Twitterを介して知り合ったうすたに旅人が「何かリクエストがあれば実際に会いに行って歌います」と話したことから、観客を迎えてのパフォーマンスに発展したというこのイベント。旅人の演奏と同時進行でうすたが架空のアルバムジャケットを制作するという内容で、限定60枚のチケットは告知直後に完売した。
この日のライブは間に休憩を挟んでの2部構成で実施され、第1部は未発表曲「遠い」からスタート。旅人が「普段歌わないような懐かしい曲をいっぱい準備してきました。途中で若い頃のつらい思い出がよみがえって泣き出すかも」と話しつつ「息をのんで」を歌うと、顔を隠していたうすたも本気になり、帽子やサングラスを外してジャケット制作に集中した。
その後、旅人はうすたのリクエストで「エンゼル・コール」「天使が降りたつまえに」「線路沿い花吹雪」といった楽曲を披露。会場に来ていた小さな子供を見つけて即興で「アンパンマンのマーチ」を捧げるなど、観客との距離が近い小さな会場ならではのパフォーマンスが展開された。
沖縄の友人に「沖縄県東村高江の唄」「airplane」の2曲を捧げ、「シャッター商店街のマイルスデイビス」を熱唱して第1部は終了。休憩を挟んで第2部が始まると、うすたのマンガ「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」の登場人物・アフロ君がインドに行って楽器を覚えてきた、という設定で
再びうすたのリクエストを受け、しっとりとしたギターの弾き語りで「ラスト・レコード・オブ・ザ・ワールド」を歌い終えると、今度は一転してほぼU-zhaanのタブラ演奏のみで「私の赤ちゃん」を歌唱。この時点でUstreamの視聴者は3000人近くに達しており、会場にて生でライブを堪能していた60人とともに、インターネットを経由して神秘的なタブラの音色と優しい歌声に聴き入っていた。
その後も旅人は未発表曲「夏祭り終わった おうちに帰ろう」や、うすたのリクエスト曲「八月」「完璧な朝」を演奏。また、旅人の祖父が祖母を口説くために生涯に1曲だけ作ったという歌の、実際に祖父が歌っているアカペラ音源も披露された。空腹を訴える旅人が客からもらったクッキーを食べたりと、あたたかく自由な空気の中でステージは進行。会場にいる数人の観客に名前を聞いて即興で歌にし、最後に「おやすみタイニーズ」「I Wanna Be A Rock Star」を歌って、シンガーソングライターとマンガ家による貴重なコラボイベントは幕を閉じた。
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七尾旅人とU-zhaanとうすた京介の曲やりつつライブペイント的なイベント行ったら満員電車状態ですごかったの思いだした これustreamの人のがみえたんじゃなかろうか https://t.co/PJq54sn2d1