「今、出来る、精一杯。」は、
清が演じるのはなかなか仕事が続かず、ヒモ状態の男・安藤雅彦。安藤と同棲中の神谷はな(坂井真紀)はそんな安藤を優しくサポートし続ける。安藤は求人誌で見つけたスーパーマーケット「ママズキッチン」のバイト面接を受け無事採用されるが、早々に面倒な人間関係を目の当たりにし、引きこもってしまう。そんな安藤を演じることになった清は「私の2019年の集大成です。自分以外の作品にここまで精一杯尽くしたのは初めてかもしれません」とコメント。彼は劇中で安藤の気持ちを演技に加えて歌でも表現している。
はなを演じた坂井は「この力強い戯曲を23歳の時に書いたと聞き感動し、稽古を重ねるうちにこの戯曲を今、新国立劇場でやりたかった意味が少しずつわかってきました。それに相応しい、清さんはじめ役者さんたちが奇跡のように集まって(私も頑張らなきゃ)、こりゃ、すごいことになったと。この根本宗子さんを見逃してほしくないです」と意気込みを語り、「ママズキッチン」で働く篠崎ななみを演じた伊藤は、根本が23歳のときに書いた作品に出演できることを喜び「この戯曲の持つ鮮烈さを皆さんに届けたい。23歳の私だからこそ伝えられることを、一公演一公演噛み締めながら、精一杯伝えたいです」と述べた。
月刊「根本宗子」第17号「今、出来る、精一杯。」
2019年12月13日(金)~19日(木)東京都 新国立劇場 中劇場
作・演出:
音楽:
出演:清竜人 /
根本宗子(作・演出・長谷川未来役コメント)
10周年の集大成が完成したように思います。
自分自身、演劇に向き合うことの本質は10年間ほぼ変わっていません。
時に夢を見て、時に絶望して、一作品ずつ着々と自分と演劇と向き合ってきました。
小さな劇場から始まり、気が付いたら新国立劇場にいました。
なんだか少し不思議な気持ちです。
清竜人さんの音楽が私の10年を包み込んで、今日へと連れてきてくれました。
新たな俳優陣が全ての役に新しい命を吹き込んでくれました。
自分が想像してるよりずっとずっとたくさんの方の心に残る作品になればいいなと思っています。
精一杯、努めます。
清竜人(音楽・安藤雅彦役)コメント
私の2019年の集大成です。自分以外の作品にここまで精一杯尽くしたのは初めてかもしれません。
新国立劇場 中劇場にて響く声や音が、一人でも多くの人の心に残るよう、毎公演、真摯に向き合いたいと存じます。
坂井真紀(神谷はな役)コメント
根本さんは今30歳。根本さんを見ていると自分が30歳だった時を思い出さずにはいられません。なんて自分はヘナチョコだったんだろうって。根本さんはいつでも礼義正しく真っ直ぐ進みます。だから心から応援したくなる人です。この力強い戯曲を23歳の時に書いたと聞き感動し、稽古を重ねるうちにこの戯曲を今、新国立劇場でやりたかった意味が少しずつわかってきました。それに相応しい、清さんはじめ役者さんたちが奇跡のように集まって(私も頑張らなきゃ)、こりゃ、すごいことになったと。この根本宗子さんを見逃してほしくないです。
伊藤万理華(篠崎ななみ役)コメント
大事な節目の公演に出演できて、光栄に思います。
根本さんの演出、竜人さんのつくる音楽、そして尊敬するキャストの皆さん、スタッフの皆さんと、この上なく贅沢な稽古期間を過ごしました。
根本さんが23歳の時に書いた大切な作品。
はじめて戯曲を読んだとき、心のウジウジした部分が吹き飛ばされた気がして、何故だか号泣してしまいました。
この戯曲の持つ鮮烈さを皆さんに届けたい。
23歳の私だからこそ伝えられることを、一公演一公演噛み締めながら、精一杯伝えたいです。
池津祥子(利根川早紀役)コメント
根本さんの演出のもと、「信じる力」と「覚悟」について想いを巡らせる稽古場でした。
根本さん23歳の時の情熱が込められた台本、そして新たに竜人さんの素敵な楽曲も加わり、新しく音楽劇へと生まれ変わった2019年版「今、出来る、精一杯。」
登場人物それぞれの“精一杯”を皆様に楽しんでいただけるよう、劇場でお待ちしております!
リンク
- 月刊「根本宗子」 公式サイト
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清竜人の主演舞台「今、出来る、精一杯。」本日開幕「2019年の集大成です」 https://t.co/RLGM60VpA1