礼賛ツアーファイナルで惜しみなく新曲披露、宇多田ヒカルのカバーも

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礼賛がワンマンツアー「ダイヤモンドゴリラダイバー」の最終公演を10月10日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催した。

サーヤ(Vo)(Photo by Daiki Miura)

サーヤ(Vo)(Photo by Daiki Miura)

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「ダイヤモンドゴリラダイバー」10月10日公演の様子。(Photo by Daiki Miura)

「ダイヤモンドゴリラダイバー」10月10日公演の様子。(Photo by Daiki Miura)[拡大]

週刊誌に突撃されて書いた曲

「ダイヤモンドゴリラダイバー」は、10月に東名阪で行われたツアー。ツアータイトルは各会場名を組み合わせて名付けられた。

GOTO(Dr)(Photo by Daiki Miura)

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ステージで1人、ドラムを叩き始めるfoot vinegarことGOTO(Dr)。そこに簸こと木下哲(G)、春日山こと休日課長(B)、晩餐こと川谷絵音(G)が順に加わり、徐々に音の厚みが増していく。盤石のバンドサウンドが確立されると、満を持してCLRことサーヤ(Vo)が登場。高速ラップが繰り広げられたのち、ミラーボールの光が燦々と降り注ぐ中で「Take it easy」が届けられた。

木下哲(G)(Photo by Daiki Miura)

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続いてスタートしたのは「PEAK TIME」。ステージ後方で横並びになって演奏する川谷と休日課長、ステージ下手に位置するGOTOが楽曲の土台を作り、そのうえで木下が細やかなギタープレイを繰り広げる。「むちっ」のラスサビでサーヤが高音フレーズを歌い上げると、場内の熱気は急上昇。「愚弄」「Damn it!」を経て新曲が披露されると、観客はサーヤの振付を見よう見まねで踊った。直後のMCで彼女は同曲について「週刊誌に突撃された直後に書いた曲です。美容院を出た直後におじさん2人が走って来て、すごい量のフラッシュを焚かれて」と説明。そのほか最近怒りを感じた出来事として、かつてカラオケで実施した生配信の映像がYouTubeに無断アップされていることを挙げ、それを曲振りとして宇多田ヒカル「traveling」のカバーが届けられる。立て続けに土岐麻子「美しい顔」のカバーも披露され、楽器隊のアレンジ力とサーヤの歌唱力の高さが提示された。

休日課長(B)(Photo by Daiki Miura)

休日課長(B)(Photo by Daiki Miura)[拡大]

サマーチューン「曖昧なBEACH」が過ぎ去った夏を思い出させたのち、「明日は華金ですか? ってことは今日は華木? 今日ぐらいは踊って騒いで、好き勝手したほうがいいと思う」というサーヤの言葉で「Mine」がスタート。虹色に輝くミラーボールがフロアを彩る中、「変な見出しつくお笑いナタリー」というリリックがZepp DiverCityにこだまする。他人と比べてしまう人間の性が歌い上げられた新曲に続き、サーヤが失恋直後の友人に向けて歌った「バイバイ」では、清々しいバンドアンサンブルと切ない歌声響いた。

令和ロマン・高比良くるまをフィーチャー

川谷絵音(G)(Photo by Daiki Miura)

川谷絵音(G)(Photo by Daiki Miura)[拡大]

サーヤを中心としながら、メンバーがそれぞれトークするMCタイムも礼賛の醍醐味。川谷は休日課長とともに最近訪れた鉄板焼き屋、ラーメン屋のエピソードを話し、2人の仲のよさが観客の表情をほころばせた。さらに、本ツアー中の打ち上げで木下が「俺は世界の洋画を全部観た」という壮大な嘘をついたことが明かされ、「スケベなだけで金がない」で演奏が再開される。サーヤはがなり声を交えながら歌い上げ、コール&レスポンスが会場をひとつにした。

サーヤ(Vo)(Photo by Daiki Miura)

サーヤ(Vo)(Photo by Daiki Miura)[拡大]

「Chaos」ではベースのスラップ奏法と、技巧的なドラムプレイが炸裂。スクリーンに「TRUMAN」という赤文字がでかでか表示されると、同曲がすさまじい勢いで演奏される。「オーバーキル」では無数の赤いライトが場内を駆け巡り、サーヤとファンは激しくタオルを振り回した。

「ダイヤモンドゴリラダイバー」10月10日公演の様子。(Photo by Daiki Miura)

「ダイヤモンドゴリラダイバー」10月10日公演の様子。(Photo by Daiki Miura)[拡大]

この日3曲目のカバーはRIP SLYME「熱帯夜」。サーヤに続いて川谷もラップを披露し、フロアが大歓声に包まれる。サビで2人の声が重なり、夏の倦怠感が見事に表現された。「U」では一転して涼しげなバンドサウンドが響き、オープニングを逆再生するかのようにメンバーが1人ずつ順番に退場。最後に残ったGOTOとサーヤは、ドラムとボーカルのみという編成でも見事なグルーヴを生み出し、観客を虜にした。

スクリーンに映し出される高比良くるま。(Photo by Daiki Miura)

スクリーンに映し出される高比良くるま。(Photo by Daiki Miura)[拡大]

アンコールの拍手に迎えられて再び姿を現す礼賛。ここでさらなる未発表曲が披露されたのち、高比良くるま(令和ロマン)をフィーチャーした新曲「GOLDEN BUDDY」が畳みかけられる。バックスクリーンに金色の衣装をまとった高比良の映像が映し出され、彼のラップと礼賛の生演奏が組み合わさった。本公演のラストナンバーは「生活」。サーヤは芯のある歌声を真っ直ぐにこだまさせ、拍手に包まれながらステージをあとにした。

※高比良くるまの「高」ははしご高が正式表記。

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セットリスト

礼賛「ダイヤモンドゴリラダイバー」2024年10月10日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. Take it easy
02. PEAK TIME
03. むちっ
04. 愚弄
05. Damn it!
06. 新曲(※タイトル未定)
07. traveling / 宇多田ヒカル
08. 美しい顔 / 土岐麻子
09. 曖昧なBEACH
10. Mine
11. 新曲(※タイトル未定)
12. バイバイ
13. スケベなだけで金がない
14. Chaos
15. TRUMAN
16. オーバーキル
17. 熱帯夜 / RIP SLYME
18. U
<アンコール>
19. 新曲(※タイトル未定)
20. GOLDEN BUDDY
21. 生活

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きーせんふ @KDHRkiisen0393

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