「Light Trap Trip」は1月リリースの2ndフルアルバム「Cとし生けるもの」をより深く体感できるコンセプトツアーとして、収録曲「セイントアンガー」の「みんな光りかた探していた」という歌詞をテーマに企画されたもの。バンド史上最大規模となる全国13カ所で行われ、ファイナル公演は海(B)の加入記念日で、バンドが“海の日”と呼んでいる日に行われた。
緑の光があふれ、川のせせらぐ音が聴こえる薄暗い場内。そこに耳をつんざくギターリフが響くと「たたかわないらいおん」でライブが始まった。激しい演奏で会場の空気を一気に変えた、たかはしほのか(Vo, G)、ゆきやま(Dr)、海の3人は「風にとどけ」「東京」とアルバムの楽曲を連発し、目まぐるしいライティングの中、嵐のような轟音を鳴らして観客を圧倒。場内に興奮が広がる中、「1997」「きれいなおと」「ほしのなみだ」「ぶらんこ」と新旧の強力なナンバーを畳みかけていく。
虫の鳴き声が流れる中、たかはしの朗読から「蛍狩り」を演奏し、幻想的なムードを生み出した3人は、間髪入れずに「ジョニー」を披露。躍動感あふれる演奏で観客を揺さぶりつつ、「うつくしいひと」でたゆたうようなサウンドを場内に響かせる。その後、疾走感あふれる「9mmの花」から壮大なスケール感の「アルケミラ」につなげた3人は、火花が飛び散る映像をバックに演奏した「GOLD TRAIN」で勢いを加速させると、重厚なサウンドのアルバムリード曲「惑星トラッシュ」をエモーショナルにプレイ。「教室のしかく」に続けて披露された「教室のドアの向こう」では照明を浴びたメンバーのシルエットが背後に大きく浮かび上がった。
「中央線」演奏後、たかはしは今回のツアーのセットリストについて「“光”について書いた曲をちりばめてみました」と説明しつつ、光ある場所に存在する影について「無限の色の可能性が凝縮されていて、私の色をたくさん背負っているんだなって。そんな暗闇に支えられてるんだなって思いました」と語ると、ツアーのテーマ曲である「セイントアンガー」の演奏に突入。その勢いのままなだれ込んだ「リッケンバッカー」で熱狂的な空気を生み出し、最後は「Candy」で穏やかにライブ本編を終えた。
アンコールで再びステージに登場した3人は、光で虫を引き寄せる誘虫灯を意味する「Light Trap」と名付けた今回のツアーのコンセプトについて改めて語りつつ、新作EP「恋と戦争」のリリース、ツーマン企画「cell,core 2022」の開催を発表。メッセージ性あふれる先行配信曲「ノーワー」を初披露し、最後は「せかいのおわり」を爆音で鳴らしてライブを終えた。
なお本公演の模様は明日7月9日18:00より有料配信される。配信チケットはチケットぴあで7月16日16:00まで販売されており、購入者は同日18:00までアーカイブを視聴できる。
リーガルリリー「Light Trap Trip」有料アーカイブ配信
配信期間:2022年7月9日(土)18:00~7月16日(土)18:00
視聴チケット販売期間:2022年7月6日(水)12:00~7月16日(土)16:00
視聴チケット販売URL:https://w.pia.jp/t/light-trap-trip/
リーガルリリー「Light Trap Trip」2022年7月5日 Zepp DiverCity(TOKYO)セットリスト
01. たたかわないらいおん
02. 風にとどけ
03. 東京
04. 1997
05. きれいなおと
06. ほしのなみだ
07. ぶらんこ
08. 蛍狩り
09. ジョニー
10. うつくしいひと
11. 9mmの花
12. アルケミラ
13. GOLD TRAIN
14. 惑星トラッシュ
15. 教室のしかく
16. 教室のドアの向こう
17. 中央線
18. セイントアンガー
19. リッケンバッカー
20. Candy
<アンコール>
21. ノーワー
22. せかいのおわり
リーガルリリー「恋と戦争」収録曲
01. ノーワー
02. 明日戦争がおきるなら
03. 地球でつかまえて
04. ジュテーム?(スピッツ cover)
リーガルリリー「cell,core 2022」
2022年11月9日(水)愛知県 THE BOTTOM LINE
2022年11月15日(火)大阪府 BIGCAT
2022年11月17日(木)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
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リーガルリリー、さまざまな「光」と「影」を歌ったコンセプトツアー「Light Trap Trip」 https://t.co/DoQm1XY8vo