本日9月23日に東京・新宿バルト9で
1989年7月にREBECCAが実施したライブツアー「REBECCA BLOND SAURUS TOUR '89」東京・東京ドーム公演の映像を上映した本企画。この記事では上映後に行われた、トークイベントの模様をレポートする。
トークでは司会者にライターの藤井徹貫を迎え、REBECCAのドラマー・小田原豊、バンドの大ファンを公言する
千秋は2015年開催の神奈川・横浜アリーナ公演で初めてREBECCAのライブを生で鑑賞し、それまではライブ映像作品やテレビ番組に出演した際の映像をよく観ていたとのこと。そして「すっごい走り回っても、声が途切れないのがボーカリストだと考えていて。それは自分の活動でも役立ったと思います」とNOKKOからの影響を語った。このほか藤井はライブ映像の途中、小田原が唯一微笑むシーンがあったことを話題に挙げる。この場面に関して、小田原は「ロンドンでプロモーションビデオを撮ってくれたカメラマンも参加してて。俺の近くに来て、絡んできたから笑ったんじゃないかな?」と述べた。
中盤では今回のトークイベントに際し、メンバーから届いたメッセージを紹介された。土橋安騎夫(Key)は「30年前のREBECCAを観ていろんな思い出がよみがえり、気持ちも若くなっているんじゃないでしょうか」とコメント。さらに千秋とは再結成時のライブで交流したことについて触れ、「今日は存分にREBECCA愛を語ってくださいね」とエールを送った。改めて話を振られると、千秋は「NOKKOさんは身長が小さかったけど、すごいパワーのあるボーカリストで。自分も小さいことがコンプレックスだったから、『こうやって歌えばいいんだ!』と大好きになったんです」とNOKKOの魅力を語った。続いてベーシストの高橋教之のメッセージでは「60年間生きてきて、30年前の自分を改めて観て『人生お勉強中だったんだな』、そんなことを思いました」と自身の思いが語られ、「またいつか、皆さんにお会いできることを願っております」とファンとの再会を約束した。
そしてNOKKOのコメントが読み上げられると、特別ゲストとして本人がステージに登場。予期せぬサプライズに観客は驚きの悲鳴を上げ、各所から彼女の名を叫ぶ声が飛び交った。舞台上の千秋も「もうダメ……」と喜びのあまり、思わず泣き出しそうに。そんな彼女の姿を見つつ、NOKKOはREBECCA愛あふれる千秋のトークに関して「うれしく拝聴させていただきました」とにこやかに語った。
「ようやく当時の映像を直視できるようになりました」「映像は文句なしに綺麗だし、音もよくて。こんなに大切に扱っていただいて……」と今回のライブ映像の感想をうれしそうに述べたNOKKO。千秋が「ステージをあんなに走り回るのは当たり前だったんですか?」と質問すると、彼女は「あのときは『こうありたい』っていう欲望、『こういうふうに見られたくない』っていう葛藤が混沌となっていて。それであんなパフォーマンスになったんです」「いつもライブを終わったあとは体が痛かったですね」と答えた。また当時のエピソードについて聞かれると、NOKKOは「いろんなインタビューを受けたり、メディアに出たりしたんですけど、アイドル系だったりロック系であったり、場面場面で違った捉え方をされたんです。それに対してすごく混乱していて」「中庸なところをずっと生きてきた感じがして、葛藤していましたね」と述懐。そして「今回ライブ映像を上映してもらったことで、私とうとうわかったんです。今までやってきたこと全部が自分だったんだなって。すごく喜びました」と新たな発見があったことを述べた。そして最後にNOKKOは「令和の活動にも注目していただいて!」と今後の活動に向けての意気込みを明かし、トークショーを締めくくった。
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