Cody・Lee(李)×Daoko×ダウ90000が競演！コラボやラジオネタも飛び出した「すももハイツ」初日

Cody・Lee(李)の主催イベント「ようこそ！すももハイツへ 3LDK -2024-」が3月16、17日に東京・東京キネマ倶楽部で開催された。「ようこそ！すももハイツへ」は「自分達が好きな、友達になりたい人達を＜来客＞として招く！」をコンセプトに、さまざまなゲストを迎えて行われるイベント。3回目の開催となる今回は、初日にDaokoとダウ90000、2日目にサニーデイ・サービスとロングコートダディが出演した。この記事では1日目の様子をレポートする。

ダウ90000

1日目のトップバッターを務めたのはダウ90000。まずは蓮見翔、道上珠妃、中島百依子、忽那文香、吉原怜那の5人が登場し、慣れないスモークに「煙っ！（笑）」とツッコむ。またキネマ倶楽部の独特なステージの作りに「ここから出てくるんだ。面白い登場口だな」と驚きの表情を見せるという、「すももハイツ」ならではのひと幕が繰り広げられた。蓮見は「僕らのこと知ってるよって人？」と尋ねると、上がった手の多さに「売れたな（笑）。Cody・Lee(李)と相性がいいということですよね」と述べた。

また以前からCody・Lee(李)が好きだったという蓮見は「ずっと西武新宿線に乗りながら、オリジナルの『我愛你』をやってましたから。『花小金井、田無、西武柳沢…』って」とCody・Lee(李)の楽曲の歌詞をもじっていたという思い出を明かした。そんなトークの流れから、5人は漫才を披露。さらにダウ90000はフルメンバーでコントを繰り広げ、男女8人の恋愛模様を描いたネタで観客を魅了した。

Daoko

2番手のDaokoは「御伽の街」でライブをスタートさせ、オーディエンスをぐっと惹きつける。続く「MAD」でDaokoの世界はより色濃くなり、シームレスにつなげて披露された「spoopy」まで、彼女は息つく間もなくパフォーマンスを展開。歌唱後に彼女は「改めましてDaokoです。Cody・Lee(李)のファンの皆さん、メンバーの皆さん、今日は呼んでくれてありがとうございます。素敵な夜を鶯谷で過ごせたらと思います！」とメッセージを送った。

「ぼく」「groggy ghost」「Sorry Sorry」を続けて披露し、メロウな方向に舵を切ったDaokoは、ゆったりしたトラックに乗せてアンニュイな歌声を乗せる。ひとしきりパフォーマンスを続けた彼女は「友達になりたい人を呼ぶイベントということで大変光栄なんですけど、今日は皆さんとも友達になれたらと思ってライブしています」と、目の前にいるCody・Lee(李)ファンに向けて語った。その後「花粉症がつらいので、この曲で夏を先取っちゃおうかなと思います」という言葉に続けて披露されたのは「打上花火」。儚く叙情的な歌声が響き渡ったところに、ラストナンバー「水星」でさわやかな空気が吹き込まれ、Daokoのステージが締めくくられた。

Cody・Lee(李)

トリを飾るのは主催者でもあるCody・Lee(李)。高橋響（Vo, G）、力毅（G, Cho）、ニシマケイ（B, Cho）、原汰輝（Dr, Cho）は、サポートメンバーの中野郁哉（Key）、東風あんな（Cho）、中尾有伽（Cho）とともに姿を現すと、軽快なロックチューン「涙を隠して(Boys Don't Cry)」で会場の熱を高めていく。2曲目「異星人と熱帯夜」ではオーディエンスを心地よい揺れへと誘い、続く「おどる ひかり」では流麗なギターリフやファルセット混じりのボーカルで繊細な感情を喚起させた。キラーチューン「悶々」「W.A.N.」を畳みかけ会場のボルテージを上昇させたのち、高橋は「ちょっとやりたいことがあるんですけど、ダウ90000のラジオわかりますか？」と問いかけ、「園田の地元では新生活が9月から始まる。園田の地元では朝マックが22:15から22:18の時間のみ販売されている」と、ラジオのコーナー「園田の地元」を模したネタを読み上げた。その後「キャスパー」「世田谷代田」が披露されると、心地よい切なさが会場に広がっていった。

MCで高橋は「Daokoさんはレジェンドのような方ですけど、今日も一緒にライブができたし、友達になってほしいとお伝えしました」と裏側を明かす。また前回の「すももハイツ」を通して順調に友達が増えているという4人は、その思い出をそれぞれ語った。高橋は「『すももハイツ』に誘います」と話していた友人のお笑い芸人が亡くなったという話を語り、「このあとやる曲は、今日はその人に捧げたいと思います」と「さよuなら」をじっくり歌唱。ライブ終盤にCody・Lee(李)は最新曲「イエロー」と代表曲「我愛你」を演奏し、疾走感あふれる演奏で本編を終えた。

アンコールでは「すももハイツ」恒例のカバーコーナーも展開され、高橋は「過去最高難度につき、がんばりましょう」と意気込む。そしてカバー曲が、DAOKO×岡村靖幸名義でリリースされた「ステップアップLOVE」だと宣言されると、客席からは歓喜の悲鳴が。自身のパートに突入するとともにステージに現れたDaokoは、高橋とともにクールな歌声を聴かせる。パフォーマンスは徐々に熱を帯びていき、歌唱後にDaokoは「岡村さんが乗り移ってました」と高橋を讃えた。最後にCody・Lee(李)は「When I was cityboy」で爆音をかき鳴らし、強烈な熱気の中で1日目の幕を閉じた。

セットリスト

「ようこそ！すももハイツへ 3LDK -2024-」1日目 2024年3月16日 東京キネマ倶楽部

Daoko

01. 御伽の街
02. MAD
03. spoopy
04. ぼく
05. groggy ghost
06. Sorry Sorry
07. ワンルーム・シーサイド・ステップ
08. ‎fighting pose
09. 打上花火
10. 水星

Cody・Lee(李)

01. 涙を隠して（Boys Don't Cry）
02. 異星人と熱帯夜
03. おどる ひかり
04. 悶々
05. W.A.N.
06. キャスパー
07. 世田谷代田
08. さよuなら
09. イエロー
10. 我愛你
＜アンコール＞
11. ステップアップLOVE
12. When I was cityboy