制服姿も披露!ムック地元文化祭で体育館パフォーマンス

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10月9日、ムックがYUKKE(B)の母校である茨城県立小川高等学校の文化祭「毘沙門祭」に出演した。

アンコールでお披露目された4人の制服姿。YUKKEは「俺の時代は紺のブレザーにチェックのズボンだったんだよな」と明かした(撮影:緒車寿一)。

アンコールでお披露目された4人の制服姿。YUKKEは「俺の時代は紺のブレザーにチェックのズボンだったんだよな」と明かした(撮影:緒車寿一)。

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YUKKE(撮影:緒車寿一)

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逹瑯(撮影:緒車寿一)

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ミヤ(撮影:緒車寿一)

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SATOち(撮影:緒車寿一)

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今回の企画は、小川高等学校が生徒数の減少により3年後に閉校すること、そして3学年揃って文化祭が行われるのが今年最後となることを受け、学校側が生徒の思い出に残る文化祭にしたいと企画したもの。小川高等学校の校長が、卒業生であるYUKKEが所属するムックに出演を依頼し、ムックのメンバーもこれを快諾したことから異例の文化祭公演が実現した。

当日はあいにく雨に見舞われたが、会場となった体育館には、在校生や卒業生、そして大勢のムッカーたちが集合。日本国旗と県旗が掲げられたステージを見つめながら、開演を今か今かと待つ。SEの「Chemical Parade」とともにメンバーが登壇すると、オーディエンスはほぼ総立ちに。そして悲鳴のような歓声が体育館に反響する中、「フォーリングダウン」がスタート。演奏開始と同時に会場が上下に激しく揺れ、今にも床が抜けそうな状態に。加えて爆音がスピーカーから轟き、それに呼応して体育館内の温度が上昇していく。

逹瑯(Vo)が激しいシャウトを聴かせ、oiコールがこだました「アゲハ」、YUKKEがステージ前方で煽る仕草を見せた「謡声」とアッパーチューンが続く。会場の環境もあり、音のコンディションは万全とは言えないが、メンバーはその状況をも楽しんでいる様子。序盤のハイライトは何と言っても、この日のステージにぴったりな「昔子供だった人達へ」。メンバーは全身全霊のプレイで、曲に込められたメッセージを目の前にいる高校生たちに伝えた。

普段ライブのMCは逹瑯の独壇場だが、この日はYUKKEが主導権を握る。「小川高等学校最後の文化祭に呼んでもらえてうれしいです」と感慨深げに語り、母校への思いを吐露する。しかし、しんみりした空気を覆すように、そこに逹瑯が「(YUKKEの金髪を指し)この髪型は校則通りませんから!」とすかさずツッコみ、観客を爆笑させた。

中盤は、体育館をダンスフロア化させた「ファズ」、狂おしくノスタルジックなサウンドスケープを作り出した「最終列車」と聴き手を高揚させるナンバーを連投。「パノラマ」でオーディエンス熱狂を落ち着かせるも、逹瑯の咆哮から始まった「家路」で場の空気は急転。SATOち(Dr)とYUKKEの刻む武骨なビートから幕を開ける強烈な1曲を届けた。

「『毘沙門祭』って僕らの時代は3年に1回で、当時ヒップホップが流行っててさ。ちょっとギターをやったことある友達とバンドで出ようとしたら、先生に『バンドはうるさいからダメ!』って言われて。でもヒップホップはOKだったんだよ!」と悔しい思い出を語ったYUKKE。「でも1コ下の学年からバンドもOKになってさ。納得できなかったけど、こんな最高な形でできてうれしいです」と心境を明かした。

後半はミヤ(G)の小気味いいギターが炸裂した「前へ」から始まり、再び床が激しく揺れ、ムッカーたちが踊り狂った「名も無き夢」、激情がほとばしる「流星」と、キャッチーなナンバーがクライマックスを彩っていく。ラストナンバーの「フライト」では、この日何度目かのoiコールが轟く。逹瑯の艶やかで伸びのあるボーカルと、激走するバンドサウンドが体育館を満たした。

オーディエンスが床を激しく踏み鳴らし、アンコールを求めていると、小川高等学校の制服を着用したYUKKEが登場。まさかの制服姿にオーディエンスは、黄色い声援を彼に浴びせる。「今日は楽しいね。まさか小川高校でライブをするとは……。体育館にいるべき人じゃない人もいたりして(笑)。改めて呼んでくれた校長先生や生徒たちにありがとうを言いたいです」と感謝を伝えるYUKKE。続いて「メンバー呼びます!」と宣言し、制服姿のSATOちと逹瑯を呼び込んだ。そして最後にオーディエンスの「矢口先輩!」の呼びかけで登場したミヤは、なぜかひとりだけ超短ラン姿。肩をいからせコワモテの先輩風を吹かせる彼の行動に大爆笑が起こった。

YUKKEに校歌を歌わせるムチャぶりコーナーを経て、アンコールを飾ったのは「つばさ」。在校生たちの背中を押すような力強いミディアムナンバーが会場を包み、曲の終盤ではメンバー全員とオーディエンスによる「ラララ」の大合唱が発生。こうして約1時間半におよんだムック初の文化祭公演は、感動的なフィナーレを迎えた。

「毘沙門祭×ムック―さよなら小川高校、そしてありがとう―」セットリスト

01. フォーリングダウン
02. アゲハ
03. 謡声(ウタゴエ)
04. 昔子供だった人達へ
05. ファズ
06. 最終列車
07. パノラマ
08. 家路
09. 前へ
10. 名も無き夢
11. 流星
12. フライト
<アンコール>
13. つばさ

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読者の反応

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むらさき @shimame69

@____llllll____ これこれ!
https://t.co/M1d661WKz6
あたしも20歳?だったけど、高校の制服着て行ったよ〜雨バンドらしくすごい雨だったけどw楽しかった!学生はルーズソックスにギャルとかヤンキーばっかだったw

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