YOSHIKIが2年ぶり帰国！ディナーショー発表記者会見でサンタになる

2021年12月23日 16:46 188 4 音楽ナタリー編集部

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YOSHIKI（X JAPAN）が本日12月23日に東京・グランドハイアット東京で「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2022 in TOKYO」発表記者会見を行った。

YOSHIKIとは？

X JAPANおよびTHE LAST ROCKSTARSのリーダー、ドラムとピアノを担当。ボーイズ・バンドXYのプロデューサー。音楽以外に慈善活動にも携わっており2010年に基金「Yoshiki Foundation America」を設立。最近ではウクライナおよび周辺国避難民支援したほか、遺児救済や災害支援などを積極的に行っている。また着物ブランド「YOSHIKIMONO」や、ワイン・シャンパーニュのブランド「Y by YOSHIKI」などをプロデュース。2023年7月には新たなファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」をフランスに設立し、「YOSHIKIMONO」はこのブランドの一部門となった。また日本コカ・コーラとビジネスパートナーとしてタッグを組み、清涼飲料水「リアルゴールド X」「リアルゴールド Y」を発表。2022年11月にYOSHIKI（Dr, Piano）、HYDE（Vo / L'Arc-en-Ciel、VAMPS）、SUGIZO（G / LUNA SEA、X JAPAN）、MIYAVI（G）からなるTHE LAST ROCKSTARSを結成し、2023年1、2月に東京、ニューヨーク、ロサンゼルスの3都市を回る初ツアーを行った。10月にはクラシックコンサート「YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY - World Tour with Orchestra 2023 'REQUIEM'」を東京・東京ガーデンシアター、イギリス・ロンドンのロイヤルアルバートホール、アメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアター、そしてアメリカ・ニューヨークにあるカーネギーホールの4会場で開催。イギリスとアメリカの歴史ある3会場を制覇するのは、日本人ではYOSHIKIが初となる。

X JAPANとは？

1982年にYOSHIKI（Dr, Piano）とToshl（Vo）を中心に結成される。インディーズで絶大な人気を誇り、1989年にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーシーンに進出する。派手なメイクと衣装に代表される独特のスタイルが大きく注目される一方で、ハイクオリティなヘヴィメタルサウンドと確かな演奏力が高評価を獲得。攻撃的なメタルナンバーとドラマチックなバラードの双方に定評があり、ヴィジュアル系バンドの先駆者的存在としても認知されている。人気絶頂の1997年、ToshIの脱退宣言を機に解散。再結成が熱望されるも翌1998年にHIDEが急逝し復活は絶望視される。しかし2007年10月に突然活動再開を宣言し、復活第1弾となった新曲「I.V.」はハリウッド映画「SAW4」のメインテーマソングに採用された。2008年3月には復活の東京ドームライブを3日間にわたり開催。2009年5月にはSUGIZO（G）が新メンバーとして正式加入した。2010年8月には米の大型ロックフェス「ロラパルーザ」に出演し初の全米ツアーを行ったほか、日産スタジアムでの2DAYSライブも開催。2011年にはヨーロッパ、日本、南米、アジアを回るワールドツアーを、2014年10月にはアメリカ・ニューヨークのMadison Square Gardenでのワンマンライブを成功に収めた。2015年には宮城・石巻 BLUE RESISTANCEで東日本大震災の復興支援チャリティライブを行い、2800万円を超える寄付金を集めた。2017年3月にイギリス・The SSE Arena, Wembley公演を開催し、それと同時にドキュメンタリー映画「We Are X」を公開。5月にYOSHIKIが人工椎間板置換手術を受けたため、7月の日本国内ツアーを急遽アコースティック編成で行った。2018年9月に千葉・幕張メッセ国際展示場1～3ホールでワンマンライブ「X JAPAN Live 日本公演 2018～紅に染まった夜～ Makuhari Messe 3Days」を開催。3日目公演では台風の影響により“無観客ライブ”を敢行し、世界に向けてその模様を生中継した。

サンタ帽をかぶって「きよしこの夜」を弾き始めるYOSHIKI。

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「Forever Love」を演奏するYOSHIKI。［拡大］

YOSHIKIのプレミアムディナーショーは2014年に始まり、2019年まで6年にわたって行われてきた恒例イベント。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、YOSHIKIはアメリカから長らく帰国していなかったため、昨年と今年は開催が見送られた。しかしワクチン摂取が進み、感染状況が落ち着いてきたことから、YOSHIKIは11月に帰国。そして本日、約2年ぶりにオンライン以外で公の場に姿を見せ、「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2022 in TOKYO」の開催を発表した。会見に登場したYOSHIKIは、まずトークをする予定だったがクリスタルピアノを目にして「先に弾いていい？」とサングラスを外す。そしてX JAPANの名曲「Forever Love」を星空の映像をバックに披露した。

「Forever Love」を演奏するYOSHIKI。［拡大］

サプライズで報道陣を迎えたYOSHIKIは、「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2022 in TOKYO」の開催を改めて発表。2年ぶりの帰国で、「11月の頭に日本に帰国して、今考えるといいタイミングでしたね。2週間の隔離を経て、テレビ番組の収録をいくつかさせていただいたんですがほとんど外に出ていないので、感染対策をしながら日本の風景を楽しめればなと。本来であれば今週、アメリカに戻るつもりだったんですが、今週のアメリカでの撮影は急遽キャンセルになりました。場合によってはもう少し日本にいたほうがいいかなって。今朝決まった話なんですがね。日本食が大好きなのでそういったものを味わいたいなと思っています。ラーメンとか食べたいですね（笑）」と笑った。4月に通常のワクチンの2回分にあたるジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンを1回、10月にファイザー製ワクチンを1回ブースターとして打った。医師とも相談して、日本でもファイザー製ワクチンを追加で打ったとのことで、「体が悪いんで、医療従事者の方々に迷惑はかけられないなと思っています」と話した。

紺綬褒章を見せるYOSHIKI。［拡大］

YOSHIKIは続けて、「約2年弱前、パンデミックになる前に実際に決まっていたものはディナーショーに限らず、日本、アメリカ、ヨーロッパで予定されていたけど、発表前にキャンセルしてきました。今回は直前までブレインストーミングしてきたんですが、できるんじゃないかと思って。まずは第1弾ということでいいのかな。これがうまくいけば、アリーナクラスのライブや、海外公演も発表したいです。『EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2022 in TOKYO』での20公演をやり遂げたい」と意気込んだ。準備については「600日くらい外食しなかったんですよね。1人だけでごはんを食べてきたので、その孤独の苦しみと比べたら……200公演はできちゃいますね。感染対策を徹底して行います」とコメント。ディナーショーの内容については「ディナーショーの枠を超えたものを用意します。『YOSHIKI+』もそうだし、最先端のテクノロジーを使ったハイブリッドな感じのコンサートになると思います」と説明した。

「YOSHIKI+」はYOSHIKIが企画している新たなサービス。「詳しくは言えない」と詳細の言及は避けたものの、YOSHIKIは「ある構想がありまして、パンデミックを経験してフィジカルなコンサート、メタバース（仮想空間）も含めて、エンタテインメントもハイブリッドになると予想しています。実際にその空間にいたとしても、デジタルの世界でも同時に表現するようなものを考えています」と構築段階のサービス概要に触れた。

サンタ帽をかぶって「きよしこの夜」を演奏するYOSHIKI。［拡大］

このほか、YOSHIKIプロデュースワイン「Y by Yoshiki California」の新作が解禁になったことや、バカラグラスのデザインを手がけたこと、国立国際医療研究センターに1000万円の寄付をするなどの支援を行ったことから3月に紺綬褒章を授与されたことなどについても語ったYOSHIKI。フォトセッションに移る直前には「せっかくだからもう1曲、クリスマスの曲を……」とサービス精神を見せ、「サンタの帽子ないの？」とスタッフに声をかける。約1分後にスタッフが探しだしたサンタの帽子をかぶり、「きよしこの夜」をサプライズで披露した。

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「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2022 in TOKYO」

東京都グランドハイアット東京ボールルーム
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