ONE N' ONLY「サマステ」幕開けを飾る灼熱ライブ、水分補給はTETTA主導の「乾杯!」で

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ONE N' ONLYが東京・六本木ヒルズアリーナで開催中のライブイベント「SUMMER STATION 音楽LIVE」に出演。昨日7月22日にライブを行った。

ONE N' ONLY(撮影:米山三郎)

ONE N' ONLY(撮影:米山三郎)

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「SUMMER STATION 音楽LIVE」は、六本木ヒルズアリーナに特設されたライブステージにさまざまなアーティストが日替わりで出演してライブパフォーマンスを繰り広げる、毎夏恒例のイベント。ONE N' ONLYは今年の「サマステ」の幕開けを飾るアーティストとして登場し、トップバッターにふさわしい熱気あふれるパフォーマンスを繰り広げた。

ONE N' ONLY(撮影:米山三郎)

ONE N' ONLY(撮影:米山三郎)[拡大]

メンバー紹介のオープニングVTRののち、パステルカラーのさわやかなサマーファッションに身を包んだメンバーがヒルズアリーナに姿を見せると、会場に集まったSWAG(ONE N' ONLYファンの呼称)は大歓声で彼らを迎えた。6人がライブの幕開けに選んだのは、最新アルバム「Departure」収録のアッパーチューン「Set a Fire」。ラテンとレゲエの熱気を落とし込んだこの曲を、6人は初っ端から圧倒的な熱量のパフォーマンスで届けてみせ、サビの見せ場で彼らがセクシーに腰を落とすと、会場からはハイテンションな声が上がる。冒頭のサイレンの音でSWAGの歓喜の声が沸いた2曲目は「Category」。ラストサビで舞台の両端まで大きく広がったメンバーはSWAGに最接近するステージ手前で熱い声とダンスを届け、場内のテンションを一気に引き上げていった。

重低音の効いたダンスビートに攻撃的なリリックでONE N' ONLYのアイデンティティを示す「YOUNG BLOOD」では、6人の気迫に満ちたパフォーマンスにSWAGがシンガロングで呼応する。勢い十分に「Last Forever」に進むと、TETTA、REI、EIKUのボーカル組は伸びやかな歌声を昼下がりの六本木の空に響かせ、ヒルズアリーナにさわやかな風を吹かせた。

ONE N' ONLY「SUMMER STATION 音楽LIVE」の様子。(撮影:米山三郎)

ONE N' ONLY「SUMMER STATION 音楽LIVE」の様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

4曲を一気に駆け抜けたメンバーは、額に汗を光らせながら自己紹介。NAOYAは「ワンエンちゃんの夏が始まったよー!」と叫び、本格的な夏の到来をSWAGと喜んだ。リーダーのHAYATOはONE N' ONLYが「サマステ」のトップバッターを務めることに言及し「この先の盛り上がりは僕たちとSWAGにかかってます! この灼熱に負けないくらい盛り上がっていきましょう!」とオーディエンスを鼓舞する。また、暑さの厳しい日中のライブであることから、メンバーが絶えず「水飲みましょう! これは強制で!」と呼びかけてSWAGの体調を気遣う姿も見られ、TETTAは「みんなで乾杯する? せーので乾杯しましょう!」と、自ら音頭を取って楽しく水分補給を促していた。

ONE N' ONLY(撮影:米山三郎)

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6人のにぎやかなやりとりが繰り広げられた自己紹介とMCのあとには、ワンエンがこの日のために用意したスペシャルなメドレーがSWAGへと送られた。そのオープニングを飾った「Departure」はドリルの要素を取り入れたヒップホップトラックがワンエンの個性を際立たせる1曲。ドープな空気感を全開にしてオーディエンスを瞬時に引き込んだメンバーは、「QUEEN」「What's Your Favorite?」という人気曲2曲を続け、艶やかな眼差しと身のこなしでSWAGの視線を釘付けにする。HAYATOとKENSHINのパワフルなダンスソロに大きな歓声が上がった「Get That」を経て、NAOYAの「サマステまだまだ盛り上がっていきましょう!」という声からなだれこんだ「Black Hole」ではメンバーが上着をまくり上げるシーンに悲鳴のような歓声が。それぞれの楽曲の見どころをぎゅっと凝縮した“おいしいとこ取り”のメドレーのラストを飾ったのは、予測不能な楽曲展開がスリリングな「Hunt」。TETTAが美しいハイトーンを響かせる中、メンバーは観る者を射抜くような身振りと熱い眼差しでオーディエンスを撃ち抜き、7曲の怒涛のメドレーを締めくくった。

左からHAYATO、TETTA、KENSHIN。(撮影:米山三郎)

左からHAYATO、TETTA、KENSHIN。(撮影:米山三郎)[拡大]

2度目のMCでもTETTAによる水分補給の“乾杯タイム”が行われ、彼は「サマステ、どこの夏の場所よりも負けません。乾杯!」とペットボトルを掲げた。KENSHINはこの日が初披露となった新衣装について「俺、半ズボン!」とSWAGにアピールし「いろいろパターンがあったんだけど『俺、半ズボンがいいです』って選んだの」と明かす。そしてHAYATOは披露したばかりのメドレーについて「SWAGが『次その曲!?』みたいな反応をしてくれるのがうれしいね。ぶっ倒れるくらい踊りたいってことで、ブチかませるメドレーにしました!」と語った。

左からEIKU、REI、NAOYA。(撮影:米山三郎)

左からEIKU、REI、NAOYA。(撮影:米山三郎)[拡大]

「OK、もっともっとさらけ出していきましょう!」。HAYATOの気合いの咆哮とともに、ライブは「OPEN」でクライマックスへ。メンバーは、ハードなロックサウンドとエネルギーをまっすぐに放つボーカル&ラップで再び会場のボルテージを引き上げ、終盤の踊り込みパートでは酷暑をものともしない軽やかな群舞を見せる。ワンエンからSWAGへ、温かな愛を伝えるライブ定番曲「My Love」では、曲中にNAOYAが突然放った「この夏、めちゃくちゃにしていい?」という呼びかけにSWAGが騒然。大盛り上がりのムードの中でメンバーは2手に分かれてステージ両端まで歩みを進め、HAYATOが歌唱中のTETTAにちょっかいをかけたり、NAOYAとEIKUが楽しそうに肩を組んだり、仲のよさが現れたメンバー同士の一瞬一瞬のやりとりにも笑顔の輪が広がっていく。「Step Up」でさわやかなタオル回しの波を起こしたのち、ラストにドロップされたのは夏のパーティチューン「Sexy Beach Party Yes!!」。6人のダンスと呼びかけに合わせ、SWAGも一斉にハンズアップする光景が広がる中、メンバーは全力で音に乗り、SWAGと向き合って大きな一体感を醸成していく。6人のハイテンションなパフォーマンスでヒルズアリーナはパーティ空間と化し、熱狂の中でONE N' ONLYの「サマステ」は終幕。「楽しかった人!?」とSWAGに呼びかけたNAOYAは「僕らもみんなと同じくらい楽しかったよ! 今日から夏が始まるということで……みんな付いて来いよ!」と思いを伝える。メンバーはゆっくりとステージの端から端まで移動して観客に手を振り、TETTAは「みんな汗かいてもきれいだぞ! かわいい!」と何度もSWAGに語りかけていた。

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ONE N' ONLY「SUMMER STATION 音楽LIVE」2023年7月22日 六本木ヒルズアリーナ セットリスト

01. Set a Fire
02. Category
03. YOUNG BLOOD
04. Last Forever
05. Departure~QUEEN~What's Your Favorite?~Get That~Black Hole~Dark Knight~Hunt
06. OPEN
07. My Love
08. Step Up
09. Sexy Beach Party Yes!!

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ようすけ🦖 @yo_sk14bt

カラコン、メイクが最高で……
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