魔法少女になり隊、赤坂BLITZで「∀」リリースツアー完走

魔法少女になり隊のワンマンツアー「魔法少女になり隊 ONE MAN TOUR 2019 ～Aを取り戻せ！～」が、昨日5月26日に東京・マイナビBLITZ赤坂でファイナルを迎えた。

3月に兵庫・MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎で開幕した「魔法少女になり隊 ONE MAN TOUR 2019 ～Aを取り戻せ！～」は、最新アルバム「∀」のリリースツアー。キャリア最大規模のワンマンとなったマイナビBLITZ赤坂公演では「∀」の収録曲はもちろん、活動初期から披露してきた楽曲も多数演奏され、魔法少女になり隊の現時点での集大成を見せるライブとなった。

gari（VJ, Vo）の「Everybody!! 最後まで楽しんでいこうぜ！」の声を合図に、魔法少女になり隊はド派手なレーザーが飛び交う中、「ヒメサマスピリッツ」で勢いよくライブをスタート。マスクを外し扇子を手にした火寺バジル（Vo）は挑戦的な眼差しをフロアに向けながらパワフルな歌声を響かせる。ウイ・ビトン（G）と明治（G）がステージ前方まで歩み出てギターを掻き鳴らす「BA・BA・BA ばけ～しょん」、gariのシャウトとヘヴィなリフがフロアを熱狂へと導く「アルテ魔ダンテ」など、魔法少女になり隊は序盤からアグレッシブなパフォーマンスで魅せた。

「アーバン∀タネモノガタリ」ではバジルのエモーショナルな歌唱とgariの壮絶なシャウトが絡み合い、アップテンポな楽曲にポジティブなメッセージを乗せて歌う「革命のマスク」でフロアの盛り上がりはより強固なものに。「エル・ドラド」ではウイと明治によるツインギターと、サポートメンバーのわくわくさん（B）が生み出すグルーヴが渦巻く中、バジルの熱唱が会場いっぱいに響き渡った。

魔法少女になり隊の代表的なカバー曲「おジャ魔女カーニバル!!」では、カオスな映像がステージの壁いっぱいに投影される中、オーディエンスがクラップやヘッドバンギングを繰り出し会場の熱気が急上昇。バジルとgariがパラパラ風のダンスを踊る「RE-BI-TE-TO」やフロア中でタオルが回された「シェキナゴン」を経てライブは終盤戦へと突入していく。バジルが胸に手を当て感情を込めて「first star」を歌い上げると、映像内に“魔女”が出現。魔女の強力な魔法によって“ダークネス”に包み込まれてしまった世界を救うべく、gariと観客は復活の呪文「リギニオ」を唱える。“大天使”は復活を果たしたが魔女を倒すためにはさらなるパワーが必要で、観客は「ましょ隊」コールをステージへと送る。声のパワーでゲージが貯まると、バジルの手には“ハピネスの剣”が。バジルは“ハピネスの剣”を振り回しながら「完全無敵のぶっとバスターX」を熱唱し、無事に魔女を撃退した。

平和を取り戻した魔法少女になり隊は「KI-RA-RI」を熱演し、ラストナンバー「NEVER ENDING STORY」へ。魔法少女になり隊メンバーと観客による力強いシンガロングを受けたバジルは感極まって涙をこぼしたが、最後は笑顔で「またいつか会う日まで」とファンとの再会を誓ってステージを降りた。

エンディング映像の終わりには、9月25日にミニアルバム（タイトル未定）がリリースされ、秋にそのアルバムを引っさげた全国ツアーが開催されることが発表された。歓声で満ちた会場に再登場した魔法少女になり隊は「ハレ晴レユカイ」「☆☆☆☆クエスト」を披露。「冒険の書1」ではこの日一番の大合唱を巻き起こし、3月から続いた「魔法少女になり隊 ONE MAN TOUR 2019 ～Aを取り戻せ！～」を大団円へと導いた。

また魔法少女になり隊は、7月2日に大阪・心斎橋CLUB DROPで自主企画「魔法少女になりな祭-Vol.6 大阪編」を開催。ライブアクトに空きっ腹に酒、DJにライブキッズあるある中の人を迎える。