桜エビ～ず全オリジナル曲詰め込んだ初ホールワンマン、ukkaとして新たな章へ

桜エビ～ずが11月16日に東京・よみうりランド 日テレらんらんホールでワンマンライブ「桜エビ～ず 1stコンサート"ALL OUT"」を行った。

グループ初のホールワンマンであり、オリジナルナンバー全29曲を披露するライブとして開催されたこの公演。ステージ背面のスクリーンにはライブ開始までのカウントダウンが映し出され、開演前からファンの期待と緊張感を高めた。これまでの活動を振り返るオープニング映像が上映されたのち、シックな新衣装で登場したメンバーはライブ後半に歌うことの多い「Believe」を1曲目に披露。続けて2016年発表の初のオリジナル曲「はっぴースキップ☆ジャンプ」や「オスグッド・コミュニケーション」「みしてかしてさわらして」といったアップテンポな楽曲で会場を一気に盛り上げた。

ライブ中盤、6人は初期のナンバーと最新アルバム「octave」の収録曲を織り混ぜたステージを繰り広げる。恋愛ソング「せつないや」が終わると、よみうりランドで無邪気に遊ぶ映像と共に、ホールワンマン開催が決まったときの気持ちやお互いへの思いを語るメンバーのコメントが流れ、観客の胸を熱くさせた。その後ピンク色のレーザーの光が輝く中、バレンタインソング「214」のイントロに合わせて会場外とつながるステージ後方の扉が開く。よみうりランドのイルミネーションの光に包まれながら登場した6人は「ねぇ、ローファー。」「おねがいよ」といったしっとりとした曲調の楽曲を歌い上げた。

川瀬あやめの「まだまだ騒いでいくぞー！」という煽りからスタートした「まわるまわるまわる」ではメンバーが客席通路に降り、次々にサインボールを投げる。さらに6人は「さいしょのさいしょ」「タリルリラ」「エビ・バディ・ワナ・ビー」などのライブの人気曲を立て続けに披露。豪華なレーザー演出と共に「キラキラ」をパフォーマンスしたのち、「それは月曜日の9時のように」でファンを踊らせてライブ本編を締めくくった。

アンコールに応えて再登場したメンバーは、このライブのために作られたグッズTシャツを着て「僕らのハジマリ」を歌唱。さわやかで都会的な雰囲気を持つ「can't go back summer」を経て代表曲「リンドバーグ」をラストナンバーとして披露し、会場のボルテージを最高潮に高めた。最後の挨拶では、6人それぞれがホールワンマンまでの道のりやグループに対する思いを口に。水春が「今のアイドル界は上に行くのが難しいけれど、それを破るのが桜エビ～ずでありたい。スタプラの中でも、ももクロさん以上を目指したい」と力強い言葉を述べると、ほかのメンバーは涙を流し、客席からは大きな歓声が沸き起こった。

「以上、桜エビ～ずでした！」というお決まりの挨拶でライブは終了と思いきや、お決まりのダース・ベイダーのテーマソングに合わせて“校長”こと藤井ユーイチマネージャーがステージへ。メンバーが「今日はないと思った！」と驚く中、校長の合図で「ukka」と書かれたロゴがスクリーンに映し出され、このライブをもって桜エビ～ずがukkaに改名することがサプライズで発表された。川瀬は「ずっと改名したかった！」と喜びつつも、これまで慣れ親しんだグループ名に名残惜しさを感じている様子を見せる。水春は「改名もスタプラアイドルの使命」と受け止め、「桜エビ～ずでした！って頭を下げて、上げたらもうukkaだよ！」とメンバーとファンに語った。

桜エビ～ず改めukkaは、12月27日に東京・恵比寿ザ・ガーデンルームでライブイベント「ukka year-end party」を開催。2020年3月から5月にかけては東京・かつしかシンフォニーヒルズ公演をファイナルとする全国ツアーを行う。