「僕たちをJO1にしてくれてありがとう」JO1からJAMに愛を込めて、感謝祭で4年越しの特大恩返し

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JO1の単独公演「2024 JO1 "JAM感謝祭" ~SUMMER FESTIVAL~」が、7月27、28日に神奈川・Kアリーナ横浜にて開催された。

「My Friends」で身を寄せ合うJO1。 (c)LAPONE Entertainment

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いつもありがとう!JAMに感謝を伝える日

JO1 (c)LAPONE Entertainment

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「JAM感謝祭」は、日頃からJO1を応援し彼らの活動をサポートするJAM(JO1ファンの呼称)に感謝の気持ちを伝えるべく行われた“感謝祭”。ライブステージはもちろんのこと、にぎやかなトーク、ゲームコーナーも設けられた。本稿では、最終日であるDAY2公演の模様をレポートする。

Kアリーナで撮影されたオープニング映像は、11人が客席へ続く扉にたどり着いたところで終了。映像の終了直後、メンバーはアリーナエリアの奥の扉から姿を現し、客席の間の通路をゆっくりと進みながらステージへ上がった。なおのちのMCでは、このオープニング映像が「JAM感謝祭」の開催前日である7月26日に撮影されたことが明らかに。これについて、河野純喜が「言っていいかわからないんですけど、撮影中、JAMの皆さんが出してくれたうれしい映像をみんなで窓から見てました」と、有志のJAMが出資し会場付近で放映された応援広告の映像に言及するひと幕もあった。

「STAY」「Love seeker」というオープニングナンバーを終えると、メンバーはそれぞれJAMに挨拶。木全翔也のように「いつもありがとー!!」と開口早々JAMに感謝するメンバーもいれば、「今日は昨日より仕上げてきました」とジャケットを脱いで自慢の筋肉をアピールする豆原一成、「僕の左頬に僕の息子、ニキビちゃんができてます」と語る鶴房汐恩など、自由に近況を報告をするメンバーも。佐藤景瑚は、「今日違う会場で『RIZIN』やってるらしいんですけど、この会場のほうが熱いぞー!!」と高らかに叫び、会場のボルテージをぐっと高めた。

メンバーの“大切な人”をお祝い

「購買ダッシュ」コーナーの様子。 (c)LAPONE Entertainment

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JO1 (c)LAPONE Entertainment

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誕生日ケーキに両手を上げて歓喜する佐藤景瑚(中央左)。

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JO1 (c)LAPONE Entertainment

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ゲームコーナーで行われたのは、JO1のYouTubeコンテンツシリーズ「Hi! JO1」内の人気企画「購買ダッシュ」の出張版。JO1の魅力である運動神経の高さ、そして男子高校生を連想させる仲のよさが存分に発揮された企画であったこともあり、「Hi! JO1」の中でも高い人気を誇る。海外でも反響を呼び、前編と後編を合わせた合計の再生回数は200万回に迫っている。このコーナーの司会は川尻蓮が務め、彼を除く残りの10人のメンバーが2人ずつ対決。メインステージをスタート地点に、センターステージに設置されたパンを回収して元の場所に戻るまでのタイムを競い合った。

また後半では、JAMから事前に集めた相談に回答する「お悩み相談コーナー」も。「遠くに住んでる大学生の息子からの返信がほしい」「東京でのおすすめの過ごし方」といった内容の相談が紹介され、メンバーはそれぞれに真摯に回答した。このコーナーの終盤では、川尻が「僕の大切な人がもうちょっとで誕生日なんですけど……」と名乗りを上げ、明日7月29日に26歳の誕生日を迎える佐藤を祝うサプライズが行われた。佐藤は、ステージ中央に運ばれた誕生日ケーキのろうそくをうれしそうに吹き消し、「まだまだJO1と一緒にいたいし、JAMと一緒にいたいし、いろんなところに行きたいです。27、28、29、30になっても一緒にいてください」と柔和な口ぶりでコメント。そんな佐藤に向けて、メンバーとJAMからは温かな拍手が送られた。

ライブコーナーでは、彼らが得意とするライブ映えするダンサブルなナンバーから、艷やかで洗練されたパフォーマンスで魅せる楽曲まで、JO1の多様な音楽性を堪能できるセットリストが展開された。2ndアルバム「KIZUNA」の収録曲「Love & Hate」のステージは今回の「JAM感謝祭」にて初披露。かねてからパフォーマンスを熱望されていた楽曲ということもあり、イントロが流れると会場では悲鳴にも似た歓声が響き渡った。

僕たちは絶対に世界に行きます

手紙を読み上げる與那城奨。 (c)LAPONE Entertainment

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「Love & Hate」が終了し本編が終盤に差しかかると、JO1は1人ずつJAMに向けた手紙を読み上げた。「JAMへの手紙を読む」というのは、JO1の原点であるオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の放送時、鶴房が「デビュー公約」として掲げていたもの。2020年開催の1stファンミーティングでは鶴房が手紙を用意したが、およそ4年の時を経た「JAM感謝祭」では、11人全員がJAMへの手紙を音読した。

金城碧海は「僕たちはハードなスケジュールの中、日付や曜日の感覚がずれてもなお、足の痛みをこらえ、歯を食いしばりながら毎日がんばっています。デビュー当初に掲げた、『世界』という景色を見るためです」、佐藤は「僕たちは絶対に世界に行きます。世界に連れて行きます。いや、絶対行こう!」と、グローバルボーイズグループとしてデビューしたグループの原点に立ち返るかのように、世界進出に言及。大平祥生は「たくさんの人の支えや希望になれていることが本当に幸せで、ときには自分がその役割を果たせているのかな?と考えるときもあるんですけど、『JAMをどうしたら幸せにできるかな』と考える時間が、僕の幸せにもなっています」と愛情たっぷりに述べる。また鶴房は「もっと人間性を、人間味を出していいんです。嫌なら嫌、やりたいならやりたい、と思うだけじゃなく、言葉にしていきましょう」と独特な感性の手紙を読み上げ、しんみりとしたムードの会場に笑いを起こした。

JAMはコロナ禍もあきらめなかった

JO1 (c)LAPONE Entertainment

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白岩瑠姫は、「いつもかわいく、カッコよくしてきてくれてありがとうって感謝の気持ちを伝えるけど、今日が一番かわいかったです。JAMにラブレターを書くのは2回目だけど、今までもずっと好きだったよ」とJAMに愛ある言葉を贈る。河野は、「JAM、いつもきれいな歌声を聴かせてくれてありがとう。僕たちのリリースを最高に盛り上げてくれてありがとう。8作連続オリコンランキング1位、ありがとう。僕たちを選んでJO1にしてくれてありがとう」とJAMへの感謝を1つひとつ列挙。最後に「少しの恩返しかもしれないけど、JAMがいてくれる限り歌い続けたいなと思います。それが僕の夢です」と自身の手紙を締めくくった。

メンバーが便箋サイズの手紙を読み上げる中、巻物を持参して茶目っ気を見せたのは川尻。「僕はJAMが大好きです。僕らを見ている、あのときのあの顔が大好きです。がんばって届けようとしているあの声が大好きです。僕たちに気づいたら振ってくれる、あの手が大好きです」とJAMの好きなところを並べたあと、「僕は欲張りなので、そのすべてをこれからも愛させてください」とにっこり微笑んだ。リーダーの與那城奨は「僕らがコロナで苦しんでいたときも、あきらめずに全力で支えてくれて本当にありがとう。あのときのみんなの応援があったからこそ、今の僕たちがあると思います」とデビュー当初を振り返る。「初めてみんなの前に立ったときのことは絶対に忘れません。あのときのみんなの顔や表情、全部覚えてます。すごいきれいでした」「これからもあの頃の思いを忘れずにライブしていきたいと思います」と力強く宣誓した。

「正直にすべて話します」川西が吐露した胸の内

「2024 JO1 "JAM感謝祭" ~SUMMER FESTIVAL~」の様子。(c)LAPONE Entertainment

「2024 JO1 "JAM感謝祭" ~SUMMER FESTIVAL~」の様子。(c)LAPONE Entertainment[拡大]

「JO1DER SHOW」発表時の様子。 (c)LAPONE Entertainment

「JO1DER SHOW」発表時の様子。 (c)LAPONE Entertainment[拡大]

「今後もJO1のメンバーとしてカッコいい男になるので期待していてください。JAM、全員大好きです」と語った豆原、「胸を張って言えます。JAMは最高のメンバーです。そばで見守ってくれることがめっちゃ心強いです。これからもずっと11人を応援してください」と微笑んだ木全に続き、最後に手紙を読み上げたのは川西拓実。「今日は手紙を書く機会をいただいたので、正直にすべて話そうと思います」と語った彼は、キャップを目深に被り目元を隠しながら「もしJO1がなくなってしまったら、JAMがいなくなってしまったら……。そんなことはないと思いたいですが、“絶対”はないと思います」と胸の内を赤裸々に明かし、「もしそうなってしまっても、JAMの皆さん、そしてJO1のメンバー、スタッフの皆さんの心の中でJO1が生き続けてほしい。そのために僕は今伝えたい音楽を作るし、伝えたい気持ちを表現していきたい」と決意表明。「足踏みだっていい。果てるまで生きてやりましょう。明日も晴れるよ」と、手紙のラストは彼らしい言葉で締めくくられた。

川西の手紙を受けて会場の各所からからすすり泣きの声が起こる中、JO1は本編最後の楽曲として、リリース以降根強い支持を誇るバラード曲「Blooming Again」を披露。まだ見ぬ未来へ向けて希望を託すかのように、11人は伸びやかな歌声を響かせてエモーショナルにライブの幕を閉じた。

やっと恩返しができた

JO1 (c)LAPONE Entertainment

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「JO1DER SHOW」発表時の様子。 (c)LAPONE Entertainment

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「2024 JO1 "JAM感謝祭" ~SUMMER FESTIVAL~」の様子。(c)LAPONE Entertainment

「2024 JO1 "JAM感謝祭" ~SUMMER FESTIVAL~」の様子。(c)LAPONE Entertainment[拡大]

本編が終了し会場が暗転すると、すぐさま熱烈な「JO1」コールが起こる。JAMがJO1の名前を呼べば呼ぶほど、コールの声は徐々に大きくなり、アンコールのため再登場したメンバーが開口一番に「過去イチ声出てた!」と口々に感嘆するほど、会場はただならぬ熱気で包まれていた。アンコールの最後に披露された、與那城が作詞に参加したファンソング「My Friends」では、パフォーマンス前に與那城と河野がそれぞれ楽曲の一部をアカペラで歌唱。その際、メンバーは客席にマイクを向けてJAMのシンガロングを促す。JO1とJAMの声が1つになって一体感が高められると、そのまま11人は最後のステージを開始した。曲中に與那城がステージの中央に立って両腕を大きく広げると、そこに1人、また1人とメンバーが彼のもとへ集結。リーダーを中心にぎゅっと身を寄せ合った11人は、JAMでいっぱいの客席を一望して幸せそうに笑い合った。

與那城は「やっと恩返しができた気がします。こんなに楽しくライブできてるのはJAMのおかげです」と改めてJAMに感謝。10人のメンバーもまた、「いつも本当に……」と続ける與那城の声に「ありがとう!」と声を重ねてJAMに笑顔を向けた。JO1は最後に全員で手をつなぎ、観客に向けて深く一礼。「ありがとう!」と何度も叫び、時間の許す限りJAMへの愛と感謝を表明し続けた。

なお本公演では、JO1が神奈川・Kアリーナ横浜、静岡・エコパアリーナ、兵庫・ワールド記念ホール、福岡・マリンメッセ福岡A館の4会場を巡る新ツアー「JO1DER SHOW」の開催が明らかに。日程やチケットに関する詳細は追って発表される。

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セットリスト

「2024 JO1 "JAM感謝祭" ~SUMMER FESTIVAL~」2024年7月28日 Kアリーナ横浜

01. STAY
02. Love seeker
03. Test Drive
04. SuperCali
05. HAPPY UNBIRTHDAY
06. Trigger
07. Lied to you
08. Sugar
09. RadioVision
10. Love & Hate
11. Blooming Again
12. Believe in You
13. My Friends

※各種配信サービスでは、本公演のセットリストで構成されたプレイリストを公開中。

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12時過ぎには帰りたい @JO1andME11

れん本当に発光してる
美しい

https://t.co/49IeqkY6ES #JO1 #JAM感謝祭_SUMMERFESTIVAL #JAM感謝祭 #川尻蓮 https://t.co/FUFcnj8lqy

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