新アルバムのテーマは“祝祭”で、詳細は追って発表される。収録曲の一部は、明日7月11日に東京・新代田FEVERで行われる新体制後初ライブにて披露される予定だ。
なお本日7月10日には、アルバムのリリースツアー開催資金を募るクラウドファンディングの新プロジェクトがCAMPFIREで立ち上げられた。このプロジェクトは観客を入れたライブと有料配信の両輪でツアーを実施するために立ち上げられたもので、三船雅也(Vo, G)はその意図を「配信を含めた新しい映像ライブ表現の経験値を僕たちが積むことができれば、それは今後に続く配信ライブミュージックの可能性の大きなステップになるはずです」と語っている。
リターンには全14会場の配信ライブを視聴できるチケットをはじめ、全公演のライブ音源とライブ映像をダウンロードできるプランや、三船の写真ワークショッププラン、ライブプロデュース権などが用意されている。
三船雅也 コメント
こんにちは、みなさん、ミフネです。
おそらくこのコロナの世界で生活をその大小はともかく変えざるをえなくなっていると思います。
様々な変化がものすごいスピードで今まさに起きています。
それは僕たちミュージシャン、バンドも例外ではありません。人と人が触れ合うことを失われた世界で、変わりゆく時代に音楽を鳴らすにはどうしたらいいのか?
多分色々なことが今までのままじゃダメなんです。何万人も集まるフェスティバルで音楽を鳴らす事を夢見て来たし、その空間が大好きなんだけどそれは今のところその喜びは奪われてしまいました。音楽で満たされて自己解放して楽しい空間をシェアする場所が人が集まることによって1番危険な場所となる可能性がある、そんな世界になってしまったのです。僕は音楽を取り巻く環境をもう一度作り直さなきゃいけないと考えています。
バンドはこのコロナ禍で今まさに新しいアルバムを作っている最中です。テーマは「祝祭」です。そのアルバムを引っ提げてツアーを開催します。会場に来るファンには十分なスペースを取り、ストレスを感じない規模でライブミュージックを体験もらう。そして新しい試みとして全ツアー会場には映像チームABANKと共に皆さんが配信で見られるように設備を整えていきます。
はじめての試みです、しかしその配信を含めた新しい映像ライブ表現の経験値を僕たちが積むことができれば、それは今後に続く配信ライブミュージックの可能性の大きなステップになるはずです。人と人が触れ合う空間、スペースを作り危険な状態をなるべく避け、音楽を、ライブミュージックを届けるにはどうしたらいいか? それをもし実現可能にすることができたら、それは僕たちがただ幸せになるだけではなくこの世界の音楽業界全てに新しいアイデアを投げることができます。希望をつくる方法の1つになるかもしれないのです。僕はやらない理由を探すことより、やる理由を探し、実行することに僕らの大切なお金と時間を使おうと思います。これはバンドがピンチだから現状維持するためのファンディングでは無く、現状を大きく変えるための未来のためのファンディングなのです。そのためには僕たちバンドだけの力では絶対に足りないんです、音楽ファン、言ってしまえば全人類の協力が必要なことです。僕はただ指をくわえて変わりゆく現場に黙っているのは嫌です、あなたがもしこの取り組みこの間に賛同してくださるのであれば、音楽の未来のために協力してくれたらとてもうれしいです。
2020年7月10日 三船 雅也
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