜を務めることになりました吉野北人です!
沢山のキャラクターがメインとして出演していますが、人間の欲を凄く感じる作品です。
今の時代だからこそ伝えられる事があると思うので皆さんにも見てほしい作品です。
公開まで是非楽しみにしていて下さい!
宮世琉弥(序列16位 / 千蔭清一役)
千蔭清一役を演じさせて頂きました
志田彩良(序列20位 / 廿日市くるみ役)
英監督に初めてお会いした日、「変わり者だけど可愛らしい、そんな廿日市にしてほしい」と楽しそうに廿日市像についてお話ししてくださり、私も想像が膨らみ、とてもワクワクしたのを覚えています。現場では、喋り方や姿勢、歩き方、視線など細かいところまで都度話し合いながら進めてくださり、演技に不安を感じていた時も「大丈夫!」と何度も明るく声をかけてくださいました。
監督のお陰で、毎日奮闘しながら楽しく演じられた廿日市です!
2年D組の謎に満ちた濃密な30日間、ぜひ劇場で目撃してください!
松井奏(序列2位 / 赤﨑理人役)
赤﨑理人役を演じさせていただきました、
クラスのNo. 1男子で、スポーツも勉強もそつなくこなす赤﨑理人は僕とは正反対の人だなという印象でした。笑
初めての映画出演ということもあり緊張していましたが、監督、スタッフの皆さん、共演者の皆さんに支えられ、楽しく撮影することができました!
「普通じゃない」青春映画をお楽しみください!
そして、新しい僕をお見せできると思うのでそこにも注目していただけたら嬉しいです!
高石あかり(序列3位 / 御門凛奈役)
御門凛奈というキャラクターは、親友の為に泣いて怒れる正義感の強いキャラクターです。
その強さやエネルギーをどう教室全体に放出できるか日々考えていました。
英監督が毎朝日常会話に交えながら役のことへの考えを聞いてくださり密にコミュニティケーションを取ってくださったからこそ、クラス全員が作品や役に対して一直線に向き合うことができたのだと感謝しています。
熱量をリレーの様に紡いでいった作品です。
是非劇場で受け取っていただけると嬉しいです。
堀未央奈(序列1位 / 姫山椿役)
私が演じさせていただく姫山椿は、クラス内の序列が1位のマドンナ的な存在です。キラキラした姫山の姿が皆さんにどう映るのか、そしてどんな解釈をしていただけるのか、そんなことを考えながら精一杯演じさせていただきました。観てくださった皆さんに、少しでも姫山の想いが届くと嬉しいです。人間臭さ全開の衝撃的な展開が続くのでお友達や家族や恋人などとハラハラしながら是非、劇場でご覧ください。
忍成修吾(序列10位 / 甲斐原誠役)
英監督とは映画「おそ松さん」以来二度目のお仕事です。
いつも現場を盛り上げてくれる姿は今回も健在で、毎朝キャスト一人一人に話しかけるところなど見てきめ細やかな方だなと改めて感じていました。
自分自身としてはおそらく初となる担任の先生役を演じさせていただき、日を追うごとに生徒達がどんどん愛おしくなってくるのが面白かったです。
役柄的には大人のイヤらしいところも描かれていたりして、自分の為に行動するような節がある人物です。
問題が起きてしまったクラスでどう立ち回っていくのか、注目してご覧になって下さい。
陽東太郎(原作者)
「遺書、公開。」映画になります!
撮影を少しだけ見学させていただいたのですが、そこには2-Dが存在していました。
キャラクターのビジュアルや、各々の教室での立ち回り、クラス全体が纏っている空気感。実写化の面白さを感じ、間違いなく今年一番の感動でした。
「そんな細かいところまで!?」と思うほど原作が忠実に再現されているところもあれば、「原作もこの展開にすればよかったー!」と嫉妬するようなオリジナル要素もあります。
ぜひその比較や発見なども楽しんでいただけたら嬉しいです。
英勉(監督)
原作もとても面白く、久しぶりのおさむさんの脚本もパンチ力がありました。
そこで「全員主役」を、今回僕のコンセプトにしました。
出演者みんなギラギラしてて面白かったです。クラス25人分25回観てください。遺書、公開。公開まで少しお待ち頂ければ。
鈴木おさむ(脚本)
原作を読んだときに、重要人物が最初に死んでしまう驚きと、そこから始まっていく、これまでになかったサスペンスにドキドキしました。
英監督とは16年ぶりのお仕事で、その腕力に脱帽です。
ありそうでないものが一番ヒットすると思っていますが、この作品は、まさにそれなんじゃないかなと。
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