ハロプロ春の恒例ライブ「ひなフェス」開幕、ハローキティとOCHA NORMAのコラボも実現

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ハロー!プロジェクトのイベント「Hello! Project ひなフェス 2022」が、昨日4月2日、本日3日の2日間にわたり千葉・幕張メッセ国際展示場1・2ホールで行われている。

ハローキティとOCHA NORMAのコラボレーションの様子。(c)'21、'22 SANRIO 著作(株)サンリオ

ハローキティとOCHA NORMAのコラボレーションの様子。(c)'21、'22 SANRIO 著作(株)サンリオ

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「ひなフェス」はハロー!プロジェクトのメンバーが総出演する春の風物詩的ライブ。今回の公演にはモーニング娘。'22、アンジュルムJuice=JuiceつばきファクトリーBEYOOOOONDSOCHA NORMAの総勢6組、新型コロナウイルス感染のため欠席となった有澤一華(Juice=Juice)、加賀楓(モーニング娘。'22)を除く計66名のハロプロメンバーおよびハロプロ研修生が出演している。なお2日の昼公演はJuice=Juice、夜公演はアンジュルム、3日の昼はつばきファクトリー&BEYOOOOONDS、夜はモーニング娘。’22がそれぞれメインを務めるプレミアム公演が行われる。本稿ではJuice=Juice がメインアクトを務めた本日4月2日の昼公演の模様をレポートする。

Juice=Juice

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2日の昼公演は、同公演でメインを務めるJuice=Juiceのパフォーマンスでスタート。冒頭で「Borderline」を届けたのち、リーダーの植村あかりが「始まりました、Juice=Juiceプレミアム!」と挨拶すると、会場に訪れたファンから大きな拍手が沸き起こる。続けて植村は「メンバーの有澤一華ちゃんが新型コロナウイルスの感染が確認されたため、当公演を欠席させていただくんですが、一華ちゃんの分までみんなでがんばりますのでよろしくお願いします」と報告。初めての「ひなフェス」出演となる入江里咲は、同期である有澤の欠席を受けて「一華とは連絡を取っているので、一華パワーの分も出せるようにがんばりたいと思います」と気合いを見せていた。

OCHA NORMA

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ハローキティとOCHA NORMAのコラボレーションの様子。(c)'21、'22 SANRIO 著作(株)サンリオ

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冒頭のプレミアムパートのあとには、次のデビューを目指すハロプロ研修生がフレッシュなパフォーマンスを披露。続くOCHA NORMAは、ハロプロメンバーが出演して話題となったテレビ東京系ドラマ「真夜中にハロー!」のオープニングテーマであるメジャーデビュー曲「恋のクラウチングスタート」をパフォーマンスする。ライブの途中には、サプライズゲストとしてハローキティがステージに登場。今回のコラボレーションは、「日本、そして世界のみんなに歌とパフォーマンスで笑顔と元気を与えたい」というハローキティたっての希望から実現したのだという。ハローキティは「今日はこんな大きな会場で歌えるなんて夢みたいです」と語り、「皆さんに元気と笑顔を届けられるように一生懸命歌います!」と、つんく♂がハローキティのために書き下ろした楽曲「Hello! 生まれた意味がきっとある」をOCHA NORMAをバックにパフォーマンス。驚きのコラボレーションに会場に訪れたファンからは大きな拍手が送られていた。楽曲を提供したつんく♂本人も「やばい!というようなニュアンスで作品を表現したくないけど、何度聴きなおしてもやばいっす」と興奮を隠せないコメントを寄せており、同曲はデジタルシングルとしてリリース予定があるという。

アンジュルム

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その後はアンジュルムが登場し、5月11日に発売される新曲「愛・魔性」を披露。さらにはアンジュルムファンとして知られるシンガーソングライター堂島孝平の提供曲「愛すべきべきHuman Life」を歌い上げた。

BEYOOOOONDS

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アップテンポな楽曲で会場を盛り上げたアンジュルムに続いて登場したのはBEYOOOOONDS。メンバーの小林萌花によるピアノ演奏で始まる「英雄~笑って!ショパン先輩~」でライブの幕を開けた彼女たちは、ポンポンを持ってパフォーマンスを繰り広げる「ビタミン ME」などを元気いっぱいに歌唱してライブの前半戦を締めくくった。

ライブの中盤では「ひなフェス」恒例のシャッフルユニットコーナーが行われ、事前抽選で選ばれたメンバーによる今回限りのソロ、デュオ、トリオによるパフォーマンスが届けられた。トップバッターは、モーニング娘。’22 の野中美希。青いラメが輝く衣装を着て登場した彼女は流暢な英語の歌詞パートを交えながらモーニング娘。の「3.2.1 BREAKIN’ OUT!」を披露し、間奏では「Clap Your Hands!」と会場を盛り上げ、見事にトップバッターの大役を果たした。

牧野真莉愛(モーニング娘。’22)、平山遊季(アンジュルム)、島倉りか(BEYOOOOONDS)からなるトリオは、ハロプロの先輩ユニットである美勇伝の楽曲「恋する♡エンジェル♡ハート」をチョイス。最後は川名凜(アンジュルム)と広本瑠璃(OCHA NORMA)によるデュオが、モーニング娘。のファンクスタイルの楽曲「The 摩天楼ショー」をクールに歌い上げた。

つばきファクトリー

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シャッフルユニットコーナーのあとは、再びグループごとのステージへ。今年でメジャーデビュー5周年を迎えたつばきファクトリーが、5月16日に控えている2度目の東京・日本武道館公演を見据えた気迫のパフォーマンスで会場を熱く盛り上げた。

モーニング娘。'22

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プレミアムパート前のラストを務めたのはモーニング娘。'22。MCでは、シャッフルコーナーに出演した野中と牧野の話題に。メンバーの小田さくらは「すごかったよ2人とも」と野中と牧野を絶賛し、「声が出せないと思っていながらも、体がうずくようなパフォーマンスだった。2人に刺激を受けながら、私たちも最後まで盛り上げていきたいと思います!」と宣言。息の合ったパフォーマンスを披露して会場に詰めかけたファンを魅了した。

終盤にはプレミアム担当グループの曲を他グループが合同でカバーするブロックが設けられた。この公演では、OCHA NORMA、BEYOOOOONDS、アンジュルムがJuice=Juiceの楽曲をパフォーマンス。オリジナルとはひと味違った雰囲気の楽曲が、「ひなフェス」らしいお祭り感を演出していた。

本公演のトリを務めたJuice=Juiceは、4月20日発売の最新アルバム「terzo」に収録される「GIRLS BE AMBITIOUS! 2022」でライブをスタート。同じくアルバム曲である「STAGE~アガッてみな~」で井上玲音がボイパを披露すると、会場のボルテージは最高潮に。Juice=Juiceらしいクールなパフォーマンスの連続に大きな拍手が送られた。最後はステージに全グループが集結し、Juice=Juiceの代表曲「『ひとりで生きられそう』って、それってねえ、褒めているの?」でライブを盛大に締めくくった。

ライブ終了後の囲み取材の様子。写真左から岸本ゆめの(つばきファクトリー)、平山遊季(アンジュルム)、稲場愛香(Juice=Juice)、江端妃咲(Juice=Juice)、ハローキティ、米村姫良々(OCHA NORMA)、山崎夢羽(BEYOOOOONDS)、森戸知沙希(モーニング娘。’22)、譜久村聖(モーニング娘。’22)。(c)'21、'22 SANRIO 著作(株)サンリオ

ライブ終了後の囲み取材の様子。写真左から岸本ゆめの(つばきファクトリー)、平山遊季(アンジュルム)、稲場愛香(Juice=Juice)、江端妃咲(Juice=Juice)、ハローキティ、米村姫良々(OCHA NORMA)、山崎夢羽(BEYOOOOONDS)、森戸知沙希(モーニング娘。’22)、譜久村聖(モーニング娘。’22)。(c)'21、'22 SANRIO 著作(株)サンリオ[拡大]

終演後には、見事なパフォーマンスを披露したハローキティをはじめ、譜久村聖と森戸知沙希(モーニング娘。’22)、平山(アンジュルム)、稲場愛香と江端妃咲(Juice=Juice)、岸本ゆめの(つばきファクトリー)、山崎夢羽(BEYOOOOONDS)、米村姫良々(OCHA NORMA)が囲み会見に対応。自分たちのプレミアム公演を終えたJuice=Juiceの稲場は「トップバッターだったので緊張感があったんですけど、ものすごく楽しむことができた。ファンの皆さんも声援はできないものの、マスク越しでも笑顔なんだなっていうのが伝わりました」とコメント。そして話題はサプライズ出演したハローキティに。ハローキティのバックダンサーを務めたOCHA NORMAの米村姫良々は「キティちゃんの圧倒的オーラに負けないように、精一杯がんばりました! こんな大物スターとコラボできるなんて思ってもいなかったのでうれしいです」とニッコリ。彼女がハローキティとの練習が2回だけだったことを明かすと、同席していたハロプロメンバーから「2回だけ? すごい!」と驚きの声が上がる。米村は「リハーサルのときにキティちゃんがすごくカラフルなドレスを着ていて、これがレッスン着なんだ。スターは違うなって(笑)」と語り、ハローキティとの思い出を振り返る。つばきファクトリーの岸本は、ハローキティの幼なじみで、ボーイフレンドでもあるディアダニエルが好きだとハローキティに告白。そして、いつかはキティ&ダニエル、with つばきファクトリーでパフォーマンスしたいと目を輝かせていた。

また、「ひなフェス」の魅力を問われると、森戸は「シャッフルコーナー」と回答。「私は運がないので、毎年ハズレばっかり引いてしまう。今まで1回しか(当たりくじを)引いたことがなかったけど、毎年ドキドキするイベントです」と語り、「ほかのグループさんの楽曲をカバーさせていただくこと」と話した山崎は「トンチキソングを歌いがちなBEYOOOOONDSですが、セクシーだったりカッコいい曲のパフォーマンスもできますっていうのをお見せできる機会。それが楽しみ!」と話していた。それ以外にも、「たくさんの方に見ていただけるチャンスっていうのは、なかなかないので、OCHA NORMAの魅力を伝えられるように、今回のひなフェスもがんばりたいと思います」(米村)、「カバーコーナーなどを通じて、改めてハロー!プロジェクトの楽曲が素晴らしいなってことに気がつける公演」(稲場)、「会場が大きく、ステージが360°見渡せるので、普段見てもらえないところが見てもらえるから気が抜けない」(平山)など、それぞれが「ひなフェス」の魅力を語っていた。

公演前日の4月1日が誕生日だったという岸本は「21歳最後の岸本とか、22歳すぐの岸本とか、ちょっとレアな岸本が見られるステージ」と、少し違った視点で「ひなフェス」の魅力を力説。また彼女はつばきファクトリーの武道館公演にも言及し、「2回目からが本当の勝負。初めての日本武道館のステージから約半年間で、12人の絆も深まっているので期待していて欲しい」と力強いメッセージを発信していた。

まもなくハロー!プロジェクトを卒業する稲場と森戸は今回が最後の「ひなフェス」出演。5月30日の日本武道館公演でJuice=Juiceを卒業する稲場は「『ひなフェス』は大きい会場で場位置を覚えるのがかなり大変。そのぶん、メンバーの絆が深まって達成感もすごい。残りの公演も全力で楽しみたい!」と語り、得意なダンスで意気込みをアピールしていた。6月20日の日本武道館公演でモーニング娘。を卒業する森戸は「やっぱり最後となると名残惜しい。終わんないで欲しいっていうのが今の気持ち」と素直な思いを吐露していた。

なお本日4月3日の昼夜公演の模様はCSテレ朝チャンネル1で生中継される。

※山崎夢羽の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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読者の反応

J-Pop Project News @JPopProjectNews

Hello Kitty was a special guest with new group OCHA NORMA at "Hello! Project Hina Fes 2022" on April 2. The festival saw all 6 Hello! Project groups perform, but without Ichika Arisawa (Juice=Juice) and Kaede Kaga (Morning Musume '22) because of COVID-19. https://t.co/KxcqFNHgqr https://t.co/nZs56lgZWV

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