「マリの話」は、濱口竜介監督作品「ハッピーアワー」「偶然と想像」の助監督を務め、ひと夏の恋愛を描いた短編映画「二十代の夏」でベルフォール国際映画祭のグランプリと観客賞を受賞した高野徹監督の初長編作。海辺の町で脚本を書く映画監督の杉田は、偶然出会ったマリに心を奪われ、映画に出演してほしいと声をかける。その情熱的で憎めない杉田のキャラクターに戸惑いながらも恋心を抱くマリ。2人は映画作りを始めるが、杉田が突然失踪してしまう。マリは喪失感に苦しみながらも、愛猫を探すフミコと出会い、人生を変えるような対話を通して小さくも大きい1歩を踏み出すある決心をすることになる。
美しくも謎めいた魅力を放つマリを成田、スランプ中の映画監督・杉田を瀧、マリとユーモラスな恋愛トークを繰り広げる女性・フミコを
YouTubeでは映画の特報を公開中。また本日9月22日より「マリの話」の配給支援を目的としたクラウドファンディングがスタートした。詳しくはMotionGalleryのオフィシャルページにて確認を。
『マリの話』 特報
成田結美 コメント
「マリの話」を観ながらなぜか自然と涙が溢れていました。マリの心の葛藤、傷ついてもそれでも誰かを愛し続けたいと思うマリの姿。そんなマリを観て、とても切なくなり、でも思いがけない素敵な出会いに、また胸がほっこりと温かくなり…最後にはなんだか魔法にかけられたような気持ちになり、もう一度観たくなりました。この作品を通して、本当に誰かを愛するってどういうことなんだろう、と考えさせられました。そして女性として強く生き抜いていこうと、マリに背中を押してもらえたような気がします。
本作を通して、皆さんにも少しでも元気を与えられたら嬉しいです。
ピエール瀧 コメント
この映画はいくつかのパートで構成されています。自分はそのうちのひとつを担当させていただいたので、実は全貌はわかっていないんです。でも、観客の皆さんの感じ方でいくつもの物語を紡ぎ出せる面白い作品だと脚本を読んで思いました。どうか楽しんで。
松田弘子 コメント
夢なのか、日常なのか、夢だとしてだれがだれの夢を見てるのか。「マリの話」を見ていると、いろいろなことがわからなくなります。でも、そのときどきに自由な見方をして良いのだと言われている気がします。出てくる人たちは、一つのことを言いながらどうも別のことを考えてるみたいだし、それが何なのかわかりません。わからないことをわからないまま味わったり、ああなのかこうなのかと思いをめぐらせたり、そういう豊かな時間を過ごさせてくれる作品だと思います。
高野徹監督 コメント
観客が自由に想像し、楽しんでもらえる映画「マリの話」が完成しました。この映画には、「発見できる喜び」と「あなただけの解釈」、つまり「主体的に映画を見る」という、特別な映画体験が待っていると思います。わかりやすさに甘んじない、チャレンジングな本作の不確かさを支えているのは、俳優さんたちの素晴らしい演技です。是非、劇場で確かめてください!
大谷ひろみ(ラバんちゅ) @hiromi_ohtani
瀧ッ!!! https://t.co/UG5oVJVEBl