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劇団EXILE総出演の舞台が開幕、SWAYはニュースの内容を心配「ほとんどHIROさんに…」

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「勇者のために鐘は鳴る」ゲネプロの様子。

「勇者のために鐘は鳴る」ゲネプロの様子。

SWAYDOBERMAN INFINITY)ら劇団EXILEメンバー9名全員が出演する舞台「勇者のために鐘は鳴る」が、本日1月24日に東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕。これに先駆けてマスコミ向けのゲネプロと囲み取材が同会場で行われた。なおこの記事には舞台写真や役柄設定に関する記述が掲載されているので、ネタバレを避けたい読者は注意してほしい。

「勇者のために鐘は鳴る」は、劇団EXILEメンバーが初めて原案プロデュースを手がける舞台。脚本を畑雅文、上演台本・演出を川本成(時速246億)、演出補佐を冨田昌則が務める。舞台となるのは、架空の人気オンラインゲーム「IGNITION」(イグニッション)の世界。「IGNITION」は自分だけのオリジナルキャラクターを作り、仲間と会話しながら数々のクエストに繰り出す冒険ゲームで、課金ユーザーのためだけに行われる賞金1億円のスペシャル感謝クエストに参加したY崎、バチバチ、JACK、ナイト、326、半蔵、うまなり、青春がさまざまな珍ミッションに挑んでいく中で、魔王と出会いそれぞれの目的が明らかになっていく。舞台はアクションシーンはもちろん、鍛え上げた肉体を生かした場面や歌唱シーンなど、劇団員の特性を生かした内容で、客席も巻き込んだ演出も多々用いられている。

囲み取材で最初にマイクを取った秋山真太郎は「Y崎という(現実世界では)妻と娘とうまくいっていないという悩みを抱えたサラリーマンの役です。2年間ぐらい劇団員みんなで考えて作ってきたので初日を迎えて感無量です」と自身の役どころと初日を迎えることができる喜びを語る。八木将康は「3度の飯よりギャンブルが大好きなうまなりを演じます。全員そろって舞台ができるのが楽しみです」と述べ、SWAYは「半蔵という忍者のキャラクターです。ひさびさの舞台なので個人的にはみんなに迷惑をかけないように愛の手裏剣を飛ばしたいなと思います……あれ? 笑うところですよ?」と会場の笑いを誘った。小野塚勇人は「326は渋谷系のEXITの兼近(大樹)さんのようなイメージの役です。見た目がチャラかったり若者言葉を使うけれど、心の優しいまっすぐな青年の役。9人全員で舞台に立つのが初めてのことなので全員キャストスタッフ一丸となって駆け抜けたいです」、小澤雄太は「見かけはものすごくワイルドでMARVEL作品に出てくるウルヴァリンのような顔つきですが、操作している人間は中学生という役回りなのでギャップを見せられたらと思います。今回こんなに大きな劇場でできることをうれしく思っていますので、大きな怪我やインフルエンザなどがないようにがんばっていきたいと思います」とそれぞれ意気込んだ。

鈴木伸之は「JACKは自分よがりなところがありながら1人でも果敢に戦いを挑んでいくキャラクターです。一生懸命千秋楽までがんばりたいです」とスマートに挨拶し、ツノが付いた特徴的なコスチュームに身を包んだ青柳翔は「わかる通り魔王という役をやらせていただいています。どんな役どころかは言えないんですがヒントはツノと衣装の下に隠れている靴。最高のスタッフと劇場と最低な劇団員と一緒にがんばってきました。最後まで一生懸命がんばります」と劇団EXILEメンバーを“最低な劇団員”と紹介。それを受けた町田啓太は「最低な劇団員の1人の町田啓太です」と挨拶し、「ナイトは考えすぎる頭でっかちになってしまうがゆえにある決断をしてしまいます。後半では自分と対話しながらこのキャラクターがどうやって夢に向かっていくのかをしっかり演じさせていただければと思います。9人のエネルギーがあふれる舞台になるように1年以上前から話し合いながらやってきたので、今日ようやく幕が上がるということで本当に楽しみです。僕らはもともとクセが強いんですが、それを全面に出したキャラ設定になっています」と自身のキャラとこの舞台への意気込みを述べた。佐藤寛太は「青春は魔法戦士の役で、実物は高校生。オンラインを通して人とのつながりを見出していきます。制作期間から考えるととても長い時間劇団員とスタッフさんと作ってきましたので、(初日の)今日はとてもソワソワしています」と声を弾ませた。

この舞台について町田は「いろんなことを詰めに詰め込んでいるので内容が入ってくるのかがわからないです(笑)。どこが印象に残るのか、お気に入りのシーンを見つけてほしい。人によってインパクトに残るシーンがそれぞれ違うと思います」とコメント。秋山は「観劇というよりは体験型エンタテインメントで、お客さんも一緒に作り上げる舞台だと思います」と説明した。最初の挨拶で“最低な劇団員”と劇団EXILEメンバーを紹介した青柳は「演者が『1分前です』と言われたときに弁当を温め始めるんですよ。そういうところも含めて和気あいあいとやらせていただきました」とその稽古場の雰囲気を明かす。また稽古場では料理上手な小澤が牛丼、塩豚丼、キーマカレー、豚汁を振る舞ったそうで、SWAYは「俺、カレー4杯食べましたよ」と元気いっぱいに述べたあと、中目黒にあるLDH kitchen IZAKAYA AOBADAIで小澤プロデュースによる「勇者のために鐘は鳴る」とのコラボメニュー「勇者のためのあんかけ塩牛丼」が本日より販売されていることをアピール。そして「小澤さんのために鐘が鳴るといいですね! 今の太字ですよ!」と場を盛り上げた。

舞台のゼネラルプロデューサーを務めるEXILE HIROとのやり取りについて問われた青柳が「がんばってとメッセージをもらいましたね」と話すと、SWAYは「たくさんの差し入れをいただきましたけど、これを言うとニュースのほとんどがHIROさんのことに……」と記者陣を見やる。青柳が「やめましょう」とHIROの話をここで終わらせることを宣言し、SWAYが「劇団EXILEをまくってHIROさんになっちゃうんで」と補足すると、記者は「よくわかってますね(笑)」とSWAYの機転のよさに舌を巻いた。

囲み取材終盤では「LDH PERFECT YEAR 2020」の一環として行われる本公演について青柳がメッセージを求められるも「秋山さん!」と即、秋山に話を振る一幕も。秋山は「そういうときだけ(笑)」と笑い「シーズンテーマが“IGNITION”というのですが、僕らがプレイしているゲームのタイトルも『IGNITION』という設定なんです。とにかくお客さんに楽しんでいただける舞台を念頭に置いて作ってきたので。そういう思いで今日初日を迎えさせていただきます。OKですか?」と青柳に伺いを立て、青柳は「最高です。ありがとうございます」と満足そうに微笑んだ。制作発表会見で話題に上がった八木によるフライングシーンについては、鈴木が「もう言っちゃいます。飛びます」と宣言。最後に町田が「9人全員で力を合わせて個性を集めて爆発していこうと1から一生懸命スクラムを組んで作り上げた作品です。皆さんに楽しんでいただけるように幕が閉じるまでがんばっていきますのでよろしくお願いします」と話して会見は締めくくられ、SWAYは「記事を読むのが楽しみだあ」とつぶやきながら会見場を去った。

「勇者のために鐘は鳴る」は本日から2月2日までTBS赤坂ACTシアターで、2月13日から16日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。

舞台「勇者のために鐘は鳴る」

2020年1月24日(金)~2月2日(日)東京都 TBS赤坂ACTシアター
2020年2月13日(木)~2月16日(日)大阪府 梅田芸術劇場メインホール
<出演者>
魔王:青柳翔
Y崎(ワイザキ):秋山真太郎
バチバチ:小澤雄太
JACK:鈴木伸之
ナイト:町田啓太
326(ミツロー):小野塚勇人
半蔵:SWAY(DOBERMAN INFINITY)
うまなり:八木将康
青春(アオハル):佐藤寛太

原案プロデュース:劇団EXILE
脚本:畑雅文
上演台本・演出:川本成(時速246億)
ゼネラルプロデューサー:EXILE HIRO

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