M!LKはこの日、3rdアルバム「Juvenilizm-青春主義-」をリリース。生配信は各地で行われる予定だったリリースイベントが新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受けて実施が決まったもので、5人は東京都内のスタジオからミニライブとトークをみ!るきーず(M!LKファンの呼称)へと届けた。
配信スタートの直前に円陣を組み、カメラの前へと歩みを進めた5人は「ERA」でライブをスタートさせた。「M!LK」という文字が光るステージセットを飾った特設の“ライブ会場”で、メンバーは冒頭からエネルギッシュなパフォーマンスを披露。熱気を画面の向こう側へと伝えるべく、全力の歌とダンスで1曲目を駆け抜ける。曲を終え、リーダーの吉田仁人がこのライブの趣旨を視聴者に説明すると、佐野勇斗は慣れない状況に「正直緊張する。不思議な感覚だよね!」と心境を明かしていた。
2月1日に5人での活動をスタートさせたメンバーは、ここで新体制となってから初めての自己紹介を行う。いつもはみ!るきーずが前から後ろへ大きなウェーブを作る曽野舜太の口上ではみ!るきーずの代わりを残る4人のメンバーが務め上げ、4人の元気なウェーブを見た舜太は「すごいよかったよ!」と思わず笑顔を浮かべた。ここから5人は、ニューアルバムに収録されている新曲「Don't think, Jump!」「DEAR LIFE」の2曲を続けて披露。晴れやかな歌声がスタジオいっぱいに響いた「Don't think, Jump!」では配信を行うスタッフも体を揺らしてリズムに乗り、塩崎太智のラップパートが印象的な「DEAR LIFE」では勇斗が「ハイ! ハイ!」と声を上げて画面の向こうのファンを盛り上げる。そして、間奏のダンスパートを息ピッタリに決めた5人は、現在日本テレビ「ZIP!」の3月度金曜パーソナリティを担当している勇斗が考えたオリジナルのZIP!ポーズをダンスに盛り込んで視聴者を楽しませていた。
その後のトークパートでは、アルバムに収録されたシークレットトラックの存在が明かされる場面も。山中柔太朗が「気付いた人います? 最後の曲の75秒後に流れるシークレットトラック」と切り出すと、仁人は“75秒”の意味について「7人から5人になった、ということで75秒。いろんな仕掛けを盛り込んで作ってるんですよ」とファンに語りかけた。ここで披露されたのは、そのシークレットトラック「Light Up!」。この曲は勇斗と舜太がギターを担当するアコースティック編成で届けられ、メンバーは笑顔でお互いを見合いながら声を合わせる。2人のギター演奏は初披露ながら5人は大いに盛り上がり、仁人は「マジで2人、過去最高だったよ! 過去最高と言っても、みんなの前では初めてだったけど!(笑)」と声をかけていた。
最後の曲を前に勇斗は「暗いニュース続きで落ち込んでいる人に、少しでも明るく楽しく、うれしくハッピーになってもらえたらと思って(ライブ配信を)やりました」と思いを語る。ラストナンバーはアルバムのリード曲「Winding Road」で、この曲のパフォーマンスではメンバーそれぞれのInstagram公式アカウントを使用した“推しカメラ”配信も同時に行われた。初披露や初の試みを盛りだくさんに詰め込んだ約30分のライブを終えたメンバーは「楽しかった!」と声を合わせ、舜太は「世界中に届けられましたかね?」とカメラに笑顔を向ける。柔太朗は「たまにはこんな企画もいいね」とメンバーに語りかけ、仁人は「定期的にこういうこともやっていきたいね!」と応じていた。
M!LKは4月5日より、ニューアルバムを携えたツアー「M!LK SPRING LIVE TOUR 2020 Juvenilizm」をスタートさせる。仁人は「ライブへ向けたリハーサルを重ねていますので、楽しみに待っていてくれたらと思います!」とコメント。YouTube、LINE LIVE、Instagramの個人アカウントを合わせた視聴者数は最終的に約3万5000人に達し、メンバーはカメラの向こう側のたくさんの観客へ向けて深く一礼して配信を終えた。
M!LK 3rd AL「Juvenilizm-青春主義-」配信限定リリースイベント 2020年3月11日 セットリスト
01. ERA
02. Don't think, Jump!
03. DEAR LIFE
04. Light Up!
05. Winding Road
※塩崎太智の崎はたつさきが正式表記。
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