TOMORROW X TOGETHER初のワールドツアーがソウルで開幕、ユニット曲も初披露

TOMORROW X TOGETHER初のワールドツアー「ACT：LOVE SICK」が、7月2、3日に韓国・ソウル松坡区蚕室室内体育館にて開幕した。

「ACT：LOVE SICK」は、ソウル公演を皮切りにアメリカやアジアで行われるワールドツアー。日本では9月3、4日に大阪・おおきにアリーナ舞洲、7、8日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで公演が開催される。

オープニング映像が終わったあと、5人はレースや赤いハートのモチーフがあしらわれたピンク色の衣装で登場。エネルギッシュに「0X1=LOVESONG(I Know I Love You)」を届け、ライブの幕開けを告げた。コロナ禍においてオンラインライブを中心に行ってきた彼らは、ひさびさにMOA（TOMORROW X TOGETHERファンの呼称）の前で単独公演ができる喜びを語り、「Wishlist」や「Blue Orangeade」といったポップチューンで会場を魅了。コロナ禍にリリースされ、MOAと一緒に歌う日を夢見てきた「Magic」では、熱いシンガロングやクラップを浴びながら笑顔でパフォーマンスを繰り広げた。

洋楽ロックバンドのTシャツを衣装として着用した5人は、車のセットに乗って「LO$ER=LO♡ER」や「Trust Fund Baby」といったZ世代の思いを代弁するかのような歌詞のナンバーを次々と披露。デビュー曲の「CROWN」やダンサーを交えた華やかなステージが魅力の「Blue Hour」で明るい空気を作ったかと思えば、挑発的なパフォーマンスが光る「Frost」やロックアレンジの「Can't You See Me?」といったダークな雰囲気の楽曲も歌い、表現の幅広さをMOAに強く印象付けた。

TOMORROW X TOGETHERは、最新アルバム「minisode 2: Thursday's Child」収録のYEONJUNとHUENINGKAIによる「Lonely Boy」やSOOBIN、BEOMGYU、TAEHYUNによる「Thursday's Child Has Far To Go」といったユニット曲のパフォーマンスもお披露目。「minisode 2: Thursday's Child」のリード曲「Good Boy Gone Bad」も熱唱し、MOAを大いに盛り上げた。

最後にTAEHYUNは「世界中のMOAと一緒に笑って泣いて楽しめる公演をしてきます」とワールドツアーへの意気込みを語り、SOOBINも「ツアーに行くことは少し怖いですが、今日のように世界中のMOAが温かく迎えてくれることを考えると怖くありません。遠くのMOAにもいい姿を見せられるようにがんばります。幸せな思い出を作ってくれたMOAを愛しています。一緒に過ごしている瞬間を忘れないで、信じ合って支え合えるように今日のように全力でステージに挑むTOMORROW X TOGETHERになりたいと思います」とMOAにメッセージを送る。MOAは5人からの愛に応えるように1日目では「우리의 땀(;)이 이뤄 낸 오늘을 기억해」（私たちの汗(;)が成し遂げた今日を覚えているよ）、2日目では「늘 함께 하는 결말, 어디서든 항상 빛나줘」（いつも一緒に迎える結末、いつまでも輝いて）と書かれたスローガンを客席で掲げた。

韓国のMOAに温かく送り出されたTOMORROW X TOGETHERは、7月7日（現地時間）にシカゴにあるローズモントシアターにて海外公演をスタート。現時点では10月22、23日のタイ公演までスケジュールが発表されている。7月22日にはTOMORROW X TOGETHERと同世代のアメリカのラッパー、イアン・ディオールを迎えたシングル「Valley of Lies (feat. iann dior)」をリリースすることも決定。日本では8月31日に3rdシングル「GOOD BOY GONE BAD」をリリースし、シングル発売前日の8月30日には東京都内にてショーケースイベントも行う。