ラルク結成20周年スタート!元日の幕張で2万人が熱狂

7

799

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 145 155
  • 149 シェア

本日1月1日、L'Arc-en-Cielが結成20周年の幕開けを飾る元日ライブ「20th L'Anniversary Starting Live "L'A HAPPY NEW YEAR!"」を、千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて開催した。今回の公演は2008年6月に京セラドーム大阪で行われた、全国ツアー「TOUR 2008 L'7 ~Trans ASIA via PARIS~」のファイナル公演以来約2年6カ月ぶりのライブ、そしてアニバーサリーイヤーの開幕を告げるライブとして、大きな注目を集めていた。

hyde(Vo)

hyde(Vo)

大きなサイズで見る(全6件)

ken(G)

ken(G)

大きなサイズで見る(全6件)

tetsuya(B)

tetsuya(B)

大きなサイズで見る(全6件)

yukihiro(Dr)

yukihiro(Dr)

大きなサイズで見る(全6件)

会場にはプラチナチケットを手に入れた約2万人のファンが集結。開演10分前の23:50からはスクリーンに時刻が映し出され、0:00に近付くにつれ自発的にカウントダウンの声が上がっていく。そして1月1日0:00ちょうどになると、ステージ上方には「L'A HAPPY NEW YEAR」の文字が現れ、場内は大歓声に包まれた。

無数のレーザー光線が飛び交い、オープニングを告げるオーケストラの調べが会場に響き渡る。そして壮大なストリングスが「あなた」のイントロを奏で、メンバー4人がステージに姿を現した。アニバーサリーイヤーを迎えた感謝の気持ちを込めるように、hyde(Vo)は丁寧に歌声を響かせ、それに応えて大サビでは2万人が大合唱を返した。そしてアリーナに紙吹雪が舞った「NEO UNIVERSE」、イントロのエンジン音に大きな歓声が沸いた「Driver's High」とライブは続く。ステージ前方を1周するように張り巡らされた花道をhydeとtetsuya(B)が歩き、ファンの歓声に笑顔で応えていた。

「L'A HAPPY NEW YEAR! L'Arc-en-Cielです!」と、全員が待ち焦がれていた言葉をhydeが叫ぶ。「2011年明けちゃったね(笑)。今年でラルクは20周年、ありがとうございます。今日は一緒に楽しもうぜ!」というhydeに続き、tetsuyaも「L'Arc-en-Ciel、今年でハタチです。成人やで! みんなのおかげで大人になることができました(笑)」と挨拶。続く「winter fall」ではken(G)が静謐で美しいギターソロを響かせ、会場を酔わせる。hydeのブルースハープが高らかに鳴らされた「flower」では、曲後半になるにつれ彼の歌声が熱量を増し、オーディエンスを圧倒していた。

ピアノのフレーズから始まった「花葬」はオリジナルよりも重厚さを増し、ダークな世界観を提示。tetsuyaのベースとyukihiro(Dr)のドラムがその世界を支えていた。さらにyukihiroの叩く力強いドラムイントロで、会場中から驚愕の声が上がったのは「I'm so happy」。hydeもギターをかき鳴らし、力強い歌声を響かせる。さらに「HONEY」「Killing Me」とアッパーチューンが続々と披露され、会場の熱気もぐんぐん上昇していった。

続くMCではkenが「明けまして!」「おめでとう!」「今年も!」「よろしく!」と、オーディエンスとのコール&レスポンスで新年の挨拶を披露。「ウサギ年、ぴょんぴょん行くでー!」という言葉に続いては「SEVENTH HEAVEN」。四つ打ちのリズムに乗せて会場が大きく揺れ、hydeは軽やかにステップを踏みながら歌う。花道でtetsuyaがバナナを投げながらベースソロを披露した後は「STAY AWAY」。サビでは観客たちがおなじみのハンドクラップを綺麗に響かせた。そしてあっという間に本編最後の曲へ。「幕張! Are You Fuckin' Ready?」というhydeのシャウトから「READY STEADY GO」が始まる。yukihiroの高速ドラムが会場中のテンションを上昇させ、熱狂のうちに本編が終了した。

アンコールを求めるオーディエンスの声に応え、ステージ上に再び照明が灯される。すると花道の4カ所に、ポップアップで4人が飛び出すように登場。驚きの声が上がる中始まったのは「trick」。yukihiroもギターを抱え、tetsuyaに続いて堂々としたボーカルを披露した。ヘビーなサウンドに合わせて会場中が叫び、腕を挙げた「REVELATION」が終わると、kenのクリアなギターが会場に響く。そのまま「MY HEART DRAWS A DREAM」が始まり、4人の鳴らす美しいハーモニーに全員がうっとりと聴き入っていた。さらに「Link」ではyukihiroのバスドラに合わせてファンが手拍子。楽曲のビートをメンバーと共に作り上げた。

ここでhydeは「今日は楽しかったです。ライブしながらメンバーの雰囲気とか『ああ、こういう雰囲気やったなあ』って思い出したりして」と、メンバーそれぞれの様子を振り返りながら語る。そして20周年を迎えた心境を「よく続いたなと思いますよ(笑)。20年続くバンドってなかなかないと思うし。これだけ大きくなると自分たちだけでは動かせない、スタッフやファンのみんながいるから動くわけで。今ここにはいないスタッフやファンの人、その人たちもいなかったらここまで来られなかったと思います。限りない人たちに支えられてきました。ありがとうございます、感謝しています」と述べ、会場から大きな拍手を浴びていた。

そして明日から作曲期間に入ることを話し「またラルクの新曲を作っていくんで、楽しみにしててください」と期待を煽り、いよいよこの日最後の楽曲「BLESS」へ。歌詞のとおり、20周年の幕開けを祝福するかのような優しく美しいナンバーで、記念すべき元日ライブが締めくくられた。

メンバーそれぞれがオーディエンスに挨拶してステージを去った後、場内のスクリーンではベストアルバム3作品やライブDVDボックスのリリース、味の素スタジアム2DAYSライブなどを発表。会場はさらなる歓声に包まれた。

ヒット曲満載の華々しいセットリストで、20周年のスタートを飾ったL'Arc-en-Ciel。今年の彼らはアニバーサリーイヤーにふさわしい活発な活動を展開してくれそうだ。今後の動きも楽しみにしておこう。

20th L'Anniversary Starting Live "L'A HAPPY NEW YEAR!"
2011年1月1日 幕張メッセ国際展示場9-11 セットリスト

01. あなた
02. NEO UNIVERSE
03. Driver's High
04. NEXUS 4
05. winter fall
06. flower
07. 叙情詩
08. 花葬
09. I'm so happy
10. HONEY
11. Killing Me
12. SEVENTH HEAVEN
13. STAY AWAY
14. READY STEADY GO
15. trick
16. REVELATION
17. MY HEART DRAWS A DREAM
18. New World
19. Link
20. BLESS

この記事の画像(全6件)

読者の反応

  • 7

Link☆NOHYDENOLIFE @hyde_smile

ナタリーさんのラピニュの記事を読んで
当時をさらに思い出す☺

https://t.co/EMPmNArDLw

コメントを読む(7件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 L'Arc-en-Ciel の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。