田村ゆかりツアー追加公演、瞬く星空とシャンデリアの下で

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田村ゆかりが8月12日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて、全国ツアー「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」の追加公演を行った。

「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」追加公演の様子。

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Strawberry candle

田村ゆかり「Strawberry candle」
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最新ミニアルバム「Strawberry candle」を携え、5月から7月にかけて全国11会場で展開されたこのツアーでは、ゆかりんの地元福岡で単独公演通算100本目を迎えるというメモリアルな瞬間もあった。約1カ月のブランクを空けての追加公演は、全公演通してライブをサポートした堀崎翔(G)とモチヅキヤスノリ(Key)に一ノ瀬久(Dr)、千ヶ崎学(B / KIRINJI)、田口慎二(G)を加えた5人がバンド「桃色男爵」としてバックを固め、ダンスチーム「桃色メイツ」の4人が華やかにステージを彩った。

「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」追加公演の様子。

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ライブは「Strawberry candle」収録の清竜人提供曲「聴こえないように▽」できらびやかに幕を開け、ゆかりんはさらに「Darling Darling」「好きだって言えなくて」とポップなナンバーを連発。3階席までいっぱいの国立大ホールは王国民(田村ゆかりファンの呼称)の振るペンライトでピンク一色に染まった。「1カ月空いちゃったから、初日みたいな気持ち(笑)。サウンドチェックのとき足震えてたもんね」とひさびさのステージに少々緊張気味のゆかりんだったが、最近ハマっている携帯ゲームのことなどフランクな話題で盛り上がり、次のブロックへ。「Shining Rabbit」「セルフィッシュ」とやはりポップな楽曲が続き、「ガラスの靴にMoonglow」ではゆかりんが桃色メイツと一緒に軽やかなステップを踏んだ。

「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」追加公演の様子。

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幕間にはゆかりんが演じる1人の少女を追ったイメージ映像が流れた。少女は本とランタンを手に森の小道を歩き、洞窟へとたどり着く。少女がランタンに明かりを灯すと、そこには廃墟のような隠れ家が。本を読みふける少女がふと顔を上げると、そこには満天の星空のような無数の光がまたたいていた。ここで場面は暗転し、先ほどの映像がそのまま飛び出してきたかのような無数の光がステージを覆うと、白いドレスをまとったゆかりんが登場。ツアータイトルにもあるシャンデリアが2つ、天井ではかない光を放つ中「花チル夜道」で場内をメランコリックなムードに包み込んだ。「LUNATICA MARE」では一転、赤い照明とアラビアンなメロディに乗せて桃色メイツが妖艶なダンスを踊る。「Closing tears」では満天の星空を思わせるステージの上でゆかりんのドレスが青白く発光。ドレスは「シレーヌの心音」で青、ピンク、緑、白と複雑な輝きを見せたり、アダルトな雰囲気の「Libido zone」で真っ赤に光ったりと、楽曲のムードに呼応した光で幻想的なステージを演出した。

「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」追加公演の様子。

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再び場内が暗転すると、今度は夜空の星座をガイドするプラネタリウム風の映像が流れる。ギリシャ神話の時代から伝わるロマンティックな星座の物語がゆかりんのおだやかな声で紹介される中、しし座、六分儀座、うみへび座、ポンプ座を強引につないだ「ゆかり座」が姿を表すと王国民はドッと沸いた。ライブはそこからアコースティックコーナーに突入し、「神様Rescure me!!」「ひとりあやとり」がシンプルなアコースティックアレンジで歌われた。そして桃色男爵はモチヅキのみを残して退席し、ゆかりんはピアノの音色のみをバックに「you」を披露。国立大ホールが切ない空気に満ちるも、YouTuber「ちゅぱりん」が絵画に挑戦する破天荒な動画で一転笑いの渦に。ミニスカートにハイソックス、カーディガンを羽織った制服風衣装に着替えたゆかりんは、男子生徒風の衣装を着た桃色メイツと共に「恋は天使のチャイムから」「チクチク」「Sweet Trap」の3曲を歌った。2本目のちゅぱりん動画を挟み、ライブは終盤戦へ。この日4着目の衣装となる青いドレスに着替えたゆかりんは「未来の果てにEscort」に乗せて手を左右に振り、王国民もそれに合わせてピンクのペンライトを揺らす。「W:Wonder tale」「Trouble Emotion」「Double Fascination」と新旧のアップテンポな楽曲がライブをクライマックスへと導き、ラストの「逢うたびキミを好きになる」では盛大に銀テープが発射された。

「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」追加公演の様子。

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アンコール曲「ゆかりはゆかり▽」を終えたところでライブはすでに3時間あまりが経過していたが、ゆかりんは「あっという間じゃない? ……ちょっと待って、もうこれやれないの? 毎週やってたのにね」とツアー終了を惜しみ、「ライブは楽しいし、こんなに来てくれるのはうれしいの。あれだよ、わりと感謝してるよ?」と照れくさそうに王国民への感謝を伝えると再びライブへ。アッパーな「ジェラシーのその後で」で一気に火を着け、最後は「Gratitude」で大団円。ゆかりんのメッセージが書かれた星型の紙吹雪が舞う中、王国民の「ありがとう!」のコールが場内にこだました。いつものように、1人ひとりに届くよう会場をまんべんなく見渡しながら笑顔で手を振るゆかりんに、王国民からは温かい拍手が送られた。

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「田村ゆかり LOVE▽LIVE 2019 *Twilight▽Chandelier*」追加公演
2019年8月12日 パシフィコ横浜 国立大ホール セットリスト

01. 聴こえないように▽
02. Darling Darling
03. 好きだって言えなくて
04. Shining Rabbit
05. セルフィッシュ
06. ガラスの靴にMoonglow
07. 花チル夜道
08. LUNATICA MARE
09. Closing tears
10. シレーヌの心音
11. Libido zone
12. 神様Rescure me!!
13. ひとりあやとり
14. you
15. 恋は天使のチャイムから
16. チクチク
17. Sweet Trap
18. 未来の果てにEscort
19. W:Wonder tale
20. Trouble Emotion
21. Double Fascination
22. 逢うたびキミを好きになる
<アンコール>
23. ゆかりはゆかり▽
24. ジェラシーのその後で
25. Gratitude

※ツアータイトルおよび楽曲タイトルの▽はすべてハートマークが正式表記。

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写真提供:Cana aria

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