波岡一喜が明かした“まーくん”の努力
今作は、下村敦史の小説「同姓同名」を原作とした朗読劇で、
開幕の前には公開ゲネプロが行われ、そののち森次、京典、伊万里、宮島、波岡の5名が報道陣の取材に応じた。今作が舞台初出演にして初主演となる森次は「率直にうれしいという感情と同時に、舞台初挑戦にして主演という荷の大きさ、プレッシャーを感じたのが正直な感想です」と出演が決まった際の心境を振り返り「ただ、台本や原作を読んでいくうちに『この役を僕がやらせていただけるんだ』と実感が湧いて、それからは皆さんの演技の邪魔をせず、自分の責任を果たせるように全力でがんばりたいという気持ちになりました。そして今日を迎えた感じです」と続ける。森次の言葉に伊万里が「俺だったら逃げるね。隣に波岡さんいるし」と笑いながら告げると、森次は「そうなんです。僕は小さい頃からテレビが大好きでドラマもたくさん観てきたんですけど、その頃から自分が観ていた方と同じ舞台に立てるということが本当に光栄なことだと思います」と応じた。
すると波岡は、森次の印象について「初舞台だからという心配はなく、日々自分ができないところを練習して克服して。ツアーが忙しい中早く来たり稽古後に残ったりしている姿を見たら、僕らもがんばらないとね、と思った次第ですよ」と明かす。稽古場の雰囲気について、伊万里が「男子部でしょ(笑)。部活みたいでしたよ」と説明すると、宮島も「本当に高校生みたいな感じでしたけど、やるときは集中する。すごく好きな空間でした」と振り返る。キャストのほとんどが若手俳優で構成された今作について意見を求められた波岡は「いい座組だと思いますよ。みんなで助け合って、楽しみ合って。本当に男子の部活だよね。“同姓同名部”。何よりまーくん(森次)がちゃんと、リーダーになって振る舞っていたのが印象的でした」と語った。
むやみに聞くのは自分らしくない気がして
今作の出演にあたって、超特急メンバーと演技の話をしたか問われると、森次は「あえて何も聞かずに挑みたいと思って」とひと言。「10年以上演技をやっているメンバーもいるけど、いきなり『どうすればいいですか?』とむやみに聞くのは自分らしくない気がして。自分なりに原作と台本を読んで、わからないなりにも役作りに挑んでみて、そこから波岡さんや吉村さんに演技指導をいただいて今の自分がなんとかできあがった感じです」と語る。舞台に出演すること自体も自分の口からは伝えなかったそうで「公式のアナウンスでメンバーも(出演を)知る感じでした。そこからは『よっ! 同姓同名!』みたいな感じでイジられたりはしました。リョウガくんあたりなんですけど」と笑った森次は「でもみんな応援してくれて『初挑戦だしリラックスしてがんばれ』って言ってくれたり。タクヤくんとかもすごく、優しいお兄ちゃんという感じで」と続け「いつも一緒にいるシューヤとかも『この日に行くね』と言ってくれて。みんな優しく『がんばってね』と応援してくれています」と顔をほころばせた。
同姓同名部、円陣は“超特急式”で
ゲネプロを終えての感触については「やっぱり緊張しますね。実感が湧いてくるというか」と明かした森次。仲間たちから「超特急のライブとどっちが緊張する?」と問われると「断然こっち(舞台)です。超特急のライブはもう、僕のテリトリーなんで」と即答する。そんな森次について宮島は「まーくんが明らかにステージモードに入っていたというか。やっぱり本番に強い、ずっとステージに立ってる人だなと思いました。感化されて、僕もがんばれました」と印象を語った。そして会見の締めに見どころを問われた森次は「もちろん全部ではあるんですけど、最後のどんでん返しが見どころです。いつも僕は体を使って表現しているけど、言葉での表現に注目してほしいですし……それにキャストの皆さんがそれぞれの大山正紀になりきって表現するので。皆さんの演技が素晴らしいので注目してほしいです」と語る。すると最後に波岡が「そうだ!」と切り出し「開演前に僕ら円陣を組むんですけど、親指をつかんで円陣を組む“超特急式”でやっているんです」と告白。「超特急気分を味わえてます」と笑った波岡は「ここからあと10回、"10特急”やるから。あと10特急、がんばっていきましょう!」と仲間たちに語りかけて盛り上がっていた。
公演は12日まで。千秋楽は生配信も実施される。
朗読劇「同姓同名」
2024年5月7日(火)~12日(日)東京都 三越劇場
※記事初出時、見出しおよび本文の出演者名に誤りがありました。お詫びして訂正します。
ようすけ🦖 @yo_sk14bt
3枚目のマサヒロ、いい顔 https://t.co/oH8qFMXTIG