ハンバート ハンバートの生配信ライブ「グッバイ、としまえん」が8月25日に開催された。
「グッバイ、としまえん」は、ハンバート ハンバートが今春に開催を予定していた全国ツアー「ローマの平日&休日」が新型コロナウイルス感染拡大の影響から全公演中止となったことを受けて行われた、ハンバート ハンバート初の無観客生配信ライブ。当日は“消えゆく回転木馬”というコンセプトのもと、8月31日で閉園する東京・練馬の遊園地としまえんから2人のパフォーマンスが生配信された。
としまえんを象徴する回転木馬「カルーセルエルドラド」の馬車に乗って登場した佐野遊穂(Vo, Harmonica)と佐藤良成(Vo, G, Violin)は、1曲目として「長いこと待っていたんだ」をパフォーマンス。和やかなトークをはさみ「横顔しか知らない」を披露したあと、続けて新曲「レンタカー」を響かせた。その後2人は馬車を降りメインステージへ移動。たくさんの電球が施された幻想的な雰囲気の回転木馬をバックに、良成が中学生時代にとしまえんに来園したときのエピソードを披露し、「としまえんのことは絶対に忘れないと思う」と思い出を振り返った。さらに加川良「教訓I」のカバーとバラードナンバー「日が落ちるまで」をしっとりと響かせたあと、ハンバート ハンバートはこの日初披露となる新曲「ぼくらの魔法」を披露。続いて人気曲「ぼくのお日さま」、サザンオールスターズ「真夏の果実」のカバーを情感たっぷりに届けた。
ライブ中盤、2人は良成の誕生日である10月21日にニューアルバム「愛のひみつ」をリリースすることを発表。良成は「いい作品ができたので僕の誕生日プレゼントとして全員買ってください」と画面の向こう側に呼びかけた。その後2人は良成のピアノおよびフィドルの伴奏で新曲「試作品第12号」を歌唱。愛を覚えたロボットの戸惑いをリズミカルな演奏とコーラスワークで表現した。またライブではおなじみのナンバー「ホンマツテントウ虫」「国語」「メッセージ」を夏らしい雰囲気のアレンジで披露すると、2人はメインステージから降り、坂を登って別のステージへ。ゆっくりと回る回転木馬が遠目に見える場所から、ラストナンバー「おなじ話」を歌い上げた。演奏を終えた2人が「グッバイ、としまえん!」と声を上げると、画面がドローンに搭載されたカメラの映像に切り替わり、回転木馬、としまえん、夜空の映像が順に映し出され配信ライブの幕が下ろされた。
PIA LIVE STREAMでは、8月31日23:59までこの公演のアーカイブ映像を視聴することが可能。視聴チケットは3500円で、8月31日21:00までチケットぴあにて販売されている。
ハンバート ハンバート「グッバイ、としまえん」2020年8月25日 セットリスト
01. 長いこと待っていたんだ
02. 横顔しか知らない
03. レンタカー
04. 教訓I(加川良)
05. 日が落ちるまで
06. ぼくらの魔法
07. ぼくのお日さま
08. 真夏の果実(サザンオールスターズ)
09. 試作品第12号
10. 虎
11. ホンマツテントウ虫
12. 国語
13. メッセージ
14. おなじ話
masaki0930 @masaki_0930
ナタリーでも記事に(^^)
グッバイ、としまえん!ハンバート ハンバートが回転木馬の光に包まれた生配信ライブ - 音楽ナタリー
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