「嗜好に関する世論調査」は1月22日にリリースされたグループの最新シングル。12月にスタートし、全国各所で行われたリリース記念イベントはこの日最終公演を迎え、会場となったフェスティバル広場には約1500人のファンが集まった。
大きな歓声に迎えられ姿を見せた7人は、ライブの幕開けを告げるオーバーチュアに乗せてダンスを踊り、1曲目に「嗜好に関する世論調査」のカップリング曲「Joy to the world」を届けた。右手で何度も形作る「J」のポーズが印象的なこの曲で、大倉空人はファンキーなラップを聞かせてオーディエンスを盛り上げた。軽快なステップを踏みながらリズムに乗った7人は、続けてキュートなラブソング「ジュトゥブ」を披露。パワフルな1曲目とは打って変わり、メンバーは弾けるような笑顔を見せながらステージを駆け巡る。曲のあちこちに盛り込まれたメンバーどうしの楽しげなアイコンタクトやスキンシップはたびたびファンの悲鳴を誘い、吉澤要人が杢代和人を“お姫様抱っこ”するシーンにはひときわ大きな歓声が湧き上がった。
2曲を終えるとメンバーは自己紹介を行い、長野凌大は「今日はリリースイベント最終日です。忘れられない日になるようにがんばるので、みんなで楽しんでいきましょう!」と呼びかけた。MCではリリイベ中の恒例企画となっていた「究極の2択コーナー」を展開。これは世論に対して「2択」で疑問を投げかける楽曲「嗜好に関する世論調査」にかけ、メンバーがファンから募った「究極の2択」に答えるもので、この日のお題として「1つだけ磨かれるなら、笑いのセンス? ファッションセンス?」という問いが7人に投げかけられた。
小泉光咲、桜木雅哉、長野、武藤潤、吉澤が「笑いのセンス」を選択する中、1人ファッションセンスを選んだ大倉は「笑いはボケとツッコミがいて1セットだと思うから。あと、(服の)パターンが決まっているからファッションセンスを磨きたい」とその理由を語った。そしてどちらにも手を挙げなかった杢代に6人が理由を聞くと、杢代は「(ファッションセンスは)おしゃれな先輩の山中柔太朗くん(M!LK)がいたおかげで服が好きになったから……」と答えつつ、山中と仲のよい武藤を指して「一番柔太朗くんと接してるはずなのに、この間リハーサルにピチピチのカーディガンと意味のわからないチェックのズボンはいて来たんです! もうちょっと学んだほうがいい!」と武藤のファッションに対する“ダメ出し”をする。突然の展開に笑いが起こった会場を見て「みんな笑ったでしょ? (手を挙げなかったのは)そういうことです」と満足げに付け加えていた。
長野が「潤さんにはファッションセンスのほうに移っていただいて(笑)、和人はパーフェクトヒューマンだという結果になりました」と調査結果を簡潔にまとめると、7人はここで「嗜好に関する世論調査」を披露した。エッジーなギターリフを合図にさまざまな疑問を矢継ぎ早に問いかけていくこの曲を、細かな歌割りで疾走感十分に表現していく。次々とペアが入れ替わるダンスフォーメーションでも聴衆を楽しませ、「二択 二択 二択」と歌うサビ前のパートでは鑑賞エリアから響くリズミカルなクラップ音がパフォーマンスを彩った。
大倉の「この先も一緒に歩いていきましょう」という言葉と共に届けられたミドルチューン「時速3km」では優しい眼差しをファンに向けながら愛しい人への思いを歌った7人。長野が「最後はこの曲で締めたいと思います」と告げると、セルフタイトルのデビュー曲「原因は自分にある。」のイントロが鳴る。メンバーはシニカルな楽曲の世界観を表情豊かに表現し、流れるようなピアノの旋律に乗せて軽やかなステップを踏んだ。武藤を筆頭に力強い歌声を届けてライブを締めくくり、長野は「僕たち7人から始まり、どんどん仲間が集まって。こうしてライブを作ることができて楽しかったです! 2020年の僕たちを楽しみにしていてください!」と挨拶。メンバーは最後まで大きくファンに手を振りながら、ステージをあとにした。
原因は自分にある。「嗜好に関する世論調査」リリースイベント 2020年1月26日 ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場 セットリスト
01. Joy to the world
02. ジュトゥブ
03. 嗜好に関する世論調査
04. 時速3km
05.
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