UVERworld、画面の向こうのcrewとひとつになったデビュー15周年記念日「あなたの声が聞こえます」

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UVERworldがデビュー15周年記念日の本日7月6日に配信ライブ「UVERworld 20&15 ANNIVERSARY LIVE」を行った。

UVERworldとは?

幼馴染のTAKUYA∞(Vo)と信人(B)らを中心に滋賀出身のメンバーで結成されたロックバンド。2005年7月にシングル「D-tecnoLife」でメジャーデビューを果たす。ライブハウスからホール、アリーナ、ドームまで1年を通してライブ活動を精力的に行い、2008年より毎年12月25日に東京・日本武道館でクリスマスライブを開催するなど、常に大きな注目を浴びる。2011年より男性限定ライブ「男祭り」を始め、2017年には埼玉・さいたまスーパーアリーナで約2万3000人の会場キャパシティを男性客のみで埋めるという日本記録を樹立。2019年12月に東京・東京ドームで約4万5000人の男性客を動員する「KING'S PARADE 男祭り FINAL」を行い、その日本記録を自ら更新した。2023年7月にアルバム「ENIGMASIS」を発表し、同年7月に神奈川・日産スタジアムでワンマンライブ2DAYSを開催。2日目は男性限定ライブ「UVERworld KING'S PARADE 男祭りREBORN at NISSAN STADIUM 6 VS 72000」として行い、約7万人を動員した。2024年2月よりライブツアー「UVERworld LIVE TOUR 2024」、女性限定ツアー「QUEEN'S PARTY 女祭り LIVE HOUSE TOUR 2024」を実施した。3月にテレビアニメ「青の祓魔師 島根啓明結社篇」のオープニングテーマを表題曲としたシングル「Eye's Sentry」をリリース。4月にハワイで女性限定ライブ「UVERworld QUEEN'S PARTY 女祭り THE FINAL in HAWAII 2024」を開催した。12月4日にニューシングル「MMH」「PHOENIX」を2作同時リリース。

TAKUYA∞(Vo, Programming)(撮影:鳥居洋介)

TAKUYA∞(Vo, Programming)(撮影:鳥居洋介)

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UVERworldは結成20周年記念日の6月6日にもファンクラブ会員に向けて配信公演を行い、ライブパフォーマンスを通してcrew(UVERworldファンの呼称)に熱い思いを届けた。今回の配信チケットは一般販売され、ファンクラブ会員のみならず多くの人々がライブを視聴してバンドのデビュー15周年を祝福した。

UVERworld「UVERworld 20&15 ANNIVERSARY LIVE」の様子。(撮影:鳥居洋介)

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ライブは彰(G, Programming)が鳴らすエモーショナルなギターフレーズと共に「ROB THE FRONTIER」でスタート。スクリーンに囲われた近未来的な雰囲気が漂うステージで、6人は画面の向こうにいる視聴者に熱く語りかけるように豪快なパフォーマンスを繰り広げた。その勢いをさらに加速させるように、UVERworldは太鼓の音を交えて「Wizard CLUB」をプレイ。TAKUYA∞(Vo, Programming)が「今日も音楽ができることに感謝して、15年分の感謝をすべて乗っけて、最高のプライドをぶちかまそう!」と叫ぶと、バンドはその信念や誇りを音に込めるように「CORE PRIDE」で芯のあるグルーヴを生み出した。ジャジーな雰囲気のある「ENOUGH-1」では「あー、気持ちいい!」とTAKUYA∞が思わず顔をほころばせる場面も。そしてライブではcrewが手を一斉に掲げる「EDENへ」を熱唱し、TAKUYA∞は「デビュー15周年おめでとう!」と、仲間に目を向けて顔をほころばせた。

TAKUYA∞(Vo, Programming)(撮影:鳥居洋介)

TAKUYA∞(Vo, Programming)(撮影:鳥居洋介)[拡大]

この公演ではまるでミュージックビデオのように映像にリアルタイムで次々と歌詞を重ねていく演出も用いられた。そんな配信ライブならではの試みを取り入れながら、UVERworldは3月にリリースした最新シングル曲「AS ONE」やライブでのレアナンバー「コロナ」を披露。「earthy world」では自身の生き方をストレートにつづった歌詞が、穏やかな歌声とみずみずしいサウンドを響かせる6人の映像の上に重なっていく。光の粒がきらめくエフェクトの演出が用いられた「KICKが自由」では、心地のいい温かな空気が生み出された。

その後UVERworldはアコースティックギターの柔らかな音色を交えたラブソング「此処から」を披露。前回のライブでもcrewから好評だったというインストナンバー「Spreadown」では1人ひとりが個性あふれるソロプレイを見せ、画面越しであることを感じさせないほど臨場感のあるパフォーマンスを展開した。その熱を保ったまま6人は「7th Trigger」へとつなげ、円になるように向かい合って渾身のプレイを繰り広げる。「Touch off」では当たり前のようにその場にcrewがいるように、全力で純粋にライブを楽しむ6人の姿があった。TAKUYA∞は「無観客でもあなたの声が聞こえます。脳裏にこびりついた声を再生しながら、テンションがどんどん上がっていくよ」と興奮した様子。「早く行きたいよ、みんなのところに。なんで俺たちは普通のことを普通に幸せって気付けないんだろうね。毎日楽しいことなんてあるわけない。だから今日みたいに超つまんない話でも笑っていられる仲間が必要なんだと思う」と切実に述べ、視聴者と心を通わせるように「AFTER LIFE」を熱唱した。

UVERworld「UVERworld 20&15 ANNIVERSARY LIVE」の様子。(撮影:鳥居洋介)

UVERworld「UVERworld 20&15 ANNIVERSARY LIVE」の様子。(撮影:鳥居洋介)[拡大]

TAKUYA∞は以前のような日常がなかなか戻らない世の中の状況を受けて「俺たちはまた、昔のよかった頃に戻れる部分は戻れると思ってるし、戻れない部分もあると思ってる。これを機にいろんなものをあきらめなければいけない人も出てくるかもしれないけど、俺たちも昔たくさん挫折をして、そして出会ったUVERworldでこんなにも幸せになっている。みんなも前を向いて生きていってほしいなと思っています」と視聴者にメッセージを送る。そして「俺たちがはっきりわかっていることは好きなものから逃げると、後悔するということ。お互いに後悔のない人生を過ごしましょう!」と呼びかけ、UVERworldがラストナンバーとして届けたのは「7日目の決意」。飾らない言葉と温かな音色で視聴者の背中を押すようにこの曲を奏でると、最後にTAKUYA∞は「デビュー15周年、こんなに素敵な時間を与えてくれてありがとう。このご恩はいいライブといい曲で必ず返します!」と真っすぐな眼差しで語り、記念すべき日のライブを締めくくった。

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UVERworld「UVERworld 20&15 ANNIVERSARY LIVE」2020年7月6日 セットリスト

01. ROB THE FRONTIER
02. Wizard CLUB
03. CORE PRIDE
04. ENOUGH-1
05. EDENへ
06. AS ONE
07. コロナ
08. earthy world
09. KICKが自由
10. 此処から
11. Spreadown
12. 7th Trigger
13. Touch off
14. AFTER LIFE
15. 7日目の決意

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哲史∞6/7エルレ大阪 @music_uw25

@Tankss6Uver スクショ今後はOK出すかもってTAKUYA∞くんインスタライブで話してた!

ちなみに写真はこちらから✌️

https://t.co/S5Hmcc30DQ

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