和田彩花「NEWTOWN」でソロ初パフォーマンス、ポエトリーリーディングで思い伝える

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和田彩花(ex. アンジュルム)が10月20日に東京・パルテノン多摩およびパルテノン大通り、デジタルハリウッド大学 八王子制作スタジオで開催されたカルチャーフェス「NEWTOWN 2019」にて、ソロ初パフォーマンスを行った。

「NEWTOWN 2019」でパフォーマンスする和田彩花。(写真提供:YU-Mエンターテインメント)

「NEWTOWN 2019」でパフォーマンスする和田彩花。(写真提供:YU-Mエンターテインメント)

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今年6月の東京・日本武道館公演をもってアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業した和田は、8月1日にソロ活動を開始することを発表。10月9日には自身で作詞した初のソロ曲「Une idole」のミュージックビデオがYouTubeで公開された。「NEWTOWN 2019」は10月19、20日の2日間にわたって行われ、デジタルハリウッド大学の体育館を舞台にしたライブ企画「NEWTOWNジャム・コンサート」の2日目が彼女のソロ初ステージの場となった。

「NEWTOWN 2019」でパフォーマンスする和田彩花。(写真提供:YU-Mエンターテインメント)

「NEWTOWN 2019」でパフォーマンスする和田彩花。(写真提供:YU-Mエンターテインメント)[拡大]

暗転した会場が大きな拍手に包まれる中、和田は薄ピンク色のコーデュロイのワイシャツに黒のパンツというシンプルなスタイルでステージに登場。マイクスタンドの前に立つと、VIDEOTAPEMUSICが手がけた色彩豊かな映像と共に、自ら作詞したオリジナル楽曲「この気持ちの行く先に」(仮)を披露した。穏やかな曲調から徐々にエモーショナルに展開していくこの曲を、和田はポエトリーリーディングを織り交ぜながら歌唱。間奏ではしなやかかつ、力強いダンスを踊り、楽曲の世界観を全身で力いっぱい表現した。

曲を歌い終え、観客から大きな拍手を送られた和田は引き締まった表情から一気に笑顔に。「皆さんこんにちわ、和田彩花です。ちょっと緊張しました(笑)。私はちょっと前までグループにいて、卒業して1人で音楽で表現するってことを始めて、今日が初めてのステージだったんです」と話を進め、「今日披露した曲の仮タイトルは、『この気持ちの行く先に』です。あと、YouTubeで公開したフランス語の曲『Une idole』もあって、そのほかにもまだまだ曲は作っています。もっともっと私の音楽を聴きたいと思ってくれた方は、ぜひ私のSNSをフォローしてください。最新情報がわかると思います」と自身の活動をアピールした。

「NEWTOWN 2019」でパフォーマンスする和田彩花。(写真提供:YU-Mエンターテインメント)

「NEWTOWN 2019」でパフォーマンスする和田彩花。(写真提供:YU-Mエンターテインメント)[拡大]

その後、アメリカ・シカゴ在住のアーティスト・Sen Morimotoとバンドメンバーがステージに登場すると、和田は「今日、コラボさせていただくSenさんです」と紹介。10月24日に東京・UNITで開催するSen Morimotoのライブに和田がゲスト出演することが発表された。そしてノートを手に持った和田は、彼の奏でるメランコリックなエレクトリックピアノのサウンドに乗せてポエトリーリーディングをスタートさせ、「人と人の受け取り方の違い」や「感情を超えたその先を見てみたい」という内容の詩を優しい口調で語っていく。ポエトリーリーディングを終えた和田は、凛とした佇まいで深くお辞儀。拍手する観客に向かってにこやかな微笑みを浮かべてステージをあとにした。

和田彩花(写真提供:YU-Mエンターテインメント)

和田彩花(写真提供:YU-Mエンターテインメント)[拡大]

短い時間ながらも充実のステージを見せた和田はライブを終えたあと、「緊張しました。でもそれだけじゃなかったですね。やっぱり曲も言葉も早く皆さんに届けたかったので、それができてうれしかったです。でも、ステージの出来に関してはどうだったかな(笑)。そこは自分を振り返り、反省し、次に生かしたいと思います」とコメント。アンジュルム時代とは異なる環境でパフォーマンスすることについては、「私の中で変化はないんです」「もちろんステージにいるのが1人だから、緊張しても『みんながいる!』って思えないことは寂しかったですよ。でも、感覚としてはむしろ自分にどんどん近づいていってるから、心地よかったです」と述べた。

また和田はソロ初ステージで披露した楽曲について、「『この気持ちの行く先に』は、未来に関する願いとか祈りとかが歌われてるんです。私の思うこともポエトリーリーディングの部分で語っていて、そのあとに皆さんの気持ちを教えてほしいって言ってるんです。それは私に同調するとかじゃなく、いろんな声として教えてほしいなと思うからなんですよ。そういう皆さんの声を、この曲を通じて聴けたらと思います。あと、Senさんとコラボしたポエトリーリーディングでは、『小さな意見や表現とかをみんなで守っていきたいな』って思いを言葉にして語りました」と説明。さらに「先ほど、『自分の感覚に近いところに来た』って言ったじゃないですか。だからこそ、『自分はどんな表現を持ってるのかな? 自分はどうしたらいいのかな?』ってすごく考えさせられたんです。私はこれまで、『がっつり踊って歌うってパフォーマンスをやっていくぞ』って想像をしてたんですけど、今日マイクスタンドを使ってステージをやってみたり、Sen Morimotoさんのライブを見たりして、なんかいろいろ見えてきました。私は踊りも好きだけど、それだけじゃない表現がもうちょっとできそうだなって。そこは自分で探ってみたいです」と今後の活動への意欲を口に。「今はすごくワクワクしてます。でも、これからどぎつい表現の歌詞も出てくるかもしれないですけど(笑)、それも皆さんに楽しんでもらえたらいいなと思います」と語った。

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SEN MORIMOTO JAPAN TOUR 東京公演

2019年10月24日(木)東京都 UNIT
<出演者>
Sen Morimoto + AAAMYYY / 春ねむり / 和田彩花

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NEMO @mtokj307

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