セカイイチ、Predawnら4組が原宿でアットホームライブ

2011年3月8日 11:38 56 1 音楽ナタリー編集部

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スペースシャワーTVの音楽SNS「mob」が主催するライブイベント「mob LIVE vol.2-ボルシチ-」が、3月4日に東京・原宿VACANTで開催された。

イベント終わりに撮影された記念写真。この後行われた出演者撮影大会では、セカイイチのメンバーがコミカルなポーズをとり笑わせる場面も。

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セカイイチ

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Predawn

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SPANK PAGE

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珍しい編成でパフォーマンスを行ったQUATTROの岩本岳士（写真中央）、松坂勇介（写真右）、潮田雄一（写真左）。

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前回の好評を受けて1年ぶりに開催された今回は、「mob」と縁の深いセカイイチ、Predawn、SPANK PAGE、QUATTROの4組が出演。リラックスした空間の中で、アコースティックスタイルでのライブを披露した。また、ライブのタイトルにちなんで、先着70名にボルシチも振舞われ、心も胃袋も満たしてくれる一夜となった。

トップバッターはQUATTROの岩本岳士（Vo, G）、松坂勇介（G）、潮田雄一（G, Vo）によるステージ。3人はぬくもりのある照明の下、アコースティックアレンジを施した「Time Time Time」「Along The Sand」を丁寧に奏でる。中盤には潮田がリードボーカルをとる日本語歌詞の楽曲「ちり」も初披露し、潮田の深みのある歌声に岩本がコーラスを重ね、優しい音を届けた。そして「Differences」の前には、岩本の「出番ですよ！」という呼びかけでPredawnがコーラスで登場。息の合ったコラボレーションで会場を惹きつけていった。

続いて登場したSPANK PAGEは、新曲「勝手な僕の声の行き先」や「mob」企画のために書き下ろした「憂眠ソング」を含む特別なセットリストを用意。キラキラしたポップチューンから、ディープなナンバーまで幅広いサウンドで酔わせていく。また観客との距離が近いこともあり、曲の合間に仲手川裕介（Vo, G, Key）は「体育座りなんだね」「ボルシチ食べた？」とファンに話しかけるなど、ライブハウスとは異なる雰囲気を楽しんでいる様子だった。

3番手のPredawnは、アコースティックギター1本のシンプルな弾き語りスタイルでパフォーマンス。1曲目の「Tunnel Light」から会場を穏やかな空気で覆っていく。「Suddenly」で勢いをつけた後は、「最近作った曲なんですけど……」と新曲「Over the Rainbow」もプレゼント。軽やかなイントロから始まるこの曲は、Predawnの“陽”の部分を感じさせるナンバー。透明感あふれるボーカルと素朴なギターの調べに、観客はうっとりと聴き入った。

トリを務めたのはセカイイチ。岩崎慧（Vo, G）の「今日はアコースティックな夜なので厳かにやろうと思います！」という言葉に相反するように、「Step On」「Kids Are Alright」「Daylight」といった力強いアンサンブルを聴かせる曲を連発していく。本編の最後ではイベントのコンセプトにぴったりな「眠りにつく、その前に」を届け、オーディエンスを優しく包み込んだ。そしてアンコール終了後には、出演者全員が参加する記念撮影大会も実施。観客が出演者を撮影するコーナーも用意され、満員の会場は大盛り上がりとなった。

なおこのライブの模様は、4月6日（水）23:30より30分にわたりスペースシャワーTVにて放送。個性派4組によるリラックスしたムードが漂うパフォーマンスを、今度はオンエアで楽しもう。