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ザ・クロマニヨンズ×NICOリキッド7周年企画で強烈対バン

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昨日9月26日に東京・LIQUIDROOM ebisuにて、同店の移店7周年記念イベントの一環として、ザ・クロマニヨンズNICO Touches the Wallsの対バンライブが行われた。

これまでありそうでなかったこの顔合わせのライブは、開催前から話題を集めチケットは即日完売。当日の会場は終始観客の熱気で包まれた。

オープニングアクトのmynameis...による熱烈なステージを経て、先攻のNICO Touches the Wallsがステージに登場。手慣らしとばかりに光村龍哉(Vo, G)と古村大介(G)はギターをかき鳴らし、早速自分たちのペースを作り出す。そして光村の「騒ぎたいやつ、前においで!」という煽りを口火に、「妄想隊員A」からライブがスタートした。

大先輩のクロマニヨンズをあとに控え、「いつもよりアンプの音圧を2倍にしてます!」と光村が宣言したとおり、4人は気合十分のプレイを繰り広げる。特に序盤で披露された「風人」「武家諸法度」などは普段よりもテンポアップし、火花を散らすようなセッションがフロアを刺激した。

若干緊迫した空気を漂わせながらも、メンバーはその雰囲気も満喫している様子。対馬祥太郎(Dr)の軽やかなスティックカウントから始まった坂倉心悟(B)作詞作曲の「Endless roll」では、自然とハンドクラップが起こり、バンドと会場の間に一体感が生まれていた。

MCでは光村が、初めてLIQUIDROOMに立ったときの思い出を語り、「振り返るとリキッドでは節目節目でライブをやってて、今日を節目にしてこれからもがんばっていきたいと思います」と宣言。続けて「クロマニヨンズさんにさっき挨拶させていただいたんですが、光栄です。でも、まだまだクロマニヨンズ先輩にバトンは渡せません」と観客を挑発し、「THE BUNGY」でフロアの熱狂を最高潮へ導いた。

さらに「もっともっと一体感を作っていきましょうか? めちゃくちゃになろうぜ、恵比寿!」という呼びかけから「手をたたけ」へ。ラストは光村のアカペラから始まる「Diver」で締めくくられ、演奏が終わると同時に4人の演奏を讃えるようにあちこちから歓声や拍手、指笛が響いた。

ザ・クロマニヨンズの登場の前には、彼らのライブではおなじみの前説が展開。「老いも若きも関係ない。四の五の言わずにロックンロールを楽しんでください!」という言葉が、観客をクロマニヨンズワールドへと誘う。メンバー4人は、雄叫びのような歓声に迎えられ、堂々とした足取りでステージへ。そして「クロマニヨン・ストンプ」からノンストップのロックンロールショーの幕を開けた。

甲本ヒロト(Vo)は情熱的な歌声を響かせながらステージを所狭しと動き回り、真島昌利(G)は卓越したプレイで会場の熱気を上昇させていく。そんな2人を中心とした、ベテランならではの存在感と説得力のあるステージに、会場中が圧倒され続けた。

曲の合間にはヒロト節炸裂のMCが繰り広げられ会場を和ませる。「みんなに会いたかったぞ! 去年とか昨日とか未来じゃなくて、今日会いたかったよ!」「今日はNICOのお客さんに向けてやってるんだから。ついでに楽しんで。ではレディ・ガガのアルバムから11曲続けてお楽しみください」など、ユーモアたっぷりの発言が次々と飛び出した。

小林勝(B)と桐田勝治(Dr)のリズム隊のヒリヒリしたセッションが光る「草原の輝き」、ゴキゲンなムードが全開の「土星にやさしく」が続けられたあとは、本編ラストナンバーの「タリホー」。シンガロングをしながら拳を突き上げるオーディエンスたちが続出し、それにバンドも熱演で応えた。

真島の「またね!」という挨拶でライブは一旦締めくくられるが、鳴り止まない拍手に誘われアンコールに突入。桐田を除く3人は上半身裸で登場し、気合のほどをアピールした。ヒロトは「楽しかったな。今年も残すところ90日になってしまいました。今年中にまた会おうな」と約束すると、「今日は最高」と連呼しながら「ギリギリガガンガン」へとなだれこんだ。さらにバンドは「紙飛行機」「エイトビート」とシングル曲を連投し、「またやろうな! ロックンロール!」とファンに挨拶しイベントのフィナーレを飾った。

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