ukka、初めて尽くしのホールワンマンでフランス料理のフルコース

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ukkaのワンマンライブ「ukka NEXT STAGE TOUR 2020」が12月6日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで行われた。

「ukka NEXT STAGE TOUR 2020」の様子。

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開演直前のukka。

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本来は春に同タイトルのライブツアーで神奈川、愛知、大阪のライブハウス3会場を回る予定だったukka。ツアーは夏に延期されるも再び見送りとなり、ukkaは7月に初のオンラインライブ「ukka 1st streaming live 2020」、9月に東京・Zepp Tokyoでの動員制限をかけつつ配信も行うワンマンライブ「ukka first Zepplive 2020」と、これまでとは異なる2つのライブを体験してきた。ツアータイトルを冠した今回のライブでは、ukka初のホール会場での単独公演が実現。収容人数の制限はあるものの、1席ずつ間隔を空けた客席には3階席までファンが集い、会場に足を運べなかったファンも生配信でその一部始終を楽しんだ。

オープニングの様子。

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桜井美里

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開演前には浜辺に立つメンバー6人それぞれの凛とした表情を捉えたイメージ映像が流れ、場内はざわめきにあふれるいつものライブとは異なる厳かなムードが流れる。そして開演時刻になると、映像にメンバーのシルエットが重なり、落とされた紗幕の向こうから新衣装をまとった6人の姿が。歓声を上げずに立ち上がる観客を前に、ukkaはまず「リンドバーグ」で華やかにライブをスタートさせた。先日、年末の公演をもってグループを卒業することを発表した桜井美里は「リンドバーグ」のイントロに乗せて「今日は皆さんと楽しい思い出が作れたらなと思います」と挨拶。激しく光るレーザーライトと観客が手にしたペンライトがホール空間を鮮やかに彩った。

ukka

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そのまま「帰れない!」「ウノ-ウノ」と3曲を連続で披露したukkaは、目の前のファンとムービーカメラの向こうのファンに向けて1人ずつ自己紹介。桜井は改めて卒業について報告し、水春は「6人でこんな大きなステージでやれるのはすごくない? だから今日は1回、美里の卒業のことは忘れて、楽しみ重視で皆さんと思い出を作っていきましょうね」と広い会場を見渡しながら伝えた。「Magik Melody」でライブは再開し、6人はふわりと広がる新衣装をはためかせながら歌い踊る。広いステージには後方に段差のあるステージが組まれており、奥行きを有効活用したフォーメーションも随所に見られた。

おばさんチームの桜井美里、芹澤もあ、川瀬あやめ(左から)。

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ukka

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中盤のMCは3人ずつに分かれて行い、桜井、川瀬あやめ、芹澤もあの自称「おばさんチーム」は、最年少の芹澤を川瀬が一時期「おばさん」と呼んでいたことから作られたLINEグループ名に由来することを明かしつつ新衣装を紹介。メンバーそれぞれ少しずつことなるデザインや細かいディテール、メンバーの希望で実現した短めのスカートなどお気に入りポイントを挙げた。おばさんチームによるトークのあとは「せつないや」「ねぇ、ローファー。」などじっくり聴かせる曲が並ぶ。水春、茜空、村星りじゅの3人によるMCパートでは、大きな会場に合わせて今回単独ライブとしては初めてイヤモニを導入したことが明かされた。さらに3人は会場のLINE CUBE SHIBUYAにちなみ、メンバーの「LINEあるある」を報告。茜空が水の入ったペットボトルとマイクを間違えるなどなごやかなムードでトークは進み、おばさんチームが合流したところでライブは後半戦へ。「タリルリラ」「まわるまわるまわる」「それは月曜日の9時のように」とアッパーな曲が続き、観客はウイルス感染予防のため歓声を上げられないものの、大きな拍手とペンライトでメンバーのパフォーマンスに呼応した。

ukka

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「ukka NEXT STAGE TOUR 2020」の様子。

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「声が出せない分、視覚的にも楽しめるように」とメンバーの発案によるオープニングムービーや、ライブ中の6人の表情がよくわかる巨大モニタ、さらにはイヤモニや新衣装など、新しい要素が多く詰め込まれた今回の公演。水春はこれを「フランス料理のフルコース」と喩え、「今はどのへん? 肉料理?」「メインぐらい?」とクライマックスに向けての期待を煽った。手前のブロックで体調を壊しステージを離れていた川瀬が合流し、ライブはその“肉料理”へ。「おねがいよ」「214」「キラキラ」とエモーショナルな楽曲が連発され、ラストは今年6月にリリースされた最新シングル「恋、いちばんめ」のカップリング曲「時間。光り輝く螺旋の球。」で締めくくられた。

マイクを通して声を出してしまった桜井美里(右端)。

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フルコース後のデザートとでも言うべきアンコールでは「恋、いちばんめ」と「エビ・バディ・ワナ・ビー」の2曲が披露され、「エビ・バディ・ワナ・ビー」では客席に向けて盛大に金テープが放たれた。最後はステージ後方の壇上から地声で挨拶を届けるはずが、桜井はうっかり1人だけマイクを通して挨拶してしまう。今回一番練習したという締めの挨拶で失敗する、笑顔のラストシーンとなった。

PIA LIVE STREAMでは12月12日18:00までアーカイブ映像が購入・視聴できる。

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ukka NEXT STAGE TOUR 2020
2020年12月6日 LINE CUBE SHIBUYA セットリスト

01. リンドバーグ
02. 帰れない!
03. ウノ-ウノ
04. Magik Melody
05. Poppin'love!!!
06. 急なロマンティック
07. わたしロマンス
08. 嘘とライラック
09. せつないや
10. ねぇ、ローファー。
11. can't go back summer
12. タリルリラ
13. まわるまわるまわる
14. それは月曜日の9時のように
15. おねがいよ
16. 214
17. キラキラ
18. 時間。光り輝く螺旋の球。
<アンコール>
19. 恋、いちばんめ
20. エビ・バディ・ワナ・ビー

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中西理@演劇舞踊評論 @simokitazawa

【ライブレポート】ukka、初めて尽くしのホールワンマンでフランス料理のフルコース(写真77枚) https://t.co/ltjIDDlEi4

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