DUSTCELL過去最大キャパで初バンド編成ライブ、観客のエネルギー受け取り「音楽やっててよかった」

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DUSTCELLのワンマンライブ「PREPARATION」が11月17日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された。

DUSTCELL(Photo by Takashi Konuma)

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「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」の様子。(Photo by Takashi Konuma)

「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」の様子。(Photo by Takashi Konuma)[拡大]

DUSTCELLにとって過去最大キャパシティのワンマンとなった本公演。ライブの模様は生配信も行われ、全国のファンに届けられた。開演時刻を迎えると、ビートの効いたSEとともに、ステージ前方の透過LEDにDUSTCELLのロゴが変形を繰り返すムービーが映し出される。映像の中心にぽっかりと穴が開き、そこにはステージフロントにスタンバイするEMA(Vo)と、その背後のMisumi(Composer)のシルエットが。そして映像の切れ目が左右に広がっていき、2人の両サイドにバンドメンバーの姿が現れた。

「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」の様子。(Photo by Takashi Konuma)

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1曲目に奏でられたのは、DUSTCELLが初めて発表した楽曲「CULT」。Misumiのトラックとバンドの生演奏、EMAの歌声がグルーヴィに響き渡る。さらに2人は最新ミニアルバム「Hypnotize」より「不成者」、Misumiのソロ曲「オルターエゴ」といったアッパーなナンバーで序盤から観客のテンションを引き上げた。この日の多くの観客はDUSTCELLのロゴの形をしたペンライトを振りながらライブを観賞。照明演出や、スクリーンの映像演出とシンクロするようにペンライトの色を変え、会場に一体感を生み出した。

「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」の様子。(Photo by Takashi Konuma)

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DUSTCELLがバンドメンバーを迎えてライブを行うのはこれが初。約30分間ノンストップで演奏したのち、EMAが「バンドチームが入ったことでこれまでのライブと変わったと思うんですけど、どうですか?」と観客に語りかけると、客席から大きな拍手が寄せられる。一方のMisumiはバルコニー席を見上げ「新鮮だね。めっちゃ上にいる!」と声を弾ませた。その後、バンドメンバーが一旦退場し、EMAとMisumiは2人でパフォーマンス。「火焔」を皮切りに「DERO」「堕落生活」「SANDBAG」と扇情的な楽曲をハードなステージングとともに畳みかけ、自分たちの世界観へと観客を引き込んでいく。このブロックの最後にライブ初披露されたのは、EMAのソロ曲「NOT CRYING」。いつの間にか放たれたシャボン玉が会場中を舞い、ステージライトを反射して楽曲を幻想的に彩った。

Misumi(Composer)(Photo by Takashi Konuma)

Misumi(Composer)(Photo by Takashi Konuma)[拡大]

バンドメンバーがステージに戻り、「足りない」でライブが再開したあとも、疲れを感じさせないパワフルな歌声を響かせるEMA。Misumiもたびたびシャウトを轟かせ、ジャンプやクラップを煽りフロアをヒートアップさせる。そして四つ打ちのダンスチューン「ORIGINAL」で場内が1つになり、ライブはいよいよクライマックスへ。DUSTCELLは怒涛の勢いで最後の「STIGMA」まで一気に披露しステージをあとにした。

EMA(Vo)(Photo by Takashi Konuma)

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「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」の様子。(Photo by Takashi Konuma)

「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」の様子。(Photo by Takashi Konuma)[拡大]

観客からのアンコールを受け、DUSTCELLの2人はギターを抱えて再登場。バンドメンバーとともに「命の行方」「独白」をエネルギッシュに演奏した。これで終演かと思われたが、EMAはこの日のために作ってきたという新曲を披露すると宣言。スタッフ、バンドメンバー、観客に感謝の気持ちを伝えた彼女は、客席に向け「みんなが『DUSTCELLの曲に救われてる』と言ってくれてるの、僕たち知ってる。1人ひとりの人生をがんばってここに集まってくれたんだと思うと、すごいやる気が出るし、いつもライブでみんなからエネルギーをもらってます。生きていくのって、つらいことばっかりじゃん。でもこうやってライブという場で歌わせていただくと『あー、音楽やっててよかったなあ』って……DUSTCELLやっててよかったなって心から思います」と声を詰まらせながらもまっすぐに語った。そしてDUSTCELLは疾走感のある新曲「過去の蜃気楼」を届け、爽快な空気の中でライブを締めくくった。

「PREPARATION」の模様は11月27日までアーカイブ配信が行われている。またDUSTCELLは本公演後、ファンクラブ開設、2ndミニアルバム発売、ライブツアー開催を発表した。詳細はオフィシャルサイトで確認を。

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「DUSTCELL LIVE 2022『PREPARATION』」2022年11月17日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

01. CULT
02. 不成者
03. オルターエゴ
04. PAIN
05. bibouroku
06. izqnqi
07. albino
08. 火焔
09. DERO
10. 堕落生活
11. Mad Hatter
12. SOPPY
13. SANDBAG
14. ID
15. NOT CRYING
16. 足りない
17. 蜜蜂
18. Void
19. 漂泊者
20. ORIGINAL
21. アネモネ
22. STIGMA
<アンコール>
23. 命の行方
24. 独白
25. 過去の蜃気楼

DUSTCELL TOUR 2023

2023年4月28日(金)北海道 Zepp Sapporo
2023年4月30日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2023年5月3日(水・祝)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2023年5月7日(日)福岡県 Zepp Fukuoka
2023年5月17日(水)愛知県 Zepp Nagoya
2023年5月25日(木)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)

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