「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」は、WEST.のCDデビュー10周年ツアーのラストを飾るドームツアー。3都市8公演で計38万人を動員するツアーで、東京ドーム公演では3日間で3公演を行い、16万5000人を動員する予定となっている。東京ドーム初日公演開演前には囲み取材が実施され、メンバー7人がライブの見どころやこの10年の思い出深い出来事などについて語った。なおこの記事はネタバレを含むので、30、31日公演に参加予定の人はご注意を。
ライブが始まる前からこだわりぎっしり
演出は今回もメンバーの藤井流星が担当。「7人でいるということを意識しました。7人でいることについて語るインタビューから始まるオープニング映像なんですが、僕らの事務所のほかのライブは平均2分半なので、けっこう長めだと思います」と藤井が語ったオープニング映像にはメンバーも感動したようで、小瀧望は「グッと来ましたね」と述べた。また藤井は、WEST.のライブでは定番となった、開演前に観客が代表曲の「ええじゃないか」を合唱するというファンが始めた取り組みを、客席をエリア分けしカラオケのデュエットのように歌ってもらうという試みも各地で好評を博していることに満足げだった。
この10年で印象的だったことについてメンバー全員で出演したNetflixドラマ「炎の転校生 REBORN」を挙げたのは小瀧。2017年11月から配信された本作について「全然話題にならなかった! しかも嵐さんの『Voyage』(ARASHI's Diary -Voyage-)が事務所で初みたいな印象だったじゃないですか。俺らやってたけどなって……」と寂しそうに小瀧が話すと、中間淳太が「そんなことないよ!」と励ましたが、桐山照史は「でもそういうふうに感じたんでしょ? ほんなら嵐が初です」と笑いを取りながら先輩を立てた。
名前は変わりましたけど、本質は変わっていません
中間は「高校生だった小瀧が(高校を)卒業したときと成人したときはよく覚えてます」と10年間で印象的だったエピソードを明かす。それを受けた小瀧が「出席日数もギリギリで、夜行バスで帰ったりしていましたね」と当時を振り返ると、中間は「そう考えるとみんな大人になったと思います」としみじみ述べた。WEST.がジャニーズWESTとしてCDデビューした2014年4月20日のデビューイベントは雨。桐山は台風が接近している中で今回ライブが行われることについて「今日は室内でよかった」と笑い、「雨とか台風は本当に申し訳ないなっていう気持ちはありますけど、こういうちょっとしたピンチから始まったのが(開演前の)カラオケなんですよ。僕たちが開演できるか悩んでいるときに、お客さんたちが『私たちはあったまってるからね』って始めてくれた。ピンチのときにファンの方たちに助けてもらえてるなって感じます」とファンとの絆を感じるエピソードを語った。
7人で10周年という節目を迎え、東京ドームの舞台に立つことについて重岡大毅は「年齢もバラバラで、歩み方も違う7人が集まって、東京ドームでライブをやれるのはすごいこと」とコメント。藤井も「本当にこれは普通じゃないこと。7人で楽しめる空間を10周年で作れてよかった」と言葉を噛みしめる。改めて重岡は「戦友というか、仲間というか……素敵な腐れ縁です。名前は変わりましたけど、本質は変わっていません。これからも楽しそうなことをしていたい。いろんな比べるもんがあるかもしれへんけど、自分らが楽しいって思えることを精一杯大事にしてやってたんで」と10周年を迎えた思いと今後の展望を明かした。
今後の夢について中間から話題を振られた濵田崇裕は「夢は変わらずデカいブラックバス!」と趣味のバス釣りについて話すというボケをかます。すると桐山は「頼むから釣ってくれよとみんな思ってるよ?」と言い、重岡は「メンバーそれぞれの夢がWEST.の夢なので応援しています」と濵田にエールを送った。
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Ishit Omprakash @Omprakashindia5
@natalie_mu ライブレポート】WEST.東京ドームでファンに問う「俺たちの10年どうだった?」10年ぶり