蓮沼執太が“住所”から描くパーソナルな音風景「Oa」

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蓮沼執太の新作「Oa」が、アメリカ・ニューヨークのレーベルNorthern Spy Recordsからカセットテープとデジタル配信で本日9月27日にリリースされた。

蓮沼執太とは?

1983年9月11日生まれ、東京都出身の音楽家。2006年10月にアメリカのインディーズレーベルから発表したアルバム「Shuta Hasunuma」でデビュー。2010年に総勢16名からなる現代版フィルハーモニックポップオーケストラ「蓮沼執太フィル」を結成し、2014年1月に1stアルバム「時が奏でる」をリリースする。2016年2月には蓮沼がシンガーソングライターとして制作したソロアルバム「メロディーズ」を発表し、9月に自身の音楽活動10周年を記念したライブイベント「蓮沼 X 執太」を開催した。2017年2月に蓮沼執太 & U-zhaan名義のコラボアルバム「2 Tone」をリリース。11月に公募から選抜した新メンバー10名を蓮沼フィルに追加した26名の新たなクリエーション「蓮沼執太フルフィル」を始動させ、8月に東京・すみだトリフォニーホールにてお披露目公演「フルフォニー」を行った。2019年には平成30年度「第69回 芸術選奨 文部科学大臣賞」メディア芸術部門において新人賞を受賞。同年8月に東京・日比谷野外大音楽堂で蓮沼執太フィル単独公演「日比谷、時が奏でる」を開催し、この模様を収めたBlu-rayボックスが2020年4月に発売された。8月に蓮沼執太フルフィルとしての1stアルバム「フルフォニー|FULLPHONY」を配信し、10月に同作のCDとアナログをリリース。

蓮沼執太

蓮沼執太

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Shuta Hasunuma「Oa」配信ジャケット

Shuta Hasunuma「Oa」配信ジャケット[拡大]

“Old address(旧住所)”の頭文字がタイトルに冠された「Oa」には、蓮沼がマンハッタンで暮らしていた2017年に制作した4トラックを収録。トラックタイトルの「454」はアパートの部屋番号、「BORO」はその部屋から見えるクイーンズボロ橋、「LEX」は地下鉄レキシントンアベニュー駅、「20170716」はレコーディング日をそれぞれ表している。

当時はスランプに陥りながら、どんなときでも制作に打ち込むことが“今の自分”の現れであるという思いでこの4曲を生み出した蓮沼。2年後に音源を聴き返したことで制作時の記憶や住んでいた土地を思い出した彼は、新たなミックスを施して作品を完成させた。蓮沼が自身の時間の経過を回想すると共にマンハッタンという土地の歴史に思いを巡らせた本作は、彼のパーソナルな音風景となっている。

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Shuta Hasunuma「Oa」収録曲

01. 454
02. BORO
03. LEX
04. 20170716

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