さくら学院に在籍していた頃に@onefiveを結成し、2019年8月のグループ卒業後もその歩みを止めることなく、活動を続けてきたKANO、SOYO、MOMO、GUMI。同い年の4人は高校生になると同時に華々しくデビュー……を飾るはずだったが、コロナ禍により活動は制限され、楽曲やミュージックビデオのリリース、無観客ライブの配信、SNSでの発信など、オンラインを中心に音楽やパフォーマンスを届けてきた。そんな4人にとってもファンにとっても今回のライブは待ちに待った機会。会場には多くのファンが駆け付け、彼女たちの生のパフォーマンスを楽しみ、配信で全国のファンも会場の熱気を画面越しに感じた。
ペールブルーの衣装に身を包んだ4人は、MVをN高等学校の学生が制作したことでも話題の最新曲「Lalala Lucky」でライブをスタート。念願のファンとの対面を果たした4人の気持ちにフィットする「この空間にいれることが幸せで この景色が見れることも幸せで」という歌い出しの「まだ見ぬ世界」では、そのメッセージを体現するかのように笑顔あふれるパフォーマンスを展開した。
デビュー曲「Pinky Promise」では、手をつないだり、手を重ね合ったりと、4人の絆を感じさせるコンビネーションダンスを披露した@onefive。ダンサブルなトラックで魅せたあとは、SOYOが奏でるキーボードのサウンドに乗せて「缶コーヒーとチョコレートパン」で美しいハーモニーを響かせる。続く「Just for you」でもSOYOはキーボードを担当し、4人は吐息混じりの艶っぽい歌声と自分たちで振り付けたダンスでスイートな時間を演出した。
セルフプロデュースを行う@onefiveの基盤になったという楽曲「Underground」では、キレのあるダンスと挑発的な表情演技でも魅せる。フューチャーベースサウンドが特徴の「雫」では、雨の日の街角を思わせるカラフルな照明が楽曲の世界観を演出。4人のしなやかさと力強さをたたえたダンスがより一層輝いた。
@onefiveのサウンドプロデュースを手がける辻村有記の楽曲「Let Me Go」を使ったダンスブロックでは、1stアルバム「1518」のカラー衣装に着替えた4人がダンスと表情演技で楽曲の世界観を表現。ダンスを得意とするメンバーで構成された@onefiveならではのステージは、振り付けやフォーメーションのみならず照明までもがKANOのプロデュースによるもので、踊り終えたKANOは「私が好きなことをたくさん詰め込んだ曲ができて本当にうれしい。初めて振り付けに挑戦したのですが、今後もいろんなことに磨きをかけていきたい」とあふれんばかりの思いを語った。
その後、@onefiveは「Lalala Lucky」の振り付けを観客にレクチャーし、この日2度目の「Lalala Lucky」を披露。振り付けのレクチャーの甲斐もあって、フロアのいたるところで「L」のハンドサインが上がる。片思いのもどかしい恋心を歌った「BBB」では、「Bibbidi-Bobbidi-Boo!」と元気いっぱいに声を上げ、軽やかにステップを踏んだ。
最後の挨拶でGUMIは「ずっとライブがしたかった分、最後だと思うと寂しい気持ちもあるんですけど、皆さんと同じ時間を過ごせて一緒にダンスを踊れて笑顔を見れて、これからがんばっていこうという気持ちが大きくなりました。皆さんの笑顔がパワーの源。皆さんと同じ空間で楽しめてよかったです」と語り、KANOも「私たちは2年以上@onefiveとして活動してきたんですが、皆さんとこうして会えるのは奇跡だし、マスク越しでも笑顔が見れて、幸せな空間を作れたことがうれしいです。これからもっともっとたくさんの方とお会いしていろんな思い出を作っていきたいです」とそれぞれ有観客ライブができた喜びを語る。
MOMOは「初めてのライブで何回もステージをやってたくさんの方と直接会うことができて幸せものだなと思っています。ここまで皆さんのおかげでがんばってくることができました。皆さんのことを思い浮かべてライブを作ってきて、皆さんの顔を直接見ることができて、想像以上の皆さんの温かい気持ちが伝わってきて、たくさんの方に愛されてると実感しました。さらに進化した@onefiveとしてまた皆さんとお会いしたいです。これからも期待していてください」とファンへのメッセージを述べ、SOYOも「ずっと足踏みをしている感じでつらいときもあったけれど、ライブをしてみて、私たち4人で歌って踊って思いを伝えることが大好きだと思いました。皆さんに直接思いを伝えられる空間がまた作れたらと思います。コロナの状況もあって次にいつ会えるかわかりませんが、これからも4人でがんばっていきます。応援よろしくお願いします!」と真摯な思いをファンに伝えた。
ライブのラストを飾ったのはイベントタイトルにもなった「1518」。先ほどそれぞれが語ったファンへの思いにも重なる歌詞を歌った4人は、万感の表情で来場者からの拍手を浴び、「次に会える機会をとてもとても楽しみにしています。そして生配信で観てくださった方もありがとうございました!」と深くお辞儀をして名残惜しそうにステージをあとにした。
「@onefive 1st LIVE -1518-」最終公演のアーカイブ映像は、3月13日23:59までLIVESHIPにて配信中。視聴チケットの価格は税込み3300円で、3月13日21:59まで購入することができる。
@onefive「@onefive 1st LIVE -1518-」2022年3月6日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
01. Lalala Lucky
02. まだ見ぬ世界
03. Pinky Promise
04. 缶コーヒーとチョコレートパン
05. Just for you
06. Underground
07. 雫
08. Let Me Go
09. Lalala Lucky
10. BBB
11. 1518
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「@ onefive 1st LIVE-1518-」
渋谷クラブクアトロ公演のライブレポートを振り返り🧐その3⃣💁
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