「EKTO」はm-floが7月3日にリリースする新作「mortal portal e.p.」の収録曲。ハワイ州観光局のキャンペーン「発見ハワイ」のタイアップソングで、MVはそのタイアップの一環としてハワイで撮影された。発表会にm-floはMVで着用していた衣装で登場。LISAは「EKTO」について「ひさしぶりのバラードでもありまして、わりとディープでシリアスなラブソングではあるんですけれど、その中にVERBALのカッコいいラップも入っていて、彼(☆Taku Takahashi)のトラックもカッコいいのでクールなバラードになっていると思います」と説明し、☆Takuは「m-flo史上一番時間がかかった曲。20年目のm-floがここからどういう形になっていくのか、それをどんなふうに示していけるのかみたいなこだわりが詰まっています。20年もやってきてあれもやったこれもやったということがある中で、新しい音楽が生まれている。m-floは20年やっているグループの割にはサウンドが若い世代に近いのが独特で、その部分が出ている曲になったと思います」と語った。
トークパートではハワイ州観光局の営業部長、寺本竜太氏ができあがったMVを「ハワイ島の持つ広大なスケール感を出してほしいと思っていて、自然の持つエネルギーが皆さんの持つ独特の音楽とどうハマるのか期待していた。ものすごいいいグルーヴ感があってリンクしている感じがビシビシと伝わってきて、正直すごく素晴らしい仕上がりで大満足です」と絶賛。学生時代にハワイ島にある学校に通い、在学中は島にあるドミトリーで暮らしていたというLISAは「当時は『きっとハワイは暑くてトロピカルだからチャラついていこう』と思ったんです。そしたらものすごく寒いところに学校があって……今回もいろんなお天気をフィールできてよかったです」とハワイ島の気候について語り、☆Takuも「1日で暖かいだったり、気持ちいいだったり、涼しいだったりをこんなに体験できるところはないです。岩場や海がある場所……いろんなシーンを作るのって、普通だったら相当動かないと行けないと思うんですけど、ハワイ島だから今回のような撮影が2日間でできたんだと思います」とハワイ島の魅力を語る。VERBALは「『ハワイ発見』という企画だからじゃなくて、僕らはシティボーイとシティガールなので自然に感動しました。ロケ中に洞窟を発見したとき、地質学者になりたいと思いましたね」と撮影を振り返った。
2017年のLISAのカムバックを経て、20周年という節目を迎えたm-flo。LISAは「15年ぶりとおっしゃってもらえるのはうれしいんですけど、実は彼らと超会ってないみたいな感じでもなかったので、疎遠でもなかったんです」とm-floから離れていた時期について語る。それに対して☆Takuが「なんか別居みたいな感じだったよね」と言うと、VERBALは「仲良く別居していたみたいな感じだよね」と笑い、LISAも「そうそう」とそれに賛同した。
また☆Takuは「こうやって20年間やれたのはファンやスタッフ、友人、いろんな人に支えられたからだと思うんですよ。m-floとして新しいチャレンジができている今この瞬間もうれしくて、感謝の気持ちでいっぱいです」と間もなくデビュー20周年を迎える感慨を語る。VERBALも「20周年をワクワクしながら迎えられてうれしい。ここから先、ファンの皆さんに向けていい音楽を届けていきたいと思います」とコメントした。
関連商品
リンク
- m-flo / EKTO Music Video - YouTube
- 発見ハワイ
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
【イベントレポート】m-floハワイ撮影の「EKTO」MV公開、“別居期間”を振り返る(動画あり / 写真13枚)
https://t.co/axXH5qw2tS https://t.co/oZ4PsaTmrF