アジカンがZepp Yokohamaからライブ届けた「Dive/Connect」第1回

ライブ配信コンテンツ「Dive/Connect @ Zepp Online」の第1回が昨日9月8日に配信され、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが出演した。

「Dive/Connect @ Zepp Online」はライブハウス・Zeppで撮り下ろされたさまざまなアーティストのライブ映像と生配信トークなどで構成されるコンテンツ。第1回のアクトとしてASIAN KUNG-FU GENERATIONが登場し、神奈川・KT Zepp Yokohamaからの無観客ライブが配信された。

開演時刻を向かえると、画面にはKT Zepp Yokohamaのステージが映し出され、アジカンメンバーの後藤正文（Vo, G）、喜多建介（G）、山田貴洋（B）、伊地知潔（Dr）とサポートメンバーの下村亮介（Key / the chef cooks me）が登場する。やわらかい演奏と共に「新世紀のラブソング」でライブは静かに幕開け。楽曲が進むに連れてサウンドが徐々に熱を帯びていき、5人は「遥か彼方」「未来の破片」を連投する。激しくまたたく照明とともに、一気に会場のボルテージを高めていった。その後アジカンは再びBPMを落とし「ソラニン」をゆったりとパフォーマンスした。

この日最初のMCでは後藤が「いろんな事情でライブに参加できない人もこの機会に俺たちのコンサートを観れるかもしれないし、こういう演奏できる場、誰かに届けれられる場があることを感謝しながら、晴れやかな顔で最後まで演奏しますので、一緒に楽しんでくれたらうれしいです」と画面越しのファンに語りかける。伊地知の巧みなドラミングが冴えわたる「ブルートレイン」では、約1分半にわたりイントロが奏でられ、5人は独特なアンサンブルを視聴者に届けた。中盤の「或る街の群青」では後藤の伸びやかな歌声が無観客のフロアにこだました。

ライブは早くも終盤に差しかかり、明るい照明に包まれた5人は晴れやかなナンバー「踵で愛を打ち鳴らせ」をパフォーマンス。後藤のボーカルに、喜多、山田、下村がコーラスを乗せ、美しいハーモニーを織りなした。その後「荒野を歩け」が力強く演奏されると、後藤はシームレスにメンバー紹介に突入。5人はそのままラストの「ボーイズ＆ガールズ」をじっくりとパフォーマンスする。後藤のファルセット交じりのエモーショナルな歌声がバンドメンバーの有機的な演奏に乗せて届けられ、ライブの幕は下ろされた。

その後配信は、今回のライブのスーパーサポーターであるお笑いコンビ・かが屋の賀屋壮也と、喜多と山田によるトークパートに。喜多と山田と一緒にライブ映像を振り返った賀屋は「こんな贅沢なことありますか。あのギターやベースを弾いていた指が目の前にあるなんて。感動的でした」と喜びをあらわにする。また喜多と山田も「ひさびさに人とライブを観て、こんなに一体感が生まれると思わなかった」「みんなで観ると楽しいね」と感想を語るなど和やかなトークが交わされた。Twitterでのコメントでアンコールを決めるコーナーでは、コメント欄が大きな盛り上がりを見せ、選ばれた1曲の映像が再び視聴者に届けられ、配信は終了した。

なお今回の「Dive/Connect @ Zepp Online」は9月15日20:00までアーカイブ映像を配信中。チケットは9月15日12:00まで販売されている。今後のラインナップについては、9月15日（火）に加藤ミリヤ、9月22日（火）にさユり、9月29日（火）にBURNOUT SYNDROMES、10月6日（火）に緑黄色社会の出演が決定している。また配信終了後には「Dive/Connect @ Zepp Online」のオープニング曲「dive feat. Flow Machines」が、Koji Nakamuraを中心に制作され、ermhoiとKazumichi Komatsuも参加していることが発表された。