長渕剛が100人ゴスペル曲＆いわく付き曲リメイク発売

長渕剛がニューシングル「TRY AGAIN for JAPAN」を9月7日にリリースすることが決定した。

表題曲はプロのゴスペルクワイヤや小学生など延べ100人以上による重厚なコーラスとオルガンで作られた荘厳なバラード。6月26日には宮城・石巻の日和山公園にて石巻小学校児童約100名や地元市民、ゴスペルクワイヤとともに総勢約1000名でこの曲を歌って鎮魂の祈りを捧げ、その模様はNHK総合「SONGS」で放送されて大きな話題となった。

カップリングには7月13日に放送されたNHK総合「SONGS」で演奏された「お家へかえろう 2011」を収録。同曲のオリジナルは1990年にリリースされたアルバム「JEEP」の収録曲で、同年の「NHK紅白歌合戦」に初出場した際に東西ドイツ統一後のベルリンから生中継で歌うことが計画されていたが、当時「国会議事堂に しょんべんひっかけて」という歌詞が問題になり、他の曲と差し替えられたというエピソードが知られている。

「お家へかえろう 2011」は原曲に新たな歌詞とアレンジが施されており、「ところで東京永田町はいつもの顔ぶれで まとまりのねえケジメのねえ風が吹いている ぶれまくる日の丸と星条旗が仲良く揺れている 俺は憂鬱なまんま黒い雨にさらされてる」という、東日本大震災以後の日本を封じ込めるような歌詞が追加されている。