EBiDAN所属グループによる大運動会「第4回 EBiDAN大運動会『スポーツマンヒップ!』」が、昨日10月14日に千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで開催された。
開会式
2022年11月の第1回大会以降、すっかり季節の恒例行事となったEBiDAN大運動会。昨年11月、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に行われた第3回大会からさらに規模を拡大し、LaLa arena TOKYO-BAYを舞台に行われた今大会には
開演時刻を迎え会場が暗転すると、アリーナ上部の4面ビジョンにはSakurashimejiが登場する“前説映像”が流れ出す。この日はあいにくの欠席のためVTR出演となった2人。高田彪我が「小エビにがんばってほしいね」と最年少チームを応援すると、田中雅功も「伊勢エビのふんぞり返ってるお兄様方をコテンパンにしてほしいですね」と応じた。そんな2人が促すカウントダウンののち、EBiDAN全体曲「恋のDing Dong」に乗せて4チームの選手たちが客席通路から姿を見せると、集まった満員のファンからは一斉に歓声が。全身に気合いをみなぎらせたメンバーが四方のファンに手を振る中、タカシ(超特急)はこの日欠席のメンバー・タクヤ(超特急)のタオルをしっかりとカメラにアピールしていた。
DAN! DAN! 増えてく競争!
超特急のリーダー・リョウガの音頭による「DAN! DAN! EBiDAN!」のタイトルコール、各チームのキャプテン登壇による選手宣誓、準備体操を経て、第1種目「DAN! DAN! 増えてく競争!」で競技がスタート。この種目は徒競走(1人)、デカパン二人三脚(2人)、三人四脚(3人)、ムカデ競争(5人)と、参加人数が順に増え難易度が上がっていく走法でチームごとにリレーを行い、最速タイムを目指すというものだ。競技開始を前にチームキャプテンはそれぞれ意気込みを語り、伊勢エビのキャプテン・FUMINORI(BUDDiiS)は「怪我なくやるのが目標」と最年長チームらしいテーマを掲げる。車エビのキャプテン・塩崎太智(M!LK)が「巷では車エビが優勝するとささやかれていますから」と自信をのぞかせると、最年少チーム・小エビのキャプテンである阿久根温世(ICEx)は「僕らが一番若くて元気だと思うので! いくぞー!」とチームメイトを鼓舞した。
競技のトップバッターを務めたのは小エビ。竹野世梛(ICEx)、千田波空斗(ICEx)、山本龍人(ICEx)、高桑真之(Lienel)、近藤駿太(Lienel)が参加したムカデ競争では、途中に待ち受けていたカメラに全員がかわいい決めポーズでアピールし、これにハル(超特急)は「僕たちプリティなんで、かわいいを届けられたかなって」と満足げな表情を浮かべる。続いて登場した甘エビのリレーでは、徒競走を担った松村和哉(SUPER★DRAGON)がなかなか走り出さないという“ボケ”をさく裂させてキャプテンの田中洸希を焦らせるも「後悔ないっす」と涼しげな表情。池田彪馬(SUPER★DRAGON)、柴崎楽(SUPER★DRAGON)、小泉光咲(原因は自分にある。)、吉澤要人(原因は自分にある。)、中村旺太郎(ICEx)によるムカデ競争の場面でも、松村は自身のビブスでムカデの進路を磨き上げてタカシから「カーリングちゃうで」とツッコまれたりと、奇想天外な動きを見せて会場を沸かせた。
2人で1つの“デカパン”を履いて走るデカパン二人三脚に、車エビチームからは山中柔太朗(M!LK)と武藤潤(原因は自分にある。)の仲良しコンビ、伊勢エビチームからは“稜海”のコンビ名でEBiDANファンにはおなじみのカイ(超特急)とリョウガ(超特急)が登場して仲睦まじい疾走を見せるなど、見どころも多かったこの競技。4チームのタイムは僅差だったが、1分9秒を記録した車エビが1位に輝き、2位に伊勢エビが続く。幸先のいいスタートを切った車エビの塩崎は「僕ら本気で勝ちに来てるので」と勝利のコメントを残した。
GYU! GYU! 華のステージ!
第2種目は「GYU! GYU! 華のステージ!」と題されたゲーム。各グループに用意された正方形の小さなステージに1名ずつ乗っていき、最終的に10人が乗った状態のまま10秒キープできたら成功というルールだ。1名乗るごとに10点が加算され、最大で100点が獲得できるため、4チームのメンバーはそれぞれに作戦を立てながら競技に臨む。池田が明かした甘エビの作戦は「腕が長い人が先に乗り、壁を作って後続メンバーを受け止める」というもの。その作戦の通り、池田や吉澤が大きく手を広げてメンバーを待ち受けた甘エビをはじめ、それぞれのチームはこのゲームで固い結束を発揮。思い切り密着してお互いを支え合い、結果全チーム成功で100ポイントを獲得してみせた。すると、密着した無理な体制が堪えたのか、最年長チーム・伊勢エビのメンバーは競技を終えるなりベンチで入念なマッサージやストレッチを始める。「それぞれがそれぞれの張った筋を伸ばしております」という平子の冷静な解説とともに、大運動会はハーフタイムへと進んでいく。
ハーフタイムショー
ハーフタイムショーでは、参加グループ7組によるパフォーマンスリレーが展開され、それぞれの個性を発揮したステージでファンを大いに楽しませた。トップバッターのLienelは「親指☆Evolution!」の軽快なディスコサウンドで観客のペンライトを揺らし、高岡ミロは「EBiDAN好きな人声上げて!」と威勢のいい呼びかけで会場中の「ハイハイハイハイ!」というコールを誘う。最新アルバムから「Hollywood」を披露したICExは軽やかなステップを刻みながら愛嬌たっぷりのポーズを随所に盛り込み、持ち前のポップな世界観を存分にアピール。“志賀李玖推し”の平子を「お疲れ~!」とメロメロにしてみせる。こちらも最新ナンバー「Ütopia」をパフォーマンスしたBUDDiiSは、オープニングのポジションでセンターに立つHARUKIがこの日欠席のKEVINのうちわを手に歌い踊って10人の絆を見せた。
原因は自分にある。の人気曲「推論的に宇宙人」のイントロが響くと、客席からは即座に大歓声が。アリーナに飛び出した7人は弾けるような歌声とパフォーマンスで「ニナニナニナニナ!」のシンガロングを誘い、ラストには唯一の小エビチームメンバー、最年少の桜木雅哉をリフトするこの日ならではの決めポーズで楽曲を締めくくる。するとSUPER★DRAGONも、負けじと「Sweets」で文字通りの甘やかなステージを展開。松村の「一番かわいい顔します」という予告に田中洸希がくしゃっとした笑顔で応じ、ジャン海渡は“ジャン推し”の酒井を「え、カッコよ!」と驚かせるほどクールなラップで楽曲を彩った。続くM!LKも人気曲「テレパシー」のキュートなパフォーマンスでEBiDANファンの心をしっかりとつかみ、吉田仁人はラストサビでこの日欠席の佐野勇斗のぬいぐるみにキスを浴びせまくってみ!るきーず(M!LKファンの呼称)の悲鳴を誘う。各グループがサービス精神満載の歌とダンスを見せたリレーを締めくくったのは超特急。酒井の「兄さん見せちゃってください!」という呼びかけを受け取ったリョウガはマイペースなMCタイムののち「セッツ!」とメンバーに呼びかけてキラーチューンの「ジュブナイラー」をタイトルコール。9500人の「青春青春ばっちこいや!」という力強いコールがパワフルに響く中、リョウガは「TOKYO~!」のセリフを「アルコ&ピ~ス!」と言い換えて叫ぶ。8人はアグレッシブかつ精緻なパフォーマンスで観客とアルピーの2人を魅了し、トリの役目をしっかりと務め上げた。
FURI! FURI! しっぽとりサバイバル!
車エビが一歩リードして折り返した後半戦、最初の種目は「FURI! FURI! しっぽとりサバイバル!」。各チーム4名の出場メンバーが30点、20点、10点、0点の“しっぽ”を着け、フィールドの中でそれを奪い合うというゲームだ。いざゲームが始まると、車エビのアロハは得意の“横跳び”のステップを取り入れた俊敏な動きで、開始早々から敵チームのしっぽを奪い取っていく。伊勢エビのMORRIE(BUDDiiS)が実弟の車エビ・SHOOTを追いかけるなど各所で見応えあるバトルが続く中、伊勢エビのタカシは床をごろんごろんと転げ回る大胆な戦法で会場を沸かせ、伊勢エビのユーキ(超特急)と甘エビの長野凌大(原因は自分にある。)は“寝技”でやり合う熾烈な攻防を繰り広げた。2本のしっぽを奪う活躍を見せた伊勢エビ・マサヒロ(超特急)は、取ったしっぽがいずれも0点という不運に見舞われ悔しい表情。そしてアロハ、曽野舜太(M!LK)、SEIYA(BUDDiiS)、SHOOTの布陣で臨んだ車エビはこの種目でも強さを見せ、残る3チームに大差をつける170ポイント獲得で圧勝した。
KASE! KASE! 借り物バトル!
後半戦の2種目目に用意されていたのは、客席のファンを巻き込んで行う借り物競争。「KASE! KASE! 借り物バトル!」には各チームから3人の選手が参加した。試合前、伊勢エビの第1走者・FUMINORIは「人様に物を借りるということで、これは人生経験が一番豊富な僕らしかいないでしょう!」と自信をのぞかせる。試合開始の号砲が鳴ると、塩崎が「5色ボールペン」の借り物に一瞬で成功し、車エビが幸先のいいスタート。甘エビの田中洸希も「インドっぽいもの」という難しいお題ながら、Lienelのグッズのレトルトカレーを即座にゲットし「Lienelありがとう!」と感謝を叫ぶ。スタート前、「ねえみんな、いっぱい借ーしーて!」と愛嬌たっぷりにカメラアピールしていた車エビの第2走者・大倉空人(原因は自分にある。)は「筋トレグッズ」という難問を引き当てたが、腹筋ローラーを所持していた男性のおかげでスムーズなリレーに成功。広い客席を見渡して駆け回る選手たちと、選手たちに気付いてもらうべく大きな声を上げてアピールする観客の熱い連携が随所で見られたこのバトル。塩崎、古川毅(SUPER★DRAGON)がリレーした車エビが1位という結果に。しかしながら、3位だった伊勢エビのカイは、バトンタッチの際のダンボールキャタピラーで大倉がハイハイではなく前転をしていたのが“不正”にあたるのではないかとイチャモンをつける。カイと大倉のビーフをきっかけに、伊勢エビと車エビは「スポーツマンヒップ」恒例となりつつある“大乱闘”の様相を呈したが、最終的に小エビのハルがなぜか胴上げされるという平和的なオチとともに、運動会は最後の種目へ。
BACHI! BACHI! 世代対抗ガチンコリレー!
熱い戦いに決着がつく最終種目には、運動会の花形であるリレー「BACHI! BACHI! 世代対抗ガチンコリレー!」が実施された。各チームから7名が参加し、アンカーのみトラックを2周するというルールで、1位のチームには100点が与えられるこの種目。スタート前には各チームのアンカーが発表され、小エビは桜木、甘エビは杢代、車エビは山中、伊勢エビはリョウガが最終走者となることが明かされた。伊勢エビチームのアンカーの意外な人選に客席が沸く中、リョウガは「おい! 俺のアキレス腱……切れるんじゃねえぞ!」と自らの体を鼓舞。自称“レベチイケメン”の杢代は「最初の種目ふざけちゃったけど、最後真面目にいきましょう!」と気合いを入れる。
マサヒロ(伊勢エビ)、アロハ(車エビ)、中村旺太郎(甘エビ)、千田波空斗(小エビ)が第1走者として立ち並び、勢いよくスタートしたリレーでは、マサヒロや志村玲於(SUPER★DRAGON)の快走で伊勢エビが序盤からリードする展開に。車エビはジャンの転倒というアクシデントがありつつも奮闘し、3位でバトンを受け取った小エビのキャプテン・阿久根はサッカーで鍛えた俊足で2位に迫る健闘を見せる。チームメイトと9500人の熱い応援を受けながら、選手たちが全力疾走の真剣勝負を繰り広げた熱いリレーのバトンは伊勢エビ、甘エビ、小エビ、車エビの順でアンカーへ。すると、甘エビの杢代は快足を飛ばして伊勢エビのリョウガを抜き去り、大逆転の1位でゴールテープを切ってみせた。車エビの山中と小エビの桜木もリョウガに肉薄し大混戦の最終盤となったが、ゴールを目前に桜木が転倒してしまい、2位に車エビ、3位に伊勢エビ、4位に小エビという結果に。予想だにしなかったドラマチックな展開に平子が「めっちゃ面白い! これ毎週やろうよ!」と興奮気味に語る中、肩書きに違わない“レベチイケメン”ぶりを見せた杢代は「あのね、マジで疲れた! でもいい結果を残せてよかったです」と笑顔を見せる。一方で桜木にマイクが向けられると、悔しさと責任感の強さからか、彼の瞳にはみるみると涙が。この姿を見た杢代は「雅哉、楽屋でもずっとYouTubeで“速く走れる方法”っていう動画観てて。2年間愛用してるランニングシューズでリレーに臨んだんです」と、桜木のリレーに懸ける熱い思いを明かした。会場中がその思いに心揺さぶられる中、「4位から2位まで追い越したのに、最後に転ぶなんて……」と言葉を絞り出し、ぼろぼろと涙をこぼす桜木を、各チームから駆け付けたげんじぶメンバーと小エビの面々は最後まで温かくねぎらっていた。
閉会式
全5種目を終え、閉会式では各個人賞と最終結果の発表が行われた。アルピーの2人の心をつかんだ「アルピー賞」に選ばれたのはリョウガ。平子から「膝の痛みやケガを恐れずよくがんばりました。アキレス腱伸ばしてよく寝て!」という言葉とともに「ダンエビ」MC参加権という副賞が贈られると、リョウガは「俺の体よ……最後までもってくれてありがとう!」と人差し指を天に突き上げた。そして、この日一番輝いたメンバーに与えられるMVPは桜木に贈られることに。納得の結果に会場中から祝福の拍手が送られると、朝礼台に上がった桜木の瞳には再び涙が浮かぶ。「今の君は誰より美しい!」という平子の言葉とともに目録を受け取った桜木は「すいません、いいMVPなのかわからないですけど……MVP取れてよかったです」と、顔をくしゃくしゃにしながら思いを語った。
最終結果発表では170点を獲得した小エビと250点を獲得した伊勢エビ、甘エビの3チームに大差をつける形で440点を獲得した車エビが優勝に輝いた。「車エビのメンバー強すぎて、僕は何もしてないです。みんなに感謝です!」とチームメイトを称えたアロハに続き、キャプテンの塩崎は「僕らが運よく勝ったけど、みんながんばったと思います」と全チームのメンバーに向けて言葉を送り「いろんなドラマがあって楽しかったですし、何より皆さんの声が大きくて! 応援がすごく届きました!」とファンに感謝した。大団円のムードの中、最後の挨拶を任されたのはリョウガ。アルピーに促され朝礼台に上がった彼は「これからもEBiDAN、そして『ダンエビ』はDAN! DAN!と成長していきたいと思っています」と誓ったのち「アルピーさん。ちょっと勝手な行動させてもらいます」と断りを入れ「雅哉!」と桜木を呼び寄せる。「俺が思うに、アルピー賞はお前のほうがふさわしいと思ってる。受け取ってくれ」。そう言ってアルピー賞を譲渡したリョウガの行動に会場中が盛り上がる中、リョウガは「MCがんばれよ。俺はもう(MC)やりたくねえんだ」と付け加えて笑いを誘う。最後に大先輩から称賛と激励のバトンを受け取った桜木は「ちょっと申し訳なさが勝っているんですけど、もらったからには次の運動会もカマしちゃおうかな!」と元気よく宣言してみせた。
セットリスト
「第4回 EBiDAN大運動会『スポーツマンヒップ!』」ハーフタイムショー 2024年10月14日 LaLa arena TOKYO-BAY
01. 親指☆Evolution! / Lienel
02. Hollywood / ICEx
03. Ütopia / BUDDiiS
04. 推論的に宇宙人 / 原因は自分にある。
05. Sweets / SUPER★DRAGON
06. テレパシー / M!LK
07. ジュブナイラー / 超特急
※塩崎太智の崎は、たつさきが正式表記。
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