「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」はフレデリックが2021年12月から2022年2月にかけて全8公演行ったツアー。CSテレ朝チャンネル1で生中継された最終公演で、バンドは新曲やライブ定番曲など計17曲を披露してオーディエンスと視聴者を楽しませた。
三原健司(Vo, G)の「始めます」という気迫に満ちた宣言を合図に、バンドはスケール感のある「飄々とエモーション」でライブをスタートさせる。ハンドマイクでステージをはつらつと動き回った健司は、次曲「ディスコプール」ではギターを意気揚々とかき鳴らした。その後4人は2016年10月リリースのメジャー1stフルアルバム「フレデリズム」より、「KITAKU BEATS」「オドループ」とアップテンポな人気曲を連投。パワフルなバンドサウンドと軽やかなシンセサウンドが融合したこれらの曲を、フレデリックは楽しげにパフォーマンスして観客を踊らせた。
次のブロックで披露されたのは、2021年4月に配信リリースされた「名悪役」や2021年に放送されたテレビアニメ「
MCでは彼らが3月30日に3rdフルアルバム「フレデリズム3」をリリースすることや「Wanderlust」を2月9日に配信リリースすることをファンに伝えつつ、ユルいムードのトークを展開して場内に和やかな雰囲気を醸し出した。その後パフォーマンスはイントロの陽気なフレーズが印象的な「かなしいうれしい」で再開。現在の4人体制になってから初めて発表したこの曲で、フレデリックはグルーヴ感のある演奏を繰り広げた。さらに「かなしいうれしい」のアウトロをアレンジして、流れるように次の「逃避行」の演奏へとつなげる。ビート感のある電子音に乗せて、健司はロマンチックな歌詞を歌い上げて観客のテンションを高めた。続く「スキライズム」では、この楽曲のテーマである「スキ」と「キライ」にぴったりのピンクの照明がバンドを照らす。間奏では赤頭隆児(G)が華麗なギターソロを披露してオーディエンスの視線を集めた。バンドは本編最後にアプリゲーム「テイルズ オブ ルミナリア」のオープニングテーマ「TOMOSHI BEAT」を熱演してステージをあとにした。
4人はアンコールで、和田アキ子に提供し、TikTokを中心に話題となった楽曲「YONA YONA DANCE」のセルフカバーを披露。「踊らにゃ損」とループする中毒性の高いサビやダンサブルなリズムでオーディエンスを盛り上げた。彼らはラストナンバーとして、「テイルズ オブ ルミナリア」のインスパイアソングでフレデリックと須田景凪の共同制作曲である「ANSWER」を晴れやかな表情で演奏してツアーの幕を閉じた。
フレデリック「FREDERHYTHM TOUR 2021-2022~朝日も嫉妬する程に~」2月4日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト
01. 飄々とエモーション
02. ディスコプール
03. KITAKU BEATS
04. オドループ
05. 名悪役
06. FUTURE ICE CREAM
07. サイカ
08. Wake Me Up
09. 正偽
10. Wanderlust
11. かなしいうれしい
12. 逃避行
13. スキライズム
14. TOGENKYO
15. TOMOSHI BEAT
<アンコール>
16. YONA YONA DANCE(フレデリズム Ver.)
17. ANSWER(フレデリズム Ver.)
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】フレデリックがさまざまな楽しみ方提供したツアー、Zepp Hanedaで完遂(写真8枚)
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