Furui Rihoは音楽でファンと愛を届け合う、ツアー「CHIT CHAT」最終公演で伝えた感謝の気持ち

Furui Rihoが1月14日に東京・LIQUIDROOMでツアー「Furui Riho Live Tour -CHIT CHAT-」の最終公演を開催した。

定刻を少し過ぎた頃、Furuiはハナブサユウキ（Key）、坂本遥（G）、Naoki Kobayashi（B）、守真人（Dr）、そして実妹であるまーちゃん（Cho）の待つステージに登場。彼女はまず聴く者の背中を押すようなメッセージがつづられた「Purpose」でライブを開始すると、ステージを練り歩きながらフロアに笑顔で目線を送り、その伸びやかな歌声を会場いっぱいに響かせる。そしてR&Bを軸にしたアッパーチューン「PSYCHO」で観客の体を大きく揺らしたかと思うと、続く「ウソモホント」では跳ねるようなビートの中、艶やかで力強いボーカルをじっくりと聞かせた。

「Furui Riho Live Tour -CHIT CHAT-」は大阪、愛知、北海道、福岡、東京の5都市を舞台に行われ、全公演のチケットがソールドアウト。Furuiは満員のフロアを眺めながら、「うれしいね。最初は50人くらいの箱でやってたのに、このLIQUIDROOMが少し小さいと思えるなんて……」と感慨深そうに語った。ライブ中盤には今回のツアーで披露してきたという「Silent night」のカバーを2部構成で披露することに。まず前半ではFuruiがハナブサの弾く温かなキーボードの音色に乗せて「Silent night」を熱唱。後半ではFuruiチームとまーちゃんチームに分かれ、オーディエンスもメンバーと一体となって大合唱を繰り広げた。

MCではFuruiが「Furui Rihoに今年やってほしいことはありますか？」とファンに尋ねると、フロアからは「アルバムをリリースしてほしい」「写真集を出してほしい」「アクスタ作って」「オールナイトイベントを開催してほしい」といった意見が次々と挙がる。Furuiはその1つひとつに丁寧に応えてファンとのコミュニケーションを楽しみつつ、「ありがとう。参考にさせていただきます」と笑顔で呼びかけた。彼女はその後、ポップかつダンサブルな「Super Star」「We are」を連投してフロアの熱気をじわじわと引き上げていく。そして「いつもみんなが『この曲で元気出ました』とか『Rihoちゃんのおかげでがんばれます』と言ってくれるけど、本当は私が元気をもらっているんです。私が音楽をやる理由は有名になりたいとかでなくて、みんなとつながって音楽で愛を届け合うことなんだなと改めて思いました。本当にいつもありがとうございます！」と告げて「I'm free」をパフォーマンス。会場に深い余韻を残してライブ本編を終えた。

アンコールに応えて再びステージに現れたFuruiは、4月3日に2ndアルバム「Love One Another」をポニーキャニオンからリリースすること、5月から自身最大キャパとなる東京・EX THEATER ROPPONGI公演を含む全国5都市ツアー「Furui Riho Live Tour 2024 -Love One Another-」を開催することをファンに報告。このサプライズに会場が割れんばかりの歓声に包まれる中、彼女は「（アルバムリリースは）さっき言ってくれてたよね？ もう叶いました！（笑） 1人で活動をする中で仲間が増えてきて、ここに来てポニーキャニオンの皆さんが一緒に音楽をしてくれることになりました。本当に素敵な仲間を見つけることができたなと思っています！ 本当にありがとうございます」とうれしそうに語った。Furuiはその後、本公演の前日にリリックビデオがYouTubeで公開されたドラマ「弁当屋さんのおもてなし」の主題歌「Friends」、“お互いに愛し合う”というメッセージが込められた「LOA」で場内をピースフルなムードに染め上げると、名残惜しそうに何度も何度もファンに手を振ってステージをあとにした。

「Furui Riho Live Tour 2024 -Love One Another-」のチケット予約は、1月28日23:59までイープラスにて受付中。

Furui Riho - Friends（Lyric Video）