WEST.東京ドームでファンに問う「俺たちの10年どうだった?」10年ぶり松竹座公演も発表

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10年間ずっと伝えたかったことがあんねん

「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」東京ドーム公演の様子。(写真提供:ELOV-Label)

「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」東京ドーム公演の様子。(写真提供:ELOV-Label)[拡大]

和気あいあいとしたムードの囲み取材が終わり、定刻通りに始まったドーム公演。観客たちの「ええじゃないか」のカラオケが終わり、4:30という長尺のオープニング映像が流れたあと、ステージに7つのシルエットが浮かび上がる。彼らは代表曲「証拠」を熱く届け、花火のド派手な特効の中で「AWARD」を歌いながら「お前ら最高!」と来場者を歓迎した。

WEST.は「ズンドコ パラダイス」や「Summer Dreamer」といったアップテンポなナンバーでドーム中を沸かせ、噴水の幻想的な演出の中で「Beautiful」を爽快感たっぷりに歌唱。「僕らは最強なんだぜ」と歌う「サムシング・ニュー」では7人のまぶしい笑顔が弾けた。

今回のツアーの目玉「ユニットAWARD」のコーナーでは、中間と藤井が「ONI-CHAN」、重岡と桐山が「乗り越しラブストーリー」、神山智洋と濵田が「GOD DAMN」、藤井と小瀧が「Terrible」を披露。それぞれのユニットは楽曲を歌い終えると、次のユニットの楽曲をユーモアあふれる寸劇で紹介し、来場者の期待を高める。重岡と神山は季節外れのクリスマスソング「Lovely Xmas」をかわいらしく歌い、曲中に登場した巨大なプレゼントボックスの中から残りのメンバーも現れ、7人で同曲をパフォーマンス。そして桐山は「10年間ずっと伝えたかったことがあんねん。言うな……セクシーローズ!」とキメ顔を披露した。

5大発表と新曲をプレゼント

夏休みにまつわるトークで盛り上がったあと、7人は“プレゼント”としてWEST.にまつわる5つのニュースを発表。11月に東京、12月に大阪でポップアップイベント「関西七色男大祭り」を開催することやアリーナツアー「WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」の模様が10月9日にソフト化されること、9月10日発売のシングル「まぁいっか!」のキャラクター“まぁくん”とその相棒“イッカ”のLINEスタンプがシングル発売日にリリースされること、WOWOWで10月26日にオリジナルライブ番組「WOWOW presents WEST. 10th Anniversary Live "W"」が放送されること、デビュー前に定期公演を行っていた大阪・松竹座で12月に公演を開催することをアナウンスした。なおWEST.が松竹座で有観客公演を行うのは、2014年4月から5月にかけて開催した「なにわともあれほんまにありがとう!」以来、10年7カ月ぶりとなる。

「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」東京ドーム公演の様子。(写真提供:ELOV-Label)

「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」東京ドーム公演の様子。(写真提供:ELOV-Label)[拡大]

さらにWEST.はファンへのプレゼントとして、新曲「まぁいっか!」をアメコミ風のポップな映像をバックに初披露。神山主演のWOWOWオリジナルドラマ「白暮のクロニクル」の主題歌「FATE」では、楽曲の展開にリンクした火柱や噴水、音玉などド派手な特効や映像がスケール感のある楽曲を演出し、その中でメンバーは気迫のあるパフォーマンスを繰り広げた。

「ええじゃないか」で始まった10周年メドレーでは、ド派手な衣装に身を包んだ7人がこれまでにリリースしたシングルの表題曲を次々に披露。歴代のミュージックビデオが流れる中、提灯がぶら下がったお祭り感満載のフロートに乗りこんだ7人は、にぎにぎしくWEST.の軌跡をたどった。

俺たちの10年どうだった?

「10年、俺たちの10年どうだった? 出会ってからの毎日どうだった? あなたの笑顔が答えでしょうか? どうなの? 俺たちの10年よ。メンバー誰ひとり欠けずにやってきたぞ!」。グランドピアノの椅子に腰掛けた重岡が笑顔でそう語って始まった「間違っちゃいない。」では、観客たちの力強いコーラスが7人の歌声に重なり、会場が感動的なムードに包まれる。WEST.のライブでは定番となったバンドを背負ったパフォーマンスでライブはクライマックスへ。最後のMCで桐山は「10周年は通過点の1個だと思ってる。もっともっと先が見えるライブになったんじゃないかな。俺は10年先まで見えた気がしました」と語り、神山は「この会場にはですけど、5万5000人の人が集まって、僕たち7人がステージに立っていて。5万5007人の人生の道が1個にギュッとなっているのはすごいこと。応援してくださっている方は、会場に来てくださっている方以外にもたくさんいます。皆さんと出会えた人生でよかった」と万感の思いを述べた。

オーディエンスの「サムシング・ニュー」の大合唱でアンコールのステージに迎え入れられたWEST.はサプライズに驚きを隠せない様子。「WEST. 10周年おめでとう!」とファンが声をそろえると、7人は「世界一のファンの皆さんやな」とペンライトが輝く客席を見渡した。藤井は「最高の7人と最高の皆さんと10周年を迎えられてよかったです。WEST.という7人のグループを一緒に楽しんでくれてありがとう。これからもWESTよろしくお願いします」と最後に挨拶し、全43曲を披露したWEST.は最後の最後まで歌い続け、名残り惜しそうにステージを去った。

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Ishit Omprakash @Omprakashindia5

@natalie_mu ライブレポート】WEST.東京ドームでファンに問う「俺たちの10年どうだった?」10年ぶり

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