「踊らないワンマン」は、バックバンドの生演奏のもとメンバー5人がタイトル通り“踊らない”で楽曲を披露する毎年恒例のライブイベント。バンドメンバー軽快なメロディを奏で始めると、全身黒で統一したコーディネートのCUBERSのメンバーが姿を現す。彼らはメジャー1stアルバム「全然今しかない」を体を揺らしながら歌い、ライブをスタートさせた。普段のライブではフォーメーションダンスと共に届けられる「Please call me」でも彼らは立ち位置を変えずに歌に専念。5人はそれぞれの声を重ね、会場内に心地よいハーモニーを響かせた。
「踊らないワンマン」では毎回洋楽のカバーが披露されており、この日の公演で5人はJamiroquai「Virtual Insanity」とスティーヴィー・ワンダー「Sir Duke」の2曲を歌唱。CUBERSのオリジナル曲とは異なる表情を見せるボーカルスタイルで視聴者を惹き付けた。MCは末吉9太郎と優が2人で代官山に出かけた話題で持ちきりに。2人きりでの外出に興味津々の春斗に対して、9太郎は「もしかして嫉妬してる?」と問いただし、結局いつものMCと同じように春斗を4人でイジるトークが展開された。
ライブ後半でメンバーは「WOW」「妄想ロマンス」といったシングル曲を立て続けに披露。春斗が「画面の前でタオルを回せー!」と呼びかけて始まった「Chi-Chi-Chi」のサビでは5人も「CUBERS NET LIVE TOUR」のツアータオルを手にタオルを回す。CUBERSのメジャーデビュー曲「メジャーボーイ」では、普段は“聖火ダンス”に専念して歌わないパートも5人がフルで歌唱するなど、この日ならではのパフォーマンスを繰り広げた。ライブ終盤、TAKAが「毎日が愛おしいなって思えるように、皆さんにこの曲をお届けします」と語り、本編最後のナンバー「今日はどんな日だった?」の演奏へ。ゆったりとしたピアノの旋律に5人は情感豊かな歌声を乗せ、「踊らないワンマン」本編の幕を閉じた。
本編終了後も配信は終了せず、バンドメンバーが「Yeah! 僕らは変わらない」のイントロを弾き始めるとCUBERSがステージに再登場。カメラに目線を送りながら「Yeah! 僕らは変わらない」を元気いっぱいに歌い上げた彼らは、続く「今さらMiss you」でアダルトなムードを生み出し、表現豊かな歌唱力を見せつけた。最後のMCでは優が、配信ライブの会場である東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEをJamiroquaiのジェイ・ケイがプロデュースをしていることに触れ「この会場ではどうしても『Virtual Insanity』が歌いたかった」と、洋楽カバーの選曲理由を明かした。彼らは最後に「踊らないワンマン」で毎年歌唱しているEarth, Wind & Fire「September」で声を合わせ、この日のライブをフィナーレに導いた。
CUBERS「夏の“踊らないワンマン2020”~豪華なフルバンド編成!生演奏でお届けします~」2020年8月22日 セットリスト
01. 全然今しかない
02. Please call me
03. カラフルにしよう
04. Virtual Insanity
05. Beautiful world
06. Sweet Beat
07. Sir Duke
08. WOW
09. 妄想ロマンス
10. Chi-Chi-Chi
11. メジャーボーイ
12. 今日はどんな日だった?
<アンコール>
13. Yeah! 僕らは変わらない
14. 今さらMiss you
15. September
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