「孤高の惑星」は、五条院のコンサートの定番曲。儚げで静かなピアノの旋律とアンビエントトラックが、聴く者の心と身体に安らぎを与える楽曲となっている。
また五条院は10月12日に東京・町田市民ホールで自身2回目となる全国ツアー「GoJoInRyo Concert 2024~GLAMOROUS TONE~」のファイナル公演を開催。クラシックスタイルの完全生音コンサートに重点を置いてきた五条院だが、この公演のステージにはグランドピアノと真っ赤なキーボードを配置し、ピアノとキーボードを駆使したパフォーマンスを披露した。
「GJR」の巨大オブジェと無数のバラがちりばめられたステージに、五条院はショートジャケットとニーハイブーツをあわせたスタイルで登場。オリジナル楽曲「Song of Fire~炎の唄~」や愛をテーマにしたメドレーを中心に演奏し、客席からは大きな拍手が湧き上がった。秋らしさを感じるオレンジ色のシアードレスに着替えてからは、「孤高の惑星」などを披露。幻想的なピアノの旋律とアンビエントトラックが調和し、会場全体を包み込んだ。
アンコールは、スピード感あふれるオリジナル楽曲「FLASH」で締めくくられる予定だったが、1987年に中森明菜がカバーした「難破船」もサプライズで披露された。この楽曲は、五条院が幼い頃から母の影響でよく聴いていた思い入れのある曲で、自身のカバーアルバムにも収録されている。五条院は、この曲の作詞、作曲を手がけた加藤登紀子の歌手活動60周年を祝うパーティにて加藤と対面。そんな特別な出来事を経て、この日のステージで「難破船」を届けることとなった。
五条院は「カバーをきっかけに広がったご縁を本当にうれしく思います。人生は何が起こるかわかりません。皆さんも好きなことを続けて、ご縁を広げていってください」と、自身の経験を交えて観客に呼びかけた。
なお五条院は12月5日東京・東京オペラシティ コンサートホールにて、完全生音によるコンサート「Raw Fabulous Sound in TOKYO」を開催。このコンサートについて五条院は「これまでの経験をすべて詰め込んだ特別な一夜を、ぜひ体感していただけたらと思います」と語った。
五条院凌「Raw Fabulous Sound in TOKYO」
2024年12月5日(木)東京都 東京オペラシティ コンサートホール
norikichishio @norikichishio
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